個人情報記録紛失も強固なセキュリティ理由に公表まで2カ月、広島県環境保全センター|サイバーセキュリティ.com

個人情報記録紛失も強固なセキュリティ理由に公表まで2カ月、広島県環境保全センター



画像:公益社団法人広島県環境保全センターより引用

公益社団法人広島県環境保全センターは2023年2月24日、同センターが浄化槽のシステム開発を委託している事業者の職員が、浄化槽管理者38名の個人情報を記録した可能性のあるパソコンを紛失したと公表しました。

センターの説明によると、問題の職員は2022年12月28日、帰宅途中にノートパソコンを紛失しました。職員は紛失後、関係箇所の捜索や警察に届出をしましたが、公表時点で発見には至っていないとのこと。

センターは紛失日から公表に約2カ月を要した理由について、委託先より「高度なセキュリティを施していることから、紛失による漏洩リスクはないものと考えている」と説明を受けたことを挙げています。紛失したハードディスクは暗号化処理されており、解読が困難なパスワードによる起動・読み取り防止措置も取られているとのこと。また、OSについても認証によるセキュリティ設定をしているとしています。

なお、センターは委託先および職員との間で「個人情報保護法」の遵守や「秘密保持」の誓約を交わしていました。センターは委託先に対し、今後は機器に個人情報が含まれている場合、持ち出しを禁止するよう、指導を徹底したとのことです。

参照個人情報を含んだノートパソコンの紛失についてのお詫びとお知らせ/公益社団法人広島県環境保全センター


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