※この記事は2026年8月に更新されています。
スマートフォンが乗っ取られると、「アカウントなどに不正アクセスが行われる」「知らないアプリがインストールされる」「スマホの動作が急に重くなる」などの被害を受ける可能性があります。特にマルウェア(ウイルス)の種類や乗っ取りの手口によっては全くスマホに症状が出ず、気づかないうちにパスワードなどが盗まれる可能性も0ではありません。
- 身に覚えのないアプリがインストールされている
- バッテリーや通信量が急に減る
- 不審なログイン通知やアカウントの異常がある
- スマホの動作が急に重くなったり、再起動が増えた
このようなスマホの症状に一つ以上当てはまる場合、スマホの乗っ取りやハッキングの可能性も考えられます。
本記事は、スマホが乗っ取られているか確認する方法や対処法について解説していますが、気になる症状がある、またはスマホが乗っ取られたか心配な場合はすぐに専門業者へ相談して端末を調査してもらうことをおすすめします。
スマホの乗っ取り・ハッキングとは?仕組みと法的リスク
スマホの乗っ取りとは、ユーザーの認証情報(ID・パスワードなど)を盗み取ったり、なんらかの方法でスマホ自体のコントロールを奪ったりして、本人になりすまして操作する行為を指します。一方「ハッキング」は、システムやネットワークの脆弱性を悪用して無許可で情報システムに侵入し、不正アクセスやデータの改ざん・窃取を行う行為全般を指す、より広い概念です。
| 用語 | 意味 | 主な手口の例 |
| 乗っ取り | 認証情報の盗取や端末制御の奪取によるなりすまし | フィッシング、SIMスワップ、不正アプリの利用 |
| ハッキング | 脆弱性を悪用した不正アクセス・データ改ざん・窃取 | 不正Wi-Fiの利用、マルウェア、システムの脆弱性を突く攻撃 |
これらの行為は日本国内では複数の法律に抵触する可能性があります。たとえば「不正アクセス禁止法違反」にあたる場合は3年以下の懲役または100万円以下の罰金、システムを不正に操作して利益を得るといった「電子計算機使用詐欺罪」に該当する場合は10年以下の懲役が科される可能性があります。乗っ取り・ハッキングは加害者側にとっても重い刑事責任を伴う犯罪行為です。被害にあった場合は「自分の不注意のせいだ」と抱え込まず、早期に対処することが大切です。
スマホの乗っ取り・ハッキング被害にあったらどうなる?
ハッカー(クラッカー)の動機や目的は様々です。スマホが乗っ取られてしまうと、知人や取引先などにも二次的な被害を及ぼすことがあり、甚大な被害につながりかねません。ハッカーがスマホを乗っ取り・ハッキングする目的は以下があります。
特に個人情報漏洩が原因で不正アクセスを受けていたり、盗聴・盗撮の被害を受けた場合は一刻も早く専門家に相談し、端末を調査してもらい、適切なセキュリティ対策につなげましょう。
個人情報や機密情報が盗まれる
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報などが盗まれると、アカウントの不正利用や不正請求、SNSでのなりすまし投稿、営業秘密の外部流出、データの遠隔削除といった二次被害につながるおそれがあります。漏洩した情報の削除や利用停止には時間がかかることも多く、被害の全体像を把握するための調査が必要になることもあります。
自身のスマホからパスワードなどの個人情報が漏洩していないか知りたい場合は簡易ツールで調べることもできますが、今までにどれくらいの情報が漏洩し、どのような経路でハッキングや乗っ取りの被害を受けたかまで詳しく知るには、専門家による情報漏えい調査を受ける方がより詳細な調査結果が得られることがあります。
遠隔操作による盗撮・盗聴
スマホのカメラやマイクを遠隔操作されると、プライベートな映像や音声を盗み取られ、ストーカー被害や情報漏洩、恐喝などに発展するおそれがあります。手口の一つとして監視アプリが使われるなど、実害が目に見えにくいため発覚が遅れやすく、被害期間が長期化しやすい点が特徴です。
アカウント乗っ取りによる不正利用・不正送金
パスワードやメールアドレスが漏洩すると、友人・取引先へのなりすまし連絡、銀行口座からの不正送金、クレジットカードの不正利用など、直接的な金銭被害に発展するケースがあります。被害の規模は数千円程度の不正課金から、口座からの不正送金のように大きな金額に及ぶケースまで様々です。
スマホが乗っ取り・ハッキングされたときの9種類のサイン
