セキュリティコード含むカード情報7,645件流出か|スイーツパラダイスオンラインショップ|サイバーセキュリティ.com

セキュリティコード含むカード情報7,645件流出か|スイーツパラダイスオンラインショップ



画像:井上商事株式会社より引用

井上商事株式会社は2022年6月7日、同社が運営するオンラインショップ「スイーツパラダイス オンラインショップ(以下:被害サイト)」にて外部からの不正アクセスが発生し、過去被害サイトにてクレジットカード決済したユーザーのカード情報7,645件(7,409名)が流出した可能性があると公表しました。

説明によると同社では2021年12月7日、被害サイトに関連する決済処理を行った一部のクレジットカード会社より、被害サイトから顧客カード情報が流出していることについて指摘を受けました。同社が事実関係を調査するため第三者調査機関に調査を依頼したところ、被害サイトには不正アクセスの原因となりかねない脆弱性が内在しており、これを攻撃者により利用された事実が判明しました。

同社によると、流出懸念の直接の引き金は、攻撃者が決済システム(ペイメントアプリケーション)を改ざんしたことによるものです。被害サイトでは顧客のカード情報を記録しないシステムを導入していましたが、攻撃者は入力されたカード情報が外部に流出するように改ざんしており、情報が流出した可能性が生じています。

カード番号や名義人名など流出か

井上商事株式会社によると、流出懸念の生じているカード情報は合計7,645件です。

対象となるのは同社が問題を把握するまで(2021年8月28日~2021年12月8日)の期間中に決済入力されたデータで、カード番号や名義人名、有効期限、セキュリティコードなどについて流出懸念が生じているとのこと。

なお、既に個人情報保護委員会等へは報告を済ませており、2022年6月7日より流出懸念の生じたユーザーに個別に注意を促すとしています。

ネットでは怒りの声が飛び交う

同社公表の情報によると、同社が流出懸念を把握したのは2021年12月7日のことで、公表日(2022年6月7日)までに約半年間が経過しています。

同社は公表が遅れた理由について、「混乱を避けるために対応準備を整えていた」と説明しています。即ち、情報が不確定な段階で公開すると混乱を招きかねず、調査機関の報告(2022年2月28日)やカード会社との連携等、対応準備を整えてからの告知が不可欠であると判断したしています。

もっとも、人気スイーツショップの流出ということもありネットでは現在、怒りの声が飛び交っています。Twitterではユーザーから公式に向け流出に対する質問が飛び交いましたが、公式側は回答できないとツイートしており、メールフォームに案内する対応を取っています。

参照不正アクセスによる個人情報漏えいの可能性のあるお客様へのお詫びとお知らせ/井上商事株式会社


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