Z会子会社が情報漏洩の可能性、アンケートシステム委託先が不正アクセス被害|サイバーセキュリティ.com

Z会子会社が情報漏洩の可能性、アンケートシステム委託先が不正アクセス被害



画像:株式会社葵より

学習支援事業などを手掛けるZ会の完全子会社の「株式会社葵」は2018年7月2日、何者かの不正アクセスによりアンケートシステムがサイバー攻撃を受け、個人情報141件を含む約5,400件のデータが流出したと発表しました。

攻撃を受けたアプリは「スマホ学習塾 アオイゼミ」。運営元である「Typeform社」がサイバー攻撃を受けた事により、情報漏洩へ至ったと説明しています。

事案の経緯は?

株式会社葵の説明によると、事案は2018年6月27日にTypeform社が認識。2018年6月30日にTypeform社より同社への通知が行われ、攻撃者がTypeform社の一部のバックアップデータを不正にダウンロードしたことが明らかになりました。

ダウンロードデータには株式会社葵のアプリが収集したアンケート情報が含まれており、今回の事案へと至った形です。

被害規模や再発防止策は?

今回の事案で流出したのは2017年5月8日~2018年3月9日の間に、同社が実施したアンケート情報です。個人情報は141件ほど含まれており、流出数は131名分のデータとのこと。

流出内容は以下のいくつか、もしくは全てです。

  • 生徒氏名
  • 生徒メールアドレス
  • 保護者氏名
  • 保護者メールアドレス
  • 電話番号

葵側は今回の事案を受けて、被害関係者にメールにて個別に謝罪。更に電話窓口を開設する対応を取っています。また、システムに関しては、別サービスへの乗り換えや自社システム開発も視野に入れた対応を実施すると説明しています。

参照お客様情報の流出に関するお詫びとお知らせ/株式会社葵


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