
画像:医療法⼈桂名会より引用
瀬尾記念慶友病院を運営する医療法⼈桂名会は2025年3月18日、瀬尾記念慶友病院の公式ホームページの掲載ファイルに不備があり、同院患者の個人情報や病名等を含む情報を誤って公開状態にしていたと発表しました。
桂名会によると、瀬尾記念慶友病院はホームページ掲載作業を事業者に委託しており、事業者は2025年2月27日、瀬尾記念慶友病院の手術実績件数データの掲載作業を実施しました。ところが掲載ファイルにミスがあり、本来公開すべきでない、患者の個人情報や病名等を含むファイルをホームページ上で公開する自体が発生しました。
誤掲載は2025年3月10日、瀬尾記念慶友病院の担当者が気付き発覚しました。事態を確認したところ誤掲載ファイルには2024年1月4日~2024年8月6日に同院で手術を受けた患者106名の氏名や性別、年齢のほか、病名や手術術式、手術日等が公開状態にあったことが判明しました。
桂名会は漏えいの原因について、データ確認の不備を指摘しています。同会によると、通常はホームページ更新前、病院担当者及び業務委託先確認者による 2 名での⼿続きを経て掲載データの確認をしていました。ところが誤掲載発生時、病院担当者側から送付された⼀次情報を、業務委託先確認者側が⼗分に確認せず、掲載していたとのこと。同会は今後、個⼈情報の重要性と厳格な管理を周知するとともにデータ作成の際の確認を徹底し、再発防止に努めると説明しています。