画像:昭和女子大学HPより
昭和女子大学は今月9日、同大学の専任教員が学生の個人情報を記録したUSBメモリを紛失していたことを、公式ウェブサイト上で公表しました。
同大学の発表によると、紛失したUSBメモリーは未だ発見に至っておらず、警察や鉄道関係者と連携して、捜索にあたっているとのことです。
非常勤講師としての出向先で紛失か
今回が起きたのは7月7日及び7月8日。当該教員が非常勤講師として出向している大学にて、講師用のパソコンにてUSBメモリーを使用したのち、昭和女子大での研究室でパソコン作業をした間に紛失したと述べています。
今回の事件では個人情報の外部流出は確認されていませんが、媒体であるUSBメモリーが紛失したままであることを考慮すると、とても安全とは言い切れない状況です。
USBメモリーには個人情報350件分が記録
昭和女子大学の発表によると、今回紛失したUSBメモリーに記録されていた情報は、学生の個人情報350件とのこと。平成28年度後期から平成29年度前期にかけての一部授業科目履修者が対象と発表しています。
なお、具体的な記録内容は学籍番号や氏名、出席状況、授業課題、成績評価が含まれているとのことです。
事件の公表から既に1ヵ月程度が経過しているものの、同大学は被害者である在学生や卒業生にはお詫びと報告の連絡を送付しており、今後の再発防止策への取り組みが求められている状況です。
<参照>個人情報を含むUSBメモリ紛失のお詫びとお知らせ/昭和女子大学