
画像:堺市より引用
堺市(大阪)は2025年5月27日、堺市立の特別支援学校で、児童生徒64名分の個人情報を記載した電子メールを誤送信し漏えいしたと発表しました。
堺市によると、誤送信は堺市南区にある堺市立上神谷支援学校で発生しました。同校では、複数の事業者が放課後等デイサービスを提供していましたが、このうち1事業者に対し、他の事業者を利用している児童生徒の氏名、学年、利用事業所名、6月の利用予定日、バスコースなどの情報を含むデータが誤送信されました。
堺市立上神谷支援学校は、児童生徒の下校支援のため、各デイサービス事業者から通所予定の提供を受け、送迎バス会社に通所予定表を共有していました。通常は個人情報を含まないよう配慮してやり取りしていましたが、2025年5月20日に同校職員が本来必要とされている管理職の承認を得ずに、電子メールを送信したところ、誤って他の事業者から収集した名前等が入力されたデータ添付し送信する事態となりました。
堺市は事案を受け、担当者が管理職の承認を得ずに送信したこと、内容を確認しないまま送信したことにより、漏えいが生じたと説明しています。市の教育委員会は今後、メール業務の運用見直しや個人情報の適切な取扱いに関する研修を実施し、再発を防止する旨、発表しました。
参照市立特別支援学校における個人情報漏えい事案の発生について|堺市