ショッピングサイト利用者のクレカ情報6,860件が流出、約700万円の被害も-ハワイアンズ|サイバーセキュリティ.com

ショッピングサイト利用者のクレカ情報6,860件が流出、約700万円の被害も-ハワイアンズ



画像:ハワイアンズモールHPより

7月12日、福島県のレジャー観光施設「スパリゾートハワイアンズ」を運営する、常磐興産株式会社は、ショッピングサイト「ハワイアンズモール」が不正アクセスを受け、一部のクレジットカード情報が最大で6,860件流出したと発表した。またこのうち、約700万円の不正な買い物が確認されているという。

スパリゾートハワイアンズ施設内でのクレジットカード利用や、宿泊予約サイトにおいての利用については、今回の問題の対象外で被害報告も受けていない。

流出情報

情報が流出したのは、2017年2月10日~5月25日に「ハワイアンズモール」を利用した顧客のカード情報。

  • カード会員名
  • カード番号
  • 住所
  • カード有効期限
  • カードセキュリティーコード

パスワードは含まれていないという。

流出原因は、サイト内のシステムで使用しているソフトウェアの脆弱性を衝いた第三者からの不正アクセスと推定。引き続き原因究明を進めていくとのこと。

発覚までの経緯

5月25日、クレジットカード決済委託会社から、カード情報流出の可能性があるとの指摘を受け、「ハワイアンズモール」のクレジットカード決済の利用を停止し、被害状況および原因究明のため社内調査を進めるとともに、PCF社へ調査を依頼、実施した。

6月30日、PCF社から最終調査結果報告で、不正アクセスによるクレジットカード情報等が流出したことが判明した。

対応策

被害報告を受け、同社は以下の対応を実施。

  • 同サイトでのクレジットカードの利用停止
  • 不正アクセスの監視強化
  • クレジットカード会社に対する不正利用モニタリングの実施要請
  • 関係官庁(個人情報保護委員会他)への報告
  • 警察への報告及び相談

被害にあった顧客に対しては、文書にてお詫びとお知らせをするとともに、問い合わせ専用窓口を設置し、問い合わせに応じる。

 

<参照>不正アクセスによる個人情報流出に関するお詫びと報告/常磐興産株式会社


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