NTT法人向けルーターにサイバー攻撃の可能性、現在も調査中|サイバーセキュリティ.com

NTT法人向けルーターにサイバー攻撃の可能性、現在も調査中



※2018年3月30日、一部内容を修正いたしました。NTTとNICTの共同で調査が行われているとの情報は誤りです。関係各所の皆様にお詫び申し上げます。

2018年3月に入り、NTTの法人向けルーターが何者かのサイバー攻撃の標的にされた可能性が高まっています。

NTTらによると、対象となるルーターを経由してネット接続を行うと、端末に意味不明なメッセージが表示されるとのこと。現在のところ詳しい原因は明らかにされていませんが、不正アクセスによる可能性が強く疑われています。

対象となる端末は?被害の内容は?

NTT東日本によると、不具合が疑われる端末は「Net community」の「OG810」及び「OG410」シリーズです。

被害内容は、これらのルーターを経由して接続すると、画面に不自然な日本語が表示され、ネットへの接続が遮断されるというもの。当然NTTへの問合せが相次いでおり、2018年3月27日時点で既に合計24件の問合せがあったとのことです。

該当のルーター以外の被害の可能性も

NICTの関係者によると、同組織では同様の不具合を既に確認。調査を継続してきたと説明しています。今回のようにメッセージを表示後にウィルスとみられるファイルが送り込まれる仕組みが確認されているとのことです。

ただし、現在のところ具体的な対策は見つかっておらず、特定のルーターにのみ発生するトラブルではない可能性も指摘されています。

〈参照〉ルーターにサイバー攻撃か ネット接続で不具合相次ぐ/Yahoo!ニュース


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