グラウンドワークス、脆弱性原因で17,828名のカード情報流出|サイバーセキュリティ.com

グラウンドワークス、脆弱性原因で17,828名のカード情報流出



画像:株式会社グラウンドワークスより引用

株式会社グラウンドワークスは2021年11月30日、同社が運営するオンラインショップ「EVANGELION STORE(以下;被害サイト)」が何者かのサイバー攻撃を受けたことにより、過去被害サイトでクレジットカード決済したユーザー17,828名のカード情報およびログイン情報が流出した可能性があると明らかにしました。

グラウンドワークス社によれば、原因は被害サイトに内在していたシステム上の脆弱性です。2021年7月12日、被害サイトのユーザーが利用した一部クレジットカード会社より情報流出の可能性について指摘を受けており、事実関係を明らかにするため第三者調査機関に調査を依頼したところ、上記脆弱性を利用したサイバー攻撃が確認されたとのこと。

同社によると、不正アクセスを仕掛けた攻撃者は被害サイトのシステムの内部に侵入後、ペイメントアプリケーションに対して情報流出を目的としたと見られる改ざん行為を働いていました。これにより、改ざん期間中に被害サイトを通じて入力されたカード情報が流出した恐れが判明しています。

混乱避けるために公表遅れる

株式会社グラウンドワークスは不正アクセス判明後、個人情報保護委員会への報告および警察への通報等、関係当局への連絡をしています。

また、今後はモニタリングの継続等不正利用対策を進める一方で、2021年7月12日よりカード決済機能停止中である被害サイトについて、セキュリティ対策を実施すると発表。再開に向けて再発防止策を取る姿勢を明らかにしました。

なお、同社は被害懸念把握から情報公開に至るまで相当期間が経過した理由として、対応準備を整えていたと説明。被害情報が確定しないままに公表し混乱を招くより、調査結果および関係各社との連携を待っての公開が不可欠と判断したとしています。

参照弊社株式会社グラウンドワークスが運営する「EVANGELION STORE(オンライン)」への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ/株式会社グラウンドワークス


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