画像:上毛新聞
群馬県の地元メディアである株式会社上毛新聞社は2020年10月29日、同社が運営する一般ユーザー向けサービス「上毛新聞愛読者クラブ ジョモだち」の登録ユーザー情報が外部流出した可能性があると明らかにしました。
発表によれば、情報流出の形跡を発見した外部のセキュリティ企業から上毛新聞社に向け、不正アクセスによる情報流出の可能性を指摘する連絡が入ったことにより発覚。上毛新聞社側がこれを調査したところ、「上毛新聞愛読者クラブ ジョモだち」登録ユーザーアカウントのうち、約5,000件のやメールアドレスが流出した可能性が判明したとのことです。
なお、上毛新聞社によると、不正アクセスにより流出した情報は既に悪用されるなどしており、対象者には金銭を要求する不審なメールが届いているとしています。
警察に報告するも後の祭りか、一時閉鎖へ
上毛新聞社は2020年10月28日、不正アクセスへの対応策として、群馬県警に被害を報告したほか、被害の可能性があるユーザーに不審なメールを開封しないよう呼び掛けています。もっとも、こうした対策を進めても既に流出した情報を取り戻す術はなく、同社は「上毛新聞愛読者クラブ ジョモだち」の一部閉鎖を決定しました。
参照不正アクセスで情報流出 上毛新聞愛読者クラブ「ジョモだち」