ニュースの概要
オンラインゲームを開発・提供する「NEXON」を騙ったフィッシングメールが出回っているとして、2016年11月21日、同サイト上やフィッシング対策協議会が注意するよう呼び掛けている。
問題のメールの件名や本文には、基準値を超えた異常な回数のログイン試行が確認され、不正アクセスによる情報漏えいの可能性があると受信者の不安を煽る内容が記載されており、確認や対策を図るように添付したURLからフィッシングサイトへと誘導し、NEXONのID・パスワード・ワンタイムパスワードといったアカウント情報を入力させるという。
同社では同様の事例が発生した場合に警告メールを送信しており、今回のフィッシングメールはそれを装っているといい、フィッシングサイトでアカウント情報を入力するとエラーが起きたかのように見せかけて、同社の正規サイトへ遷移されるよう作られているという。
その後の対応
フィッシング対策協議会では、問題のフィッシングサイト閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターに調査を依頼しているが、21日11:30現在にも同サイトは稼働中で、類似サイトが公開される可能性もあるとして、注意喚起と情報提供を呼び掛けている。
考察
NEXONの報告によると、問題のメールは同社のサービス登録者以外にも送信されているといい、不審なメールには十分に注意したい。
関連リンク
・NEXONによる報告
・フィッシング対策協議会による報告