
ニュースの概要
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2016年9月29日、偽のウイルス警告メッセージをPCに表示し、サポート電話番号宛に問い合わせるよう促す手口に関する相談が急増しているとして、確認されている電話番号を公表し、対処方法などをセルフチェックできる診断チャートを公開した。
Webサイト閲覧中にポップアップで「注意:あなたのコンピュータでウイルスが見つかりました!」などと警告画面が表示され、サポート関係者と称する電話番号や、電話がつながるまでコンピュータやインターネットを使用しないよう促すメッセージが表示されるという。実際に電話をかけてしまうと遠隔操作ツールを送り込まれたり、有償サポートの契約をさせられるといった被害にあう。
IPAでは、今年6月の時点でも注意を呼び掛けていたが、その後も相談件数は増え続け、8月は200件に上り、さらに9月は29日時点で200件を超えた為、再度注意喚起を図ったという。
その後の対応
偽の警告メッセージを表示する具体的なURLなどは不明で、相談者が広告バナーなどを不用意にクリックしたり、リダイレクトされたりする過程で表示された可能性があり、ウイルス感染によるものではないため、表示後にブラウザを終了させるだけで問題は無く、その後も繰り返し表示される場合は、Webブラウザの設定で対処できるという。
IPAが8月から9月28日までに偽の警告メッセージで確認したとするのは
03-4510-2310
03-4588-1468
03-4510-2484
03-4588-1340
03-4588-1412
050-5846-8249
050-5865-4046
050-5865-4085
以上の電話番号へ問い合わせることは注意し、あわせて公開した「セルフチェック診断チャート」では、寄せられた相談をもとに状況をパターン化。質問に回答していくことで、実際の被害の有無などについて診断結果が提示され、それぞれ必要な対処についての注意喚起情報やFAQの項目にリンクしているという。
考察
被害の急増が気になるところだが、公開された電話番号のの注意やセルフチェックを利用していき、基本的なセキュリティ対策とウイルス対策製品の併用も忘れてはいけない。
関連リンク
・IPAによる該当報告
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- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
- 6.中小企業がITセキュリティ対策としてできること
- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
- 6-2.構想を具体化する技術的対策
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