画像:島根大学医学部附属病院より

国立大学法人島根大学医学部付属病院は2018年11月19日、出雲市で発生した殺人事件の被害者が搬送された際に、医師ら職員による電子カルテの不適切な閲覧記録が確認されたことを発表しました。

電子カルテへのアクセスは312名に及んでおり、同院は「診療・業務に関連したものではない者が含まれている」との見解を発表。家族など関係者に対して謝罪を表明し、再発防止に努める考えを示しています。

カルテの閲覧制限を実施

発表によると、不正閲覧の対象となったのは2018年11月5日に出雲市で発生した殺人事件。無職の82才女性と医療事務職の46才女性が殺害され、同居する20代男性が事件への関与をほのめかしている事件と推察されます。

関連<出雲女性2遺体>20代次男が関与ほのめかす/Yahoo!ニュース

病院側の説明によると、被害者らが同院に搬送された後、医師や看護師らによる業務に直接関係のないアクセスが殺到。事態を憂慮した病院側は2018年11月7日にカルテの閲覧制限を設定しています。

同院によると、カルテの不正閲覧は内部規定に抵触する恐れがあるとのこと。職員から聞き取り調査を行い、再発防止に努める考えです。

過去には訴訟も

過去には宮城県の大崎市民病院にて、電子カルテの不正閲覧による提訴が発生した事例もあります。

同院では、医療事務員として勤務する女性の子供2名が入院した際に、関係者ら合計24名による、興味本位の不正閲覧が発生。その後、医療事務員として勤務する母親が職場の上司から「電子カルテを不正閲覧していなければ知りえない情報」を伝えられたため、提訴へと至った事件です。

プライバシー侵害が争われたこの事例では、大崎市民病院に所属する病院職員や、医療事務受託業者のニチイ学館の事務員らを相手に900万円の損害賠償の請求が行われました。興味本位の行動が大きな影響を及ぼした事例です。

参照病院職員による不適切なカルテ閲覧に関するお詫び/島根大学医学部附属病院

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