画像:福岡県水産海洋技術センターより引用
漁業および養殖業などの試験研究を実施している福岡県水産海洋技術センターは2021年3月31日、同センターのメールサーバーが不正アクセスを受けたと明らかにしました。
同センターによると、不正アクセスを受けたメールサーバーは福岡県が委託して開発し、センターが運用している水温などの観測データを配信するシステムに使用していたもので、何者かがこれに対して攻撃を仕掛けた形跡が見つかったとのこと。
また、攻撃者はサーバーに登録されていた配信用のメールアカウントを利用して、迷惑メールを発信していた事実が確認されたとしています。
個人情報の流出はなし
福岡県水産海洋技術センターはメールサーバーへの攻撃を検出後、不正利用への対策を講じたとしています。また、受信者への対応として、発信された迷惑メールは県やセンターとは無関係であると説明した上で、開封しないよう呼び掛けています。
なお、センターによると、サーバーへの不正アクセスは事実であるものの、個人情報の流出などは確認されていないとのこと。センターは今後、再発防止に努めるとしています。