長野県は2018年4月17日、県が運営する公共的活動応援サイト「長野県みらいベース」に何者かの攻撃が確認されたことを発表しました。
長野県によると、同サイトの寄付受付機能に、不正なアクセスの痕跡が確認されたとのこと。幸い被害は生じていませんが、同サイトは一部機能を停止しています。
事件の概要は?
事件が起きたのは2018年4月14日~4月15日の2日間。「長野県みらいベース」の寄付受付にて、何者かが合計2万回以上のカード番号が入力した痕跡が確認されました。
攻撃を確認した長野県は、翌日の2018年4月16日には寄付受付機能の停止を決定。その後の調査により、
- 不正入力で決済されたカード情報が存在しないこと
- サイバー攻撃による個人情報の漏洩が起きていないこと
などをウェブサイト上に公表しています。
メンテナンス後には再開予定
長野県は本件について警察への連絡を行った上で、メンテナンス後に寄付サービスの再開を行う予定です。
幸いサイバー攻撃による被害は起きませんでしたが、公共機関や企業がサイバー攻撃のターゲットになる頻度も増えており、今後も警戒が必要と見られます。
参照寄附募集サイト「長野県みらいベース」へ不正アタックがありました/長野県