職務の分離|サイバーセキュリティ.com

職務の分離

職務の分離(SoD: Segregation of Duties)は、組織内のセキュリティとコンプライアンスを確保するために、重要な業務プロセスを複数の担当者に分割して割り当てる原則です。これにより、1人の担当者がすべての権限を持つことによる不正行為やミスのリスクを低減します。例えば、支払いの承認と実行を別の担当者に割り当てることで、不正な支払いが行われるリスクを減らすことができます。職務の分離は、特に財務や人事、ITシステムの管理において重要であり、内部統制の一環として実施されます。この原則を徹底することで、組織全体のセキュリティと運用の信頼性が向上します。


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