スマホが熱くなる・電池の減りが早くなる原因と対処法を解説|サイバーセキュリティ.com

スマホが熱くなる・電池の減りが早くなる原因と対処法を解説

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スマホが熱くなり、バッテリーの減りが早くなると「故障では?」と不安になるものです。

スマートフォン端末は超精密機器であり、多くの処理をこなしています。負荷が高まると熱を持ちやすく、動作が不安定になり、最悪「画面のフリーズ」「動作の低速化」「データ消失」「発煙・発火事故」などのインシデントに発展しかねません。

しかしながらスマホに負荷が掛かる原因はシチュエーションによりけりで、一概には言えません。そこで、この記事ではスマホが熱を持つ様々な理由と、それぞれの対処法を解説します。

スマホが熱くなる・電池の減りが早くなる原因

ここではスマホが熱を持つ原因・理由を紹介します。なお、スマホが熱くなる原因が複数ある場合、それぞれの問題が連動して相乗的に端末の状態が悪化することがあります。

バッテリー切れ

長時間使用し続けている

寝落ち

スマホを長時間使用していると、負荷がかかり続け、内部に熱がたまりやすくなります。また、熱がたまった状態(40~45度ほど)で使用すると、バッテリーの劣化が進みやすく、そのぶん電気の減りも早くなります。

なお、バッテリーが経年劣化すると、充電が悪くなり、何度も充電することでより発熱しやすくなります。

充電しながら利用している(過充電状態)

寝落ち

充電中のスマホ使用は、放熱できないため、発熱しやすくなります。こうした過充電は「充電+アプリ使用+寝落ち」というトリプルコンボで起こりやすく、この際、負荷が伴うアプリ(動画・ゲーム)を使っていると、より発熱の度合が強くなります。

リチウムイオン電池の異常

電池

スマホで利用されている「リチウムイオン電池」は、物理的衝撃に弱いと言われています。もしダメージを受けると、正極(+)と負極(-)が乱されてしまい、電流が決められた道を通らず、近道を通る「短絡(ショート)」と呼ばれる現象を引き起こすことがあります。もし電池がショートした状態でスマホを利用すると、端末は熱を発しやすく、最悪の場合、発煙や発火につながる恐れがあります。

複数アプリの同時起動・使用アプリの負荷が高い

アプリケーション

複数のアプリを使うと、熱が生じやすくなります。特に、動画やゲームなど大容量アプリは、バックグラウンド処理への負荷が高く、より過熱しやすくなります。このような場合、複数のアプリをリセットすれば、発熱が改善します。

直射日光・高温多湿

直射日光

温度が高くなりやすい場所、直射日光が当たる場所にスマホに放置すると、発熱しやすくなります。たとえば「鞄に入れて炎天下にさらす」「エアコンをかけていない車内に放置する」ことも発熱・故障の原因となります。また、ケースやカバーをつけて充電すると、スマホの熱が外に逃げにくく、より高熱になりやすいので注意が必要です。

マルウェア・不正アクセス・遠隔操作

単にスマホが熱いだけでなく、次のような症状も見受けられる場合、スマホがマルウェア感染しているか、ハッキング(不正アクセス)されている恐れがあります。

  • 見覚えのないアプリがある
  • 見知らぬアドレスからメールが届く
  • 身に覚えのない通信が行われている
  • 動作が不自然に重くなる

マルウェアとは、コンピュータに侵入して不正な動作をするアプリのことで、主に次の経路で感染します。

  • 不正なアプリをインストールした
  • ウイルスに感染したファイルを開封した
  • 不正なWi-Fiポイントに接続してしまった

マルウェアに感染すると、端末が発熱することがありますが、これはバックグラウンドで不正なアプリが動作し、送受信が頻繁に起こることで、データ使用量が多くなり、CPUに負荷がかかっているためです。場合によっては「バンキング情報」「パスワード」「位置情報」が漏えいしたり、不正なアプリに課金させられたり、管理権限をはく奪され、利用サービスから追い出しを食うこともあります。

スマホが乗っ取られた、ハッキングされた際の確認方法・対処方法については、次の記事でも詳しく紹介しています。

スマホが熱くなる・電池の減りが早くなる際の対処方法

放置(放電)する

発熱したスマートフォンはすぐに放電(放置)しましょう。

長時間の使用による一時的な発熱の場合、放置することで解決します。ただし、放電してもすぐに発熱する場合は、ほかの原因が考えられます。別の対処法も並行して行いましょう。