スマホに以下のサインが確認できる場合は、乗っ取り・ハッキングされている可能性があります。
①動作が重くなる・熱を持つ・電池がすぐ減る
スマホが乗っ取られ、バックグラウンドで不正なプログラムが稼働している場合、CPUやメモリに負荷がかかり、動作が重くなったり本体が熱を持ったりします。使用していないのに電池の減りが急に早くなった場合は特に注意が必要です。
②スマホ本体やカメラなどの機能が勝手に有効化・無効化される

GPSやカメラ、Wi-Fiが勝手にオン・オフを繰り返す、心当たりのない番号に自動発信される、セキュリティアプリが無効化される、パスワードが勝手に変更されるといった症状が見られます。iPhoneでは画面右上にオレンジ色のインジケーターが表示される場合、マイクが使用中であることを示しています。
③勝手に再起動を繰り返す
スマホが勝手に再起動を繰り返すときはハッキングやウイルス感染などによってスマホのシステムが異常を起こしていることが考えられます。OSのアップデートやウイルススキャンなどが難しい場合は、なるべく機器を操作せず、そのままの状態で調査会社に相談してください。スマホが再起動を繰り返す原因を調査し、ハッキングやウイルス感染被害の有無や範囲を調査します。
④通信容量がすぐなくなる、勝手にギガが減る
覚えのないデータ通信が発生している場合、マルウェアが外部と通信して情報を送信している可能性があります。
⑤通信料金が勝手に増える
「いつもと同じ使い方なのに通信料金が明らかに増加している」「身に覚えのないアプリや有料コンテンツの請求が届く」または「ECサイトで不正決済が行われている」という場合、不正なアプリやウイルスなどが勝手に外部と通信を行い、通信量が増えている可能性があります。
ただし、通販などで携帯料金と併せた決済などを利用した際にもその分の請求が来ることがあるので、明細をしっかり確認してから対処しましょう。
⑥知らないアプリが勝手にインストールされる
スマホが乗っ取られた場合、遠隔操作でマルウェアや不正なプログラムが含まれるアプリをインスト―ルさせられる場合があります。放置するとバックグラウンドで不正な通信が行われ、個人情報を抜き取られるなどの被害に遭う可能性があります。インストールした覚えのないアプリを見つけたら、以下の記事を参考にしてアプリを削除しましょう。なお、サブスクリプション契約を行ってしまった場合は、先に契約を解除してからアプリを削除しましょう。
⑦不審なポップアップが表示される
「ハッキングされています」「あなたはハッキングされた可能性があります」などの警告が画面に表示されるケースがあります。これはフェイクアラート(偽警告)の可能性が高いです。警告文に従って個人情報を送信したり、アプリをインストールすると、乗っ取り・ハッキング被害に遭う恐れがあります。最悪の場合は、クレジットカード情報などを要求されたり、高額なサブスクリプション契約を結ばされる可能性もあるので、指示には従わないようにしてください。
スマホに不審なポップアップが表示された場合は、必ず画面を閉じましょう。また必要なアプリ等でなければ、インストールしないようにしましょう。
⑧スマホをロックされる
スマートフォンが「ランサムウェア」に感染すると画面をロックされ、身代金と引き換えにロックを解除すると表示されることがあります。この時金銭は絶対に払わないようにしましょう。身代金を支払ったとしてもデータが元に戻る保証はありません。また、身代金の支払いは、反社会的勢力の活動を助長することに繋がりかねないため、指示に従ってはいけません。
なお、ランサムウェアはデータを暗号化した際、個人情報を抜き取ることがあります。情報漏えい調査はランサムウェア被害調査の再には調査会社に調査を依頼してください。ランサムウェアの感染経路や対策は以下の記事でも紹介しています。
⑨アカウントに不審な設定変更やログイン試行が見られる
アカウント上で不審な設定変更やログイン試行が見られる場合、スマホを乗っ取るための不正アクセスが行われている恐れがあります。アカウントが不正アクセスを受けている事例は以下の通りです。
- 不正なログイン試行・設定の変更
- 不審なメッセージや投稿が自分のSNSアカウントから行われている
- プライバシー設定が変更される
- アカウントにログインできなくなった
第三者がアカウントの不正アクセスに成功すると、例えばSNSであればなりすまし投稿や別端末の乗っ取りに利用されることがあります。
