
画像:大阪府立図書館HPより
2017年1月10日、大阪府立図書館で単独利用しているメールサーバへの不正アクセスが判明し、サーバ内に送信前のスパムメール約22万件を確認したとの発表を行いました。
同館では、2016年11月24日にも不正アクセスが発生しており、より強固なセキュリティ対策を行っていた中での被害となりました。
事件概要
不正アクセス及びスパムメール蓄積は、2017年1月6日(金)午後8自40分に同館職員によって確認され、その後の調査により2016年12月27日よりサーバに対し不正アクセスが発生していたことが分かっています。
スパムメールの詳細は、英文で下記内容が記載されていたとのことです。
総額350万ドルの小切手を寄付するので、その管理料を支払ってほしい。
受領者の連絡先を教えてほしい。
URL:〇〇〇〇
同館では、メールが届いてしまった場合は開かないこと、万が一開いてしまってもURLをクリックすることの無いよう呼びかけを行っています。
また、今回の被害で個人情報の漏洩等は確認されていません。
事件を受けて
2016年11月24日に発生した一度目不正アクセス以降、メールサーバのパスワードを変更するなど、セキュリティを強固にしていたとのことでしたが、結果的に再度不正アクセスを受けており、対策の不十分さが露呈する事となりました。
同館では今回の再被害を受けて、メールサーバの設定を変更し、サーバの監視強化をするとのことです。さらに外部の専門家を招きシステムの再構築を行っていくとしています。
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- 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
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- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
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