国際ホテルグループ・マリオットインターナショナル傘下のウェスティンホテル大阪は2020年8月28日、同ホテルの運営する「ウェスティンホテル大阪 オンラインショップ」が何者かの不正アクセスを受け、同サイトを過去に利用したユーザーの一部のクレジットカード情報1,039件が流出した可能性があると明らかにしました。
同社によれば2020年5月29日、同社サイトと取引関係にある一部のクレジットカード会社より「顧客カード情報についての流出懸念」の通知を受け、疑惑が浮上。
これを受けた同社が第三者機関を通じて調査を進めたところ、同社オンラインショップの決済システムがサイバー攻撃により改ざんされており、流出の可能性が明らかになったとしています。
カード情報流出の可能性も他の個人情報は安全か
ウェスティンホテル大阪によると、今回の不正アクセスで被害の可能性が生じたのは、2019年5月6日~2020年5月17日の期間中にオンラインショップでカード決済を済ませたユーザー最大1,039名です。
対象ユーザーについては、名義人の名前やカード番号などに流出の懸念が生じていますが、一方で漢字氏名や住所・電話番号などのデータが格納されているサーバーは被害の痕跡が見つからず、安全性も確認が取れたとの報告をしています。
なお、同社は今回の事案を受け決済セキュリティシステムの改修を決定。同オンラインショップでのカード決済機能再開は、改めて発表するとしています。
流出対象となったカード情報の内訳
対象者 | 期間中に対象ショップでカード決済したユーザー |
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期間 | 2019年5月6日~2020年5月17日 |
件数 | 最大1,039名 |
内訳 | カード名義人名、カード番号、有効期限、セキュリティコード |
参照不正アクセスによるクレジットカード情報流出に関するお詫びとご報告/ウェスティンホテル大阪