また、フィッシング詐欺や他サイトでのパスワード漏洩などによってアカウントのパスワードが漏洩した場合、アカウントが完全に乗っ取られ、ログインできなくなる場合もあります。すぐにアカウントの運営会社に報告してアカウント凍結やパスワード変更などの措置をとりましょう。
スマホが乗っ取られているか確認する5つの方法【iPhone/Android別】
前項目のスマホの乗っ取りのサインが自分のスマホでも見られる場合に、スマホが乗っ取られたか確認する方法を解説します。以下で紹介する確認項目をチェックしてみましょう。
スマホが明確に乗っ取り・ハッキングを受けている場合は、被害状況の特定や端末の調査を行うために、早めに専門会社へ相談することをおすすめします。
①セキュリティアプリを利用する
スマホの乗っ取りの多くは、マルウェア(不正アプリ)やウイルスの感染が原因で起きるケースがあります。
そのため、セキュリティアプリを利用してスキャンを行い、不正プログラムが入っていないかをチェックしましょう。
Android向けのセキュリティアプリには端末全体をスキャンできる機能が豊富ですが、iPhone向けのセキュリティアプリは「WEBサイトのスキャン」や「紛失・盗難時のサポート」など、最小限の機能に留まる場合が多い点に注意が必要です。
あくまでも簡易チェックが中心になるので、乗っ取りが強く疑われるときは、より専門的な調査を検討するようにしてください。
②身に覚えのないアプリのダウンロードや権限の変更がないか確かめる
- 「インストールした覚えのないアプリがある」
- 「削除したはずのアプリが勝手に復活している」
- 「アプリのアクセス権限が知らない間に追加されている」
という場合は、不正なアプリをインストールしてしまった可能性があります。
iPhoneであれば、設定からアプリ名を検索するか、App Libraryで一覧を確認できます。権限は「設定」アプリから「プライバシーとセキュリティ」をタップすることで、アプリごとのアクセス権限を確認できます。
Androidであれば、「設定」→「アプリ」→「すべてのアプリを表示」の順で操作すれば一覧を確認できます。権限は「設定」→「アプリ」→「権限マネージャ」(端末により表示名が異なる場合があります)から確認できます。
もしもパスワードを勝手に変更された、権限を承認しまったなど深刻な被害が疑われる場合は、早期に調査会社へ相談し、アプリのダウンロード経路や端末のセキュリティホールなどを調べてもらうことをおすすめします。
③動作の変化や不審な動きを確認する
動作速度の急な低下、バッテリー消耗の加速、本体の異常な発熱、GPSやカメラの勝手な起動など、前章の「9つのサイン」で挙げた症状が実際に発生していないか、日頃の使用感と比較して確認します。
特にカメラやマイクが勝手に起動している場合は、遠隔監視されている危険性もゼロではありません。
OSやアプリの不具合の場合もありますが、複数の症状が重なる場合はスマホの乗っ取りを疑いましょう。
④通信料を確かめる
不正アプリによる遠隔操作や、サイバー攻撃の踏み台としてスマホが使われていると、通信量が急増することがあります。
身に覚えがないのに短期間でデータ使用量が増えている場合は、以下の手順でチェックしてみてください。
Androidでデータ通信量を確認する方法
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」または「接続」を選択
- 「データ使用量」または「データ使用」をタップ
- 使用したデータ量を確認する
iPhoneでデータ通信量を確認する方法
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」を選択
- 「モバイルデータ通信」の下に表示されるデータ量を確認する
普段の使用量と比べて極端に増えている場合は、ただちに不審アプリの削除やパスワード変更などの対策を検討しましょう。
⑤アカウントに不正ログインがないか確かめる
自分の所有しているSNSやメールアカウントに、不審なログイン履歴がないかを確認しましょう。
iPhoneからApple IDを確認する方法
- 「設定」の一番上に表示される自分の名前をタップ
- 「サインインとセキュリティ」をタップ
- 「使用中のApple ID」で、ログイン中のデバイス一覧を確認し、見覚えのない端末がないか確認
AndroidでGoogleアカウントを確認する方法
- Googleアカウントの管理画面から「セキュリティ」をタップ
