
ニュースの概要
パロアルトネットワークスが、サイバー攻撃グループ「Sofacy」によるAppleのOS Xを対象とした新たなトロイの木馬型マルウェアを発見したという。
同マルウェアは「Komplex」と名付けられ、ファイルのダウンロード・実行・削除ができるほか、コマンド アンド コントロールサーバと接続して外部へデータを送信する機能を持つという。
同社は、MacKeeperのアプリケーション内の脆弱性を利用して感染を広げていたと分析し、端末の利用者へは感染に気づかないようプレビューアプリからPDFファイルを開く機能を備えていた他、Googleに対するリクエストを行い、レスポンスがあるまで活動を行わないといった機能を持つという。
同マルウェアの標的情報については入手できないというが、航空宇宙業界の個人を対象とした攻撃、およびトロイの木馬を配信するためにMacKeeperのエクスプロイトを悪用した攻撃で使用されていると見られる。
Sofacyとは?
Sofacyとは、ロシアの政府からの支援を受けて活動するサイバー攻撃グループで、「APT28」「Sednit」「Fancy Bear」「Tsar Team」「Pawn Storm」としても知られている。
少なくとも2007年より、他国の政府や軍、安全保障機関などに対しての活動が確認されており、最近では世界反ドーピング機構(WADA)に対する攻撃を行ったとして知られている。
関連リンク
・パロアルトネットワークスによる報告
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- 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
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- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
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