NTTドコモ流出懸念に続報発表、元派遣社員が596万人の情報不正持ち出しか|サイバーセキュリティ.com

NTTドコモ流出懸念に続報発表、元派遣社員が596万人の情報不正持ち出しか



画像:株式会社NTTドコモより引用

株式会社NTTドコモは2023年7月21日、同社および「ぷらら」および「ひかりTV」に関係する業務委託先のパソコンから個人情報が流出した問題について、「流出規模が前回発表より増加したこと」、「原因が元派遣社員による不正行為である」ことなど続報を発表しました。

同社やぷららを巡る問題は2023年3月、同社が業務委託先のパソコンから業務で行われるはずのない外部通信が発生し、ユーザー個人情報が流出した可能性があると公表したことにより浮上しました。同社は当初、流出規模について最大約529万人と説明していましたが、その後の調査結果を踏まえたものである今回の続報では、解約者を含む「約596万件」に増加したとのこと。

また、同社は2023年3月の発表において流出原因は「業務に使用しているパソコンからお客さま情報が流出した可能性があること」に留めていましたが、調査の結果、「業務委託先である株式会社NTTネクシアの元派遣社員が、お客さま情報を含む業務情報を不正に外部に持ち出したこと」と詳細を発表。

同社は情報の不正利用について確認されていないとしていますが、情報の持ち出しが従業員による恣意的なものである場合、強く懸念されるものと見られます。同社は今後、顧客情報を扱う全業務について再点検を実施するなど、再発防止に努めるとのことです。

参照【お詫び】「ぷらら」および「ひかりTV」をご利用のお客さま情報流出のお知らせとお詫び/株式会社NTTドコモ


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