- 「お使いのデバイス」からログイン中のデバイス一覧を確認
見知らぬ端末からアクセスされていたり、操作していない時間帯にアカウントが更新されているなどの場合は要注意です。
以下のような動きが見られたときは、ただちにパスワード変更などの対処を行いましょう。
- 心当たりのない投稿やDM送信がされている
- 勝手にリアクション(いいねなど)が行われている
- SNSやメールサービスのログイン履歴に身に覚えのない接続履歴がある
不正アクセスが放置されると、個人情報の流出だけでなく、アカウントを通じて他者にも被害を及ぼす可能性があります。
常にログイン履歴や通知をこまめにチェックし、怪しいログインがあれば早めに対策しましょう。
スマホが乗っ取り・ハッキングされたときの対処法7選
スマホに乗っ取り・ハッキングの疑いがある場合は、できるだけ早く適切な対処を行うことが大切です。下記の手順を参考に、被害を最小限に抑えましょう。
また、状況が深刻な場合や自力での解決が難しい場合は、専門機関やフォレンジック調査に対応している業者へ相談することを検討してください。
①インターネット接続を遮断する
ハッキングが疑われる場合は、まずWi-Fiとモバイルデータをオフにし、スマホのインターネット接続を完全に遮断しましょう。
外部との通信を遮断することで、不審なデータ送受信や遠隔操作を防ぎ、被害の拡大を抑えることができます。
設定画面から機内モードをオンにすると、より簡単にネットワークを遮断できます。
②アカウントやクレジットカードを利用停止・履歴を確認する
Amazonや楽天などのECサイト、SNS、ネットバンキングなどのアカウントが不正に操作されていないか履歴をチェックしましょう。
不審な購入履歴や送金などの兆候があれば、アカウントやクレジットカード自体の利用停止を速やかに行います。
- クレジットカード会社に連絡し、不正利用の有無を確認・利用停止を依頼する
- サービスの運営元やサポートセンターに連絡し、アカウント停止やパスワード再設定を依頼する
- 不審な取引があった場合は、速やかに返金手続きや支払いキャンセルを申請する
こうした対応を素早く行うことで、金銭的な被害や二次被害を最小限に抑えることができます。
③怪しいアプリをアンインストールする/課金・購入した場合は解約や返金手続きを行う
審査が行われているアプリストアであっても、不正アプリが紛れ込んでいることがあります。
以下の症状に当てはまる場合、直前にインストールしたアプリを削除し、スマホの状態を確認しましょう。
- 身に覚えのないアプリが突然表示されている
- スマホの動作が極端に重い、通信量が急増した
特に継続課金(サブスクリプション)モデルの場合は、アンインストールだけでは料金が発生し続ける可能性があるため、ストア内のサブスク管理から解約手続きを行いましょう。
不正アプリによる不正課金が疑われるときは、以下の対応をおこなってください。
- 購入履歴をスクショなどで記録し、返金依頼を行う
- アプリのストアページから通報し、不正アプリであることを伝える
被害状況が不明な場合や、さらなる不安がある場合は調査会社に依頼して詳細を確認してもらうことをおすすめします。
④強固なパスワードに変更する・2段階認証(2要素認証)を導入する
ハッキングが疑われる場合は、各種アカウント(メール、SNS、オンラインバンキング、Apple IDなど)のパスワードをすぐに変更しましょう。
パスワード設定の際は、英数字・アルファベット・記号を組み合わせた複雑な文字列を使い、サイトごとに使い回さないようにしてください。
- 誕生日や連番など、推測されやすい文字列は避ける
- 乗っ取りを疑っている端末以外で再設定する
- 2段階認証(2要素認証)を導入し、ログイン時のセキュリティを強化する
これにより、不正アクセスを大幅に防止できるだけでなく、被害の再発リスクも下げられます。
⑤セキュリティアプリでスキャンする
信頼できるセキュリティアプリを活用し、ウイルスやマルウェアなどの感染を検知・除去しましょう。
特にAndroid端末では、端末全体のスキャンに対応したセキュリティアプリが豊富に存在します。
ただし、iPhone向けアプリは機能が限定される場合もあるため、複数の対策を併用することが重要です。
⑥スマホを初期化する
上記の対処を試しても問題が解決しない場合は、スマホの初期化を検討しましょう。
初期化することで、端末内に潜むマルウェアや不正アプリを一掃できる可能性があります。
