システム脆弱性でサイト改ざん、顧客情報5千件超流出か|株式会社ゆとりの空間|サイバーセキュリティ.com

システム脆弱性でサイト改ざん、顧客情報5千件超流出か|株式会社ゆとりの空間



参照:株式会社ゆとりの空間

株式会社ゆとりの空間は2021年3月31日、同社が運営するオンラインショップ「ゆとりの空間オンラインショップ」が何者かの手による不正アクセスを受けたことにより、過去同社サイトで新規登録したユーザーの個人情報5,009件について、外部流出の可能性が生じたと明らかにしました。

不正アクセスの原因は、同社サイトに内在していたシステム上の脆弱性です。発表によると、同社は2021年1月27日、新規会員登録したユーザーから「会員登録時にページが遷移する」と指摘が入り調査を開始。調査の過程で同社サイトに対するサイバー攻撃の可能性が疑われたため第三者調査機関を通じた詳細調査に切り替えたところ、何者かが同社サイトの脆弱性を利用して新規会員登録ページを改ざんし、情報を盗み取ろうとしていた形跡が見つかったとしています。

現在も調査継続、問題には暫定的な修正で対応

株式会社ゆとりの空間によると、同社は記事発表時点で第三者調査機関を通じた詳細調査の中途報告をしています。

報告によると、現時点で同社サイトから合計5,009名分の情報について、流出の可能性が生じているとのこと。流出対象者は2020年12月8日~2021年3月9日の期間中に同社サイトで新規会員登録したユーザーで、流出情報として氏名や住所のほか、電話番号やメールアドレス、パスワード情報などの項目が含まれている可能性があるとのこと。

同社はこのため、調査結果により判明した被害ページについて暫定的な修正を実施したほか、クレジットカード会社などの決済関連事業者と相談し、カード決済の停止および不正利用の監視強化を実施。今後は全容解明に向けて調査を継続するとともに、再発防止に向けた措置を検討するとしています。

なお、被害可能性のある会員に対しては個別に連絡を取るほか、コールセンターを設置し対応する方針です。

参照弊社が運営する「ゆとりの空間オンラインショップ」への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ/株式会社 ゆとりの空間


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