
画像:株式会社日邦バルブより引用
株式会社日邦バルブは2025年5月15日、同社にて2025年3月18日に発生したランサムウェア感染問題について、調査の結果、343名の個人情報や社内情報の流出が確認された旨、続報しました、
日邦バルブによると、同社ではランサムウェア感染に伴い、メールサーバーや財務システムなどの一部が一時的に使用不能となる事態に陥りました。外部のセキュリティ専門家と連携して実施されたフォレンジック調査により、ファイアウォールの脆弱性対策とウィルス対策ソフトの更新に不備があったことが、攻撃を許した一因であると判明しました。
流出が確認されたのは、社内業務用の文書に含まれていた従業員の氏名や性別、生年月日、住所、連絡先、メールアドレス、健康診断結果などの個人情報です。マイナンバーやクレジットカード情報の漏えいは確認されず、また、取引先や顧客の個人情報についても保管場所が異なるため、流出はなかったとしています。
日邦バルブは不正アクセス発生直後に長野県警松本警察署および県警本部に報告し、2025年4月1日には正式に被害届を提出しました。同社は犯行グループからの金銭的要求などには一切応じていないとのこと。また、生産・販売に関するシステムは影響を受けず、業務も通常通り行われているとのこと。同社は今後、ITセキュリティの強化や情報管理体制の見直しにより、再発を防止するとしています。
参照ランサムウェア攻撃による情報漏えい等調査結果について|株式会社日邦バルブ