市の承認得ずに持ち出した個人情報入りの社用パソコンを盗まれる、横浜|サイバーセキュリティ.com

市の承認得ずに持ち出した個人情報入りの社用パソコンを盗まれる、横浜



画像:横浜市より引用

横浜市は2022年11月11日、市内の複合施設「象の鼻テラス」の運営に使用している個人情報入りのパソコンが何者かに盗まれたと明らかにしました。

説明によると、被害を受けたのは象の鼻テラスの運営再委託先企業に所属する従業員で、電車での通勤途上、業務用パソコンを何者かに盗まれたとのこと。像の鼻テラスでは「ダンス縁日」、「ZOU-SUN-MARCHE」などの催事を開催していましたが、対象のパソコンはこれらの催し物の参加団体の代表者や出店者のほか、事業に関連する企業の担当者名など合計518名の個人情報が記録されており、流出の懸念が生じています。

横浜市によると、盗まれたパソコンにはログインパスワードが設定されているものの、被害が懸念されるデータには、パスワード設定されたものと、されていないものが存在します。公表時点で情報流出は確認されていませんが、パソコンも発見に至っておらず、流出の可能性を完全には否定できない状況です。

なお、横浜市では、運営団体との契約において、市の事前承認を受けずに個人情報の外部持ち出しをしないよう定めていました。今回の事案は市の承認を得ないまま持ち出しを行った結果、発生したものであるため、今後は委託契約に定められた取扱いを徹底するよう指導したとのことです。

参照象の鼻テラス運営団体の社用パソコンの盗難について


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