河川監視カメラに不正アクセス、侵入者がパスワード変更し制御不能に|上尾市|サイバーセキュリティ.com

河川監視カメラに不正アクセス、侵入者がパスワード変更し制御不能に|上尾市



画像:上尾市ホームページより

埼玉県上尾市は2018年4月27日、同市が保有する河川の水位監視カメラ1台(市民により閲覧が可能であったもの)が何者かのサイバー攻撃を受けた結果、本来の映像とは別の映像が表示されていたことを公表しました。

上尾市は監視カメラの公開を停止するとともに、今回の事案を上尾警察署に通報を行ったとのこと。現在は河川監視カメラの復旧に向けて、関係機関と調整を進めていると説明しています。

映像に「I’m hacked.bye2」の表示

上尾市の報告によると、不正アクセスが発生したのは2018年4月26日の17時ごろ。

芝川都市下水路鎌倉橋に設置された河川監視カメラを、インターネット回線を通じて市民に公開していたところ、突如「I’m hacked.bye2」の文字が表示。

市によると監視カメラに設定されていたパスワード等が攻撃者により解析され、侵入を許したと説明しています。

千葉県八千代市でも同様の犯行か

なお、今回の事案に見る監視カメラへの不正アクセスは、千葉県八千代市でも確認されています。

犯行は2018年4月24日に行われ、水位監視カメラがターゲットになった点と「I’m hacked. bye2」の文字が表示された点が共通。同一犯による可能性が指摘されています。

参照芝川都市下水路鎌倉橋河川監視カメラへの不正アクセスを確認しました/上尾市
参照八千代1号幹線水位監視カメラへの不正アクセスを確認しました/八千代市


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