画像:HOYA株式会社より
中日新聞が2019年4月7日、光学機器メーカーの「HOYA」社がのハッカーによる攻撃を受け、タイ工場を中心とする100台近くのPCがマルウェアに感染したと報じました。
マルウェアの影響で、工場の稼働に影響が出たとのこと。報道によると、攻撃者の動機は仮想通貨の獲得にあり、工場のPCリソースを狙った動き。仮想通貨採掘プログラムの実行の前段階として、社内端末に入力されたIDやパスワードを盗みとるために、スパイ系のマルウェアを送り込んだものとしています。
サーバーやソフトに影響
HOYAが事態に気付いたのは2019年3月。ネットワークサーバーの動作スピードが低下し、受注管理ソフトが使えなくなるなどの事象を解明するために調査を進めたところ、マルウェアが社内の別のPCに感染を試みていたとのことです。
ただしHOYAはスパイ系マルウェアに感染した時点で、対処を実施。サーバーやソフトに影響が発生したものの、仮想通貨採掘プログラムの感染は防ぎました。
参照HOYAにサイバー攻撃 レンズ生産に遅れ/Yahoo!ニュース