在宅勤務中にマルウェア感染し拡散、従業員情報の流出懸念|三菱重工業|サイバーセキュリティ.com

在宅勤務中にマルウェア感染し拡散、従業員情報の流出懸念|三菱重工業



画像:三菱重工業株式会社

三菱重工業株式会社は2020年8月、同社の名古屋地区の拠点をとりまとめる社内ネットワークが外部からの不正アクセスを受け、在宅勤務中の従業員のPC端末がマルウェアに感染する事象が発生したと明らかにしました。

同社によると、名古屋地区では2020年4月頃より従業員の在宅勤務を進めていましたが、このうち1名(以後:当該従業員)が社内ネットワークを経由せずにSNSを利用したところ、PC端末がマルウェアに感染。

その後、2020年5月に当該従業員が問題のPC端末を社内ネットワークに接続したため、マルウェアは社内ネットワークを経由し、別の端末に対して拡散。この結果、データベース内に記録されていた、従業員の個人情報などについて、流出の懸念が生じているとしています。

機密情報の流出はなし

三菱重工業は名古屋地区に民間航空機など高度な技術を要する工場を保有しています。

このため、同社ネットワークからの情報流出が懸念されていましたが、同社発表によると、「機密性の高い技術や取引先の情報の流出はなかった」とのこと。ただし、サーバー設定に関する情報や、従業員の氏名やメールアドレスなどについて、流出の可能性があるとしています。

参照:当社グループ名古屋地区のネットワークに対する第三者からの不正アクセスに係る件/三菱重工業株式会社


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