海外子会社のメールアカウント乗っ取り被害、ウイルスメール800件送信|古野電気株式会社|サイバーセキュリティ.com

海外子会社のメールアカウント乗っ取り被害、ウイルスメール800件送信|古野電気株式会社



画像:古野電気株式会社より引用
古野電気株式会社は2020年6月29日、同社系列の海外グループ会社「FURUNO SINGAPORE Pte. Ltd」の管理するメールアカウントが何者かのサイバー攻撃により乗っ取られ、迷惑メールを発信する事象が確認されたと明らかにしました。
古野電気社によると、攻撃者はアカウントを乗っ取ったあと、同社名義のメールアドレスを使用してウイルスファイルを含んだ電子メールを送信。宛先は同社海外子会社の取引堺などに宛てられ、その数は合計800件に及んだとしています。

他のアカウントには被害なし

古野電気株式会社の公式ウェブサイトは記事発表時点で、メールアカウントの具体的な奪取方法などを明らかにしていません。ただし、同社は既に他のメールアカウントへの調査を実施し、不正利用がないことを確認したと発表。合わせて、ウイルスメールによる被害も確認されていないと説明しています。
なお、同社は今後の対策として、国内外のグループ会社におけるセキュリティ体制を強化すると発表。再発防止に努める考えを示しています。
参照当社の海外グループ会社メールアカウントへの不正アクセス発生による迷惑メール送信について/古野電気株式会社


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