画像:札幌医科大学HPより
11月24日、北海道公立大学法人「札幌医科大学」にて、同大学に所属する教員が学生らの個人情報が記録されたノートパソコンを紛失していたことが明らかになりました。
同大学はの発表によると情報が漏洩する可能性は低いとのことですが、学生らに与える不安を憂慮し、ウェブサイト上で謝罪を表明しています。
個人情報紛失の経緯は?
今回の個人情報紛失事故が起きたのは、2017年11月20日。同大学の医学部に所属する教員が出張のために新千歳空港を訪れた際、同空港内に置き忘れてしまったことに起因します。
該当ノートパソコンの記録媒体には、1989年から2017年現在に至るまでの学生データ約3,000人分の「成績や顔写真」が記録。当該大学教員が20日の午後20時頃に気が付いたことにより、紛失が明らかになりました。
なお、同大学では大学所有のノートパソコンを外部に持ち出す際は申告が必要と定められていたとのことですが、当該大学教員はその手続きを取っていませんでした。
ちょっとした不注意が多大な被害を生む事も
今回のような記録媒体の紛失事故は、全国各地で比較的多く発生しています。幸い今回は深刻な漏洩事件にはなり難いとのことですが、過去にはこのような事故が大きな事件を読んだ例も少なくありません。
最悪の場合、こうした紛失事故が会社や組織に致命的な打撃を与えることも十分に考えらえれるわけです。今回の事件を他山の石とし、現代社会に生きるわたしたちはより一層の警戒が必要だと言えるでしょう。
<参照>
医学部学生に関する情報が入ったパソコンの紛失について(お詫びと概要)/「札幌医科大学
学生情報含むPCを空港に置き忘れて紛失 – 札幌医科大/Security NEXT