- 初期化前に重要なデータのバックアップを取る
- OS自体に感染している高度なマルウェアは、完全に削除できない場合がある
- 初期化すると攻撃の痕跡や侵入経路の証拠が消えてしまうため、詳細調査は困難になる
フォレンジック調査が必要な場合は、初期化はせずに専門業者へ依頼し、被害状況や侵入経路を特定してもらうとよいでしょう。
⑦専門機関や調査会社に相談する
スマホを初期化しても情報がすでに漏えいしている場合や、不正アクセスなどのサイバー攻撃が継続している可能性があるときは、早めに専門家へ相談するのが賢明です
ただし、相談先によってできることが異なります。以下に簡単な相談先の違いをまとめました。
| 相談先 | 主な対応内容 | 特徴・ポイント |
| 警察(サイバー犯罪対策課等) | ・状況のヒアリングとアドバイス
・必要に応じて被害届の受理や捜査の案内 ・他機関や専門窓口の案内 |
・被害が明確な場合は捜査や検挙につながることも
・不安や疑いの段階でも相談・助言が受けられる ・相談は無料 ・証拠資料(ログや画面)の持参を推奨 |
| スマホのキャリアショップ | ・スタッフによる状況ヒアリング
・端末やアプリの診断・チェック ・SIM再発行や初期化の案内 ・契約情報や不正利用の調査 |
・契約や端末の技術的サポートが中心
・必要に応じて警察や専門機関の相談を案内 ・相談は無料 |
| フォレンジック調査会社 | ・状況のヒアリングと端末の診断
・専門家によるデータ保全・解析作業 ・乗っ取りや不正アクセスなどの証拠調査 ・調査報告書の作成 |
・証拠保全や詳細な解析作業が行われる
・調査結果を裁判所や警察に法的証拠として提出できる ・高度な技術力で証拠データ復元が可能な場合もある ・調査結果に基づくアドバイスが受けられる ・相談無料のところもあるが、調査会社ごとに異なる。 |
最後のフォレンジック調査とは、デジタル機器に残るデータや操作履歴を専門的に解析し、ハッキング、不正アクセス、情報漏えいなどの事実関係を明らかにする調査です。調査結果はセキュリティ対策以外に法的証拠としても利用されることがあり、企業のインシデント対応や訴訟対応などにも活用されます。
フォレンジック調査会社がスマホの乗っ取りを調査する場合の詳しい調査内容の一部は以下の通りです。症状やサービス料金によっては更に調査が追加されたり、調査の一部が省略される場合があります。
- マルウェア感染の有無や感染経路調査
- 個人情報(電話番号・アドレスなど)の流出調査
- 不正Wi-Fiへの接続・不審な通信ログの有無の調査
上記のような点を調査し、被害の全容や侵入経路を特定してもらうことで、再発防止に役立つ具体的な対策を講じることができます。
最短当日調査や無料見積りに対応している業者もあるため、まずは問い合わせてみましょう。
おすすめのフォレンジック調査会社
フォレンジック調査はまだまだ一般的に馴染みが薄く、どのような判断基準で依頼先を選定すればよいか分からない方も多いと思います。そこで、30社以上の会社から以下のポイントで厳選した編集部おすすめの調査会社を紹介します。
信頼できるフォレンジック調査会社を選ぶポイント
- 官公庁・捜査機関・大手法人の依頼実績がある
- 緊急時のスピード対応が可能
- セキュリティ体制が整っている
- 法的証拠となる調査報告書を発行できる
- データ復旧作業に対応している
- 費用形態が明確である
上記のポイントから厳選したおすすめのフォレンジック調査会社は、デジタルデータフォレンジックです。
デジタルデータフォレンジック

公式サイトデジタルデータフォレンジック
デジタルデータフォレンジックは、累計4万7千件以上の豊富な相談実績を持ち、全国各地の警察・捜査機関からの相談実績も409件以上ある国内有数のフォレンジック調査サービスです。
一般的なフォレンジック調査会社と比較して対応範囲が幅広く、法人のサイバー攻撃被害調査や社内不正調査に加えて、個人のハッキング調査・パスワード解析まで受け付けています。24時間365日の相談窓口があり、最短30分で無料のWeb打合せ可能とスピーディーに対応してくれるので、緊急時でも安心です。
運営元であるデジタルデータソリューション株式会社では14年連続国内売上No.1のデータ復旧サービスも展開しており、万が一必要なデータが暗号化・削除されている場合でも、高い技術力で復元できるという強みを持っています。調査・解析・復旧技術の高さから、何度もテレビや新聞などのメディアに取り上げられている優良企業です。
