東京オリンピックチケットの購入者やボランティアスタッフが専用サイトにログインするためのIDやパスワード情報が、外部に流出していた事実が明らかになりました。
情報によると、流出したデータは10名ほどのログインIDおよびパスワードで、個人情報の暴露などに使用されている闇サイトに掲載されているとのこと。専用サイトにログインするための情報であることから、不正利用が発生すると氏名や住所などの流出にも繋がります。
政府から情報を受けた大会組織委員会は不正アクセスを防ぐため、該当アカウントのパスワードリセットを実施。現在は流出したパスワードで不正ログインできない状態になっています。
個人端末からの流出か
チケット購入者やボランティアのログイン情報となると当然、大会組織委員会が運用するシステムから情報が流出した可能性が指摘されます。
しかし、大会組織委員会は2021年7月22日、組織委員会のシステムからの情報流出を否定。事実関係を調査した結果、流出していない事実を確認したと説明しました。
流出対象となった情報は10名であることから、個人端末から流出した可能性が指摘されている状況です。
参照IDとパスワード、ネット流出は10人分 五輪チケット購入者ら