画像:株式会社明光トレーディングより引用
株式会社明光トレーディングは2022年4月25日、同社が運用する複数のサーバーがランサムウェアに感染している事実が確認されたと明らかにしました。
説明によれば、攻撃が確認されたのは2022年4月19日で、同社は被害拡大を防止するため、外部専門家の助言のもと該当サーバーをネットワークから切り離す措置を講じたとのこと。ランサムウェア感染に伴い顧客情報や業務関連データが流出した可能性も生じており、同社は対応を急いでいる状況です。
なお、同社によると現在は専門家に加え関係各局や弁護士、警察等の協力のもと、復旧対応を取っているとのこと。通常業務については安全を確保した上で継続するとしています。
金融庁もセキュリティ対策の確認呼びかけ
現在、世界各国においてランサムウェア被害の報告例が増えている状況です。
原因はさまざまなものが指摘されていますが、全体として急増している最も大きな理由はウクライナ情勢の不安定化です。関連国家の支援を受けたハッカー集団だけでなく、混乱に便乗する形での攻撃集団も確認されており、予断を許さない状況です。
金融庁は2022年4月26日、国際情勢によるサイバー攻撃について触れたうえで、国内外の組織にてランサム被害が増加していると警告。国内企業においては連休前のセキュリティ確認を取るよう呼び掛けています。
参照弊社サーバーに対するランサムウェアによる攻撃に関するご報告/株式会社明光トレーディング
参照春の大型連休に向けたサイバーセキュリティ対策の実施について/金融庁