デンソー海外子会社がランサム被害、パソコン20台が暗号化|サイバーセキュリティ.com

デンソー海外子会社がランサム被害、パソコン20台が暗号化



自動車部品メーカーの株式会社デンソーの海外子会社がハッカー集団によるサイバー攻撃を受け、ランサムウェアに感染していた事実が明らかになりました。

情報によればデンソー社は2021年12月、自社のセキュリティシステムが外部からのサイバー攻撃を検出したため調査したところ、メキシコ子会社で使用していた端末20台がランサムウェアに感染していた事実が判明。

さらに攻撃者と見られるハッカー集団「Rook(ルーク)」から、データと引き換えに金銭の支払いを要求されたほか、ダークウェブ上にある追跡できないサイト上で「デンソーから1.1テラバイト相当のデータを盗み出した」と犯行声明を受けたとのことです。

身代金対応は明らかにせず

デンソー社によれば、被害を受けたパソコンはメキシコ工場内で使用していたものでいずれもランサムウェアによりデータを暗号化されていました。

同社が調査したところ、被害端末はいずれも古いネットワークで使用していたもので、事業活動に必要な重要データは含まれていないと判明。ただし、工場内の従業員の個人情報が含まれている可能性があるとしています。

なお、デンソー社は現在、身代金の支払い要求への対応を明らかにしていません。現地当局の捜査もあり、明かせないとしています。

参照デンソー、海外ハッカーからサイバー攻撃 北米拠点標的/日本経済新聞


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