画像:株式会社クラウディアより引用
株式会社クラウディアは2021年6月14日、同社の運営するウェブサイト「クラウディア HP」に対する外部からのサイバー攻撃が確認され、過去同社サイトでカード決済したユーザーのクレジットカード情報8,644件が外部流出した可能性があると明らかにしました。
発表によると2020年10月8日、一部のクレジットカード会社より情報流出の可能性について指摘を受けたことにより、外部調査専門機関を通じた調査を開始。調査の過程において同社ホームページの決済システムに何者かが手を加え、ユーザーが入力した情報が外部に流出するようにしていた形跡が見つかったとのことです。
サイバー攻撃を受けるに至った原因は、同社システムに内在していた脆弱性です。同社が実施した調査によると、攻撃者はシステム上の脆弱性を利用して、同社決済システムに手を加えるに至ったとのことです。
対応準備整えるため公表遅れたと説明
株式会社クラウディアは現在、不正アクセスを受けたサイトからカード決済機能を停止し、セキュリティ強化を進めている状況です、流出可能性のある顧客に対しては発表後、個別に連絡を進めていくとのこと。
なお、同社はカード会社から流出可能性を指摘されてから公表に至るまで約8か月が経過した理由として、「対応準備を整えるため」と説明しています。同社によると、本来は速やかに公表すべきであると認識しつつも、情報が不確定な段階および対応準備が整わないまま公表することにより発生する混乱を避けるための判断とのことです。
なお、同社から流出した可能性のある情報は次の通りです。
対象となるユーザー | 対象期間 | 対象件数 | 対象の情報内訳 |
---|---|---|---|
期間中に被害サイトでカード情報を入力したユーザー | 2019年10月4日~2020年10月8日 | 8,644件 | カード名義人名・カード番号・カード有効期限・セキュリティコード |
参照弊社が運営する「クラウディア HP」への不正アクセスによる 個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