端末の設定を見直す

スマホの長時間使用の最たる例が、寝落ちによる「つけっぱなし」です。消費電力を抑え、熱暴走を防止するためにも、操作しない間はスリープモード(自動ロック)になるように設定しておきましょう。

iPhoneの場合

ホーム画面→「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」→希望の時間を選択

Androidの場合

ホーム画面→「設定」→「ディスプレイ」→「詳細設定」→「画面消灯」→「メニュー」→希望の時間を選択

電池交換・修理する

以下のケースに当てはまる場合、バッテリーに問題がある可能性が非常に高いため、電池交換を行いましょう。

  • 充電持ちが悪い
  • バッテリー残量が100%から1%になる
  • バッテリーが膨張している

保証対象である場合は料金はかかりません。ただし保証対象外の場合は、保証対象外修理を受けることとなります。バッテリー交換のみの料金は、一般的な修理店の場合、おおむね5000円から1万円程度の相場となっています。

マルウェア感染・ハッキングが疑われる場合

このケースでは「端末の初期化」や「不正アプリの削除」といった対応で不正通信を防ぐことが出来ます。しかし、いずれの対応を行うと「どのような情報が漏えいしたか」「どのような経路から感染したか」ということが分からなくなってしまいます

以下のケースに当てはまる場合、ハッキング調査の専門業者に相談・依頼することで、適切な対応を受けることができます。

  • 不正アクセスやハッキングが疑われる
  • 被害状況が分からない
  • 自社/個人で調査するのが難しい

専門業者では「フォレンジック」という技術を用いて端末を調査し、情報漏えいの有無を調べることができます。依頼の有無は見積りを見てから判断できるため、不安な場合はまずは専門業者に相談をすることが第一歩となります。

フォレンジック調査についての詳細は下記のページでも詳しく紹介しています。

スマホのハッキング被害を調べる方法

履歴やメールを確認する

スマホが乗っ取られている場合、登録した覚えのないサービスから領収書メールが届いたり、身に覚えのないログイン履歴が表示されることがあります。まずは出金履歴やメールを確認し、念のため、預金口座のログイン情報は変更しておきましょう。

専門の調査会社に依頼する

ご自身での対処が不安な方、または被害範囲を明確にする場合は、個人で確認する以外に、ハッキング調査の専門業者への相談をおすすめします。

専門業者では、端末やネットワークを解析し、「感染経路」や「情報漏えいが発生していないか」を調査できます。しかし、端末上のアプリを消去したり、初期化するなどしてしまうと、専門業者でも被害調査が行えなくなってしまいます。

まずは専門業者に相談をすることが解決の運びとなります。

おすすめのハッキング・不正アクセスの調査会社

ハッキングや不正アクセスの調査を行いたい場合には、どのような基準で業者を選べばいいのでしょうか?

正確な調査結果を得るためには、業者がセキュリティに対する専門知識と調査技術を持っているかどうかを確認しましょう。ここでは、おすすめの調査業者として相談から見積もりまでを無料で実施している「デジタルデータフォレンジック」を紹介します。

デジタルデータフォレンジック


公式HPデジタルデータフォレンジック

デジタルデータフォレンジックは、個人はもちろん、大手企業や警察からの依頼も多数解決しているため、実績・経験は申し分ないフォレンジック調査対応業者です。フォレンジック調査に対応している業者では珍しく個人のハッキング調査にも対応している特長があります。さらに、「Pマーク」「ISO27001」を取得しているため、セキュリティ面でも信頼がおけます。

相談から見積もりまで無料で行っているので、フォレンジック調査を検討している際は、まずは実績のあるデジタルデータフォレンジックに相談すると良いでしょう。

費用 ■相談から見積もりまで無料
※機器の種類・台数・状態によって変動
調査対応機器 RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカードなど
調査実施事例 警察からの捜査依頼(感謝状受領)、パスワード解除、ハッキング・不正アクセス調査、データ復元、マルウェア・ランサムウェア感染調査など
特長 大手企業や警察を含む累計32,377件の相談実績
個人での調査依頼にも対応
■「Pマーク」「ISO27001」取得済のセキュリティ

デジタルデータフォレンジックのさらに詳しい説明は公式サイトへ

まとめ

今回は、スマホが不自然に熱を持った際の対処法を中心に紹介しました。

スマホが熱を持つのは複数のケースが考えられ、一概には言えません。しかし、その症状から「バッテリーの不具合」か「不正アクセスによる異常」か、少なからず見分けることも出来ます。もし、ご自身での操作に不安を感じる方、ないし被害全容の究明を行いたい方は、専門の調査会社まで相談することをおすすめします。

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