相談から見積りまで無料で対応してくれるので、フォレンジック調査の依頼が初めてという方もまずは気軽に相談してみることをおすすめします。
| 費用 | ★相談・見積り無料 まずはご相談をおすすめします |
|---|---|
| 調査対象 | デジタル機器全般:PC/スマートフォン/サーバ/外付けHDD/USBメモリ/SDカード/タブレット 等 |
| サービス | ●サイバーインシデント調査: マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃調査、情報漏洩調査、ハッキング調査、不正アクセス(Webサイト改ざん)調査、サポート詐欺被害調査 ●社内不正調査: 退職者の不正調査、情報持ち出し調査、横領・着服調査、労働問題調査、文書・データ改ざん調査、証拠データ復元 ●その他のサービス: パスワード解除、デジタル遺品調査、セキュリティ診断、ペネトレーションテスト(侵入テスト)、OSINT調査(ダークウェブ調査) 等 ※法人・個人問わず対応可能 |
| 特長 | ✔官公庁・法人・捜査機関への協力を含む、累計47,431件以上の相談実績 ✔企業で発生しうるサイバーインシデント・人的インシデントの両方に対応 ✔国際標準規格ISO27001/Pマークを取得した万全なセキュリティ体制 ✔経済産業省策定の情報セキュリティサービス基準適合サービスリストに掲載 ✔警視庁からの表彰など豊富な実績 ✔14年連続国内売上No.1のデータ復旧サービス(※)を保有する企業が調査 ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2020年) |
| 基本情報 | 運営会社:デジタルデータソリューション株式会社 所在地:東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー15階 |
| 受付時間 | 24時間365日 年中無休で営業(土日・祝日も対応可) ★最短30分でWeb打合せ(無料) |
スマホの乗っ取り・ハッキングを防ぐための対策
スマホの乗っ取り(ハッキング)を防ぐために、以下の対策を徹底しましょう。
- アプリは公式ストア以外からインストールしない
- 最新のOSとアプリケーションを使用する
- スマホを脱獄(jailbreak)しない
- 公共のWi-Fiを使用する場合はVPNを使用する
- テザリング機能を無効にする
- 他人にスマホを使用させない
- 悪質なリンクやサイトをクリックしない
アプリは公式ストア以外からインストールしない
スマホの乗っ取り・ハッキングによる情報漏えいを防ぐために、アプリをインストールする際は必ず公式ストアからインストールしましょう。一部アプリの中には正規ではない偽物も存在しています。特にAndroidでは、公式ストア以外で配信されている「野良アプリ」も多いことから、セキュリティアプリを選ぶ際は公式ストア(Google Play)から行うようにしましょう。
最新のOSとアプリケーションを使用する
アプリやOSの脆弱性を突かれないよう、定期的に最新版に更新を行いましょう。
スマホ自体は、ある程度の攻撃を防御する機能があるので、アプリやOSを常にアップデートしておくと安全です。大抵の乗っ取り・ハッキングはシステム上の脆弱性を攻撃されることが多いため、公式からアップデート情報が公表されたら、すみやかに対処を行いましょう。中には「ゼロデイ攻撃」といって、脆弱性を公表した後、すぐに行われるサイバー攻撃もあります、
なお、古いスマホは次第にサポート対象から外されていくため、古い機種であればセキュリティ対策として、端末の買い替えをおすすめします。
スマホを脱獄(jailbreak)しない
脱獄(ジェイルブレイク)とは、iPhoneのプログラムを改変し、アップル社が設けている様々な制限を取り除くことです。
脱獄は、Apple Store非公認のアプリケーションを使用できるなどの側面がありますが、一方で有害なアプリもインストールできてしまうため、セキュリティが低下し、ウイルス感染のリスクが高まります。セキュリティ上のトラブルや機器の不具合を避けるためにも、脱獄は控えましょう。
公共のWi-Fiを使用する場合はVPNを使用する
フリーWi-Fi利用時、同じネットワークを使用している人には、個人情報が筒抜けです。必ずVPN(Virtual Private Network)と呼ばれる、ネットワークをプライベート化でき、個人情報を保護しながら安全にネットワークに接続できます。
