東京電力のグループ会社である東京電力エナジーパートナー株式会社は2020年10月13日、同社が運営するウェブサービス「くらしTEPCO web」について、外部からのパスワードリスト型攻撃と思われる大量のアクセスを確認したと明らかにしました。
同社によると、攻撃は2020年10月5日~2020年10月11日にかけて発生したもので、外部から流出したと思われる特定のIDとパスワードの入力行為が繰り返されたとのこと。
被害は同サービスの会員アカウント260件に及び、氏名や住所、電力使用量などの情報が流出した可能性があるほか、同サービスの会員でないユーザーについても攻撃者の登録行為により、登録確認メールが発信されたとしています。
パスワードの流用さけてと呼びかけ
東京電力エナジーパートナー株式会社は現在、サービスの全登録アカウントのパスワード設定を初期化するため、準備を進めている状況です。
同サービスにはポイント機能がついており不正利用の懸念はないと確認されているものの、念のため停止する決定も下しています。
一方、被害ユーザーをはじめ、登録ユーザー顧客に対しては、パスワードの変更を呼びかけています。また、再発防止の意味において、パスワードの使い回しを避けるほか、定期的な変更を呼びかけています。