過去のやり取りを模倣しEmotet感染狙う不審メール送信、放電精密加工研究所がお詫び|サイバーセキュリティ.com

過去のやり取りを模倣しEmotet感染狙う不審メール送信、放電精密加工研究所がお詫び



株式会社放電精密加工研究所は2022年7月7日、同社の実在従業員を名乗る不審メールの発信を社内外で確認したと明らかにしました。

説明によると、社内外から同社宛に「不審メールが届く」との問合せがあり調査したところ、実在従業員を名乗り「請求書送付のお願い」といった件名の不審メールが確認されたとのこと。また、不審メールは過去同社とメールでやり取りした宛先に送信されていました。

同社はこのため、不審メールがEmotetに関連したものである可能性を想定し、注意喚起しています。メールを開封しリンクや添付ファイルにアクセスするとEmotetに感染する可能性があるとして、受信者らにメールを削除するよう呼びかけています。

重大インシデントとしてセキュリティ対策

感染元のメール情報を窃取し不審メールに転用する例はEmotetにおいて頻繁に見られる事象です。2022年に入り国内ではEmotet感染例が増加しており、各企業では警戒や対応に追われています。

同社は公表時点で、確認されている不審メールがEmotetによるものと推定しています。同社は事案を重大インシデントとして位置づけ情報セキュリティ対策の強化に取り組むと発表しています。

参照弊社を装った不審メールに関するお詫びとお知らせ/株式会社放電精密加工研究所


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