医師ら使用の患者212名の情報入りUSBメモリを紛失│兵庫医科大学|サイバーセキュリティ.com

医師ら使用の患者212名の情報入りUSBメモリを紛失│兵庫医科大学



画像:兵庫医科大学より引用

兵庫医科大学は2025年5月9日、同大神戸キャンパスに所属する医師と学生が使用していた患者212名の情報が記録されたUSBメモリの紛失を発表しました。

兵庫医科大学によると、紛失に関与した2名は2024年11月26日、論文作成のために患者の情報が記録されたUSBメモリを使用しました。ところが2025年3月11日に確認されたのを最後に、USBメモリを紛失。同大は2025年3月13日に報告を受け、関係各所を捜索しましたが、発見には至っていません。

兵庫医科大学によると、紛失したUSBメモリはセキュリティ措置について、講じていない状態でした。内部には特定期間・特定診療科の患者212名の生年月日や病名、検査データなどが記録されていましたが、氏名や住所等は記録がないとのこと。公表時点で情報が外部流出したとみられる形跡も確認されていません。なお、同大は影響が懸念される患者宛に文書を送付し、謝罪しました。

同大は今後、外部記憶媒体の使用の制限や管理の徹底により再発を防止するとしています。

参照個人情報を含むUSBメモリの紛失について(お詫び)|兵庫医科大学

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