これによって、物理的な専用回線と比較してコストを抑えつつ、セキュリティ上の安全性を確保することができます。VPNを利用するときの特徴は以下があります。
- 仮想回線の「トンネリング」
- パケットの「カプセル化」
- セキュリティの「二段階認証」
- データの「暗号化」 など
ただし、VPNにも脆弱性が存在し、サイバー攻撃につながるケースがあるため、セキュリティリスクを理解したうえで導入することをおすすめします。
なお、詐欺の手口として「セキュリティアプリ」と称してVPNアプリをインストールさせる手口が出回っています。このような信頼性が低いアプリをインストールしてしまうと、有料のサブスクリプションサービスに登録させたり、端末がマルウェア感染するリスクが生じるため注意しましょう。
テザリング機能を無効にする
スマホのネットワーク環境を共有する「テザリング機能」から乗っ取り・ハッキングの被害が発生する可能性があります。パスワードを簡易的なものに設定していることで、見知らぬ人も接続できてしまう可能性があります。
もし接続されてしまうと危険ですので、複雑なパスワードを設定しておくようにしましょう。
他人にスマホを使用させない
他人とスマホのパスワードを共有したり、スマホを渡して操作させるのは危険です。パスワードなどの情報が流出してしまうと、外部のデバイスからアクセスすることも可能ですので、被害が発生する可能性が高くなります。
悪質なリンクやサイトをクリックしない
フィッシングメールやスパムメールなどの添付ファイルには、マルウェアが添付されていることが多いです。心当たりのないメールに添付されている悪質なファイルやURLにアクセスすると、乗っ取り・ハッキングされる可能性があります。
もしこれらのメールを受信しても、開封しなければトラブルに発展することはありません。見知らぬアドレスから届いたメールは絶対に開封しないようにしてください。
よくある質問
Q1. スマホの動作が重くなっただけで、乗っ取られた可能性はありますか?
A.動作の重さだけでは判断できません。経年劣化やストレージ不足、アプリの更新なども動作が重くなる原因になります。本記事で紹介した9つのサインのうち、動作が重くなる以外の症状があるかを確認しましょう。
Q2. スマホが乗っ取られたかもしれません。警察に相談するべきですか?
A. 金銭被害や不正送金などの明確な被害がある場合は、早急に警察(サイバー犯罪相談窓口)へ相談してください。
ただし、被害届を出す際は、証拠となる操作履歴やログが重要になります。
不安があるものの被害がはっきりしない場合は、フォレンジック調査会社などの専門機関に相談して、被害状況を明らかにするのも有効です。
Q3. スマホの初期化をすれば乗っ取りは完全に防げますか?
スマホの初期化は効果的な対処法のひとつですが、バックドア(裏口アクセス)の設置や外部に漏れたパスワードによる不正アクセスなどは、スマホの初期化だけでは防げないケースもあります。
被害の有無や範囲を明確にするには、フォレンジック調査会社による端末の診断を受けてから初期化するのが安心です。
Q4. 無料でスマホが乗っ取られているか確認する方法はありますか?
セキュリティアプリの無料版によるスキャンや、本記事で紹介した設定画面からの確認は無料で行えます。ただし、原因の特定や証拠の保全まで行いたい場合は、専門的な調査が必要になることがあります。
Q5. iPhoneとAndroidで乗っ取られやすさに違いはありますか?
OSの設計上の違いにより、マルウェアの感染しやすさなどに傾向差はありますが、フィッシングやSNS経由の乗っ取りはOSを問わず発生します。どちらの端末でも同様の対策を行うことが大切です。
まとめ
今回はスマホが乗っ取られているかを確認する方法と対処法、予防策を解説しました。動作の重さや電池の減りの速さ、身に覚えのないアプリなど、複数のサインに当てはまる場合は、まず落ち着いてインターネット接続を遮断し、本記事で紹介した確認方法を試してみてください。ご自身での判断が難しい場合や、証拠を残した上で対応したい場合は、無理に初期化する前にフォレンジック調査会社への相談も検討しましょう。





















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