※この記事は2024年5月に更新されています。
iPhoneは個人情報の集積で、ハッキング被害に遭う可能性があります。おもなハッキング経路に「不審なURL」「SMSメッセージ」「偽警告」などがあり、特に次のような警告文が表示された場合、要注意です。
- 「ご使用のiPhoneがハッキングされました」
- 「貴方のデバイスにハッカーがアクセスしています」
- 「ハッキングされています」
このような警告文を信用し、ハッキングされてしまった場合、Apple IDの不正利用や情報漏洩などのリスクが生じます。したがってハッキングの侵入経路などを事前に調査し、被害を最小限に抑えることが重要です。
この記事では、iPhoneがハッキングされた際や警告文が表示された場合の適切な対処法について紹介します。ハッキングの有無を確認し、的確な対応を行って、被害の拡大を防ぎましょう。
目次
iPhoneがハッキングされるとどうなるのか?
そもそもハッキング・乗っ取りとは、ハッカーが他人のコンピュータを狙い、乗っ取りや破壊行為を行うことを指します。iPhoneがハッキングされると、ただ機器が乗っ取られるだけでなく、乗っ取った先で不正に操作をされた結果、金銭や個人情報などの被害が発生するトラブルに発展する可能性が高いです。
ここではiPhoneがハッキングされた時の被害の中から、厳選した4つの被害を紹介します。これらの被害に心当たりのある方は、すぐに調査業者に相談しましょう。
- 個人情報の漏えい
- 遠隔操作や嫌がらせの踏み台にされる
- アカウントが悪用される
- ストーカー被害や住所の特定
個人情報の漏えい
iPhoneがハッキングされ、IDやパスワード、口座情報などの個人情報が漏洩すると、以下のような被害が発生する可能性があります。
- あらゆるアカウントに不正アクセスされる
- ECサイトで不正利用
- 有料コンテンツへの登録
- 詐欺や架空請求に悪用
- ダークウェブで情報を取引される
個人情報の漏えいが起きてしまった場合には、情報流出元や流出情報の特定が必要になるため、すぐにハッキング専門の調査会社に相談しましょう。
遠隔操作や嫌がらせの踏み台にされる
iPhone(Apple ID)が抜き出されアカウントに不正アクセスされると、遠隔操作や嫌がらせの踏み台にされる可能性があります。遠隔操作でメールに不正にログインされると、なりすましてスパムメールを送信するなどの被害が発生することが考えられます。
嫌がらせ行為の被害は自分の端末だけでなく、登録している知人の端末などに被害が発生する可能性が高です。不審な送信履歴を発見したら被害が拡大する前にハッキング専門の調査業者に相談しましょう。
アカウントが悪用される
iPhoneが乗っ取られると、あらゆるパスワードを抜き取られる可能性があるので、SNSやECサイトなどのアカウントが悪用されることが考えられます。最悪の場合には、クレジットカードや口座情報などが流出し、金銭的被害が発生することも考えられます。アカウントに覚えのないログイン情報などがあった場合には、ハッキングの可能性を調査してみることをおすすめします。
ストーカー被害・住所の特定
iPhoneがハッキングされると、iPhoneに登録している位置情報が抜き出され、ストーカー被害・住所を特定される可能性があります。身に覚えのない郵便物や請求書が自宅に届いたり、最悪の場合は住居侵入や盗撮・盗聴、通り魔事件にまで発展することが考えられます。不安な方はハッキング被害が発生していないか調査しましょう。
一刻も早く確実に調査したい時はハッキング調査専門業者に相談する
ハッキング調査では次のような高度な技術と専門知識が求められます。
- ハッキングの手法やツールに関する知識
- ネットワークやシステムの知識
- データ解析の知識
- 証拠収集や分析の知識
そのため、ハッキング被害の発生や原因、不正利用の有無を正確に判断するには、サイバーセキュリティの専門知識が不可欠です。ただ、これらの知識や技術を有するには、専門的な教育や研修を受けることが必要であり、個人で対応できる範囲を超えています。また、ハッキング手法は日々進化しており、最新の情報を常に把握しておく必要があります。
したがって、次のような事実や被害範囲を一刻も早く確実に調査したい時は、ハッキング調査専門業者に相談しましょう。
- いつ何の情報が盗まれたのか
- クレジットカードや各種サービスのID/パスワードなどの情報が不正利用されている可能性はないか
- 今もなおiPhoneが悪質なウイルスに感染した状態なのか否か
調査依頼する際にはフォレンジック調査会社に相談するのがおすすめ
ハッキングの疑いがある場合、フォレンジック調査(デジタル・フォレンジック)が重要です。
フォレンジック調査を行うことには次のようなメリットがあります。
- ハッキングの事実を早期に特定できる
- 侵入経路や漏えいしたデータを特定できる
- 被害の拡大を防ぐための対策を実施できる
- 法的証拠となる調査報告書を作成できる
- 再発防止策を立案できる
ハッキングされた場合は、できるだけ早くフォレンジック調査会社に依頼し、被害を最小限に抑えることが重要です。
調査会社を選ぶポイント
ただ、フォレンジック調査を依頼する場合、高い費用と労力をかけたにもかかわらず、「簡単な調査しかしてもらえなかった」「裁判所や警察などに証拠不十分と言われた」となっては意味がありません。そうした事態を避けるため、ここで調査してもらえば間違いないという調査会社を見極める必要があります。
官公庁・捜査機関・大手法人の依頼実績がある
フォレンジック調査は、専門的な知識や技術が必要なため、実績と信頼性のある調査会社を選ぶことが重要です。フォレンジック調査会社の実績は会社によって異なり、そもそも実績を公表していない会社も多くあります。
一方、官公庁・捜査機関・大手法人などの実績がある会社は、一定の信頼性があると判断できます。また、過去の調査実績を参考にすることで、自社のニーズに合った調査会社かどうかを判断することができます。
特に調査実績が認められ第三者機関からの表彰されているような会社ほど、調査に関する知識やノウハウが蓄積しています。HPに掲載されている表彰歴・受賞歴を確認することをおすすめします。
スピード対応できる・出張での駆けつけ対応が可能
ダークウェブ調査は、迅速に行われるべきであり、スピード対応できる会社を選ぶことで、被害の拡大を防止できます。24時間365日受付の会社であれば、調査開始までの時間を短縮でき、より迅速に調査を開始することができます。
費用形態が明確である・自社内で調査しており外注費用がかからない
調査を依頼するときは、まず無料で相談~見積まで対応してもらえる会社に相談して見積を出してもらうことをおすすめします。調査会社で料金が変化する要素は以下があります。
受付だけして作業を外注している会社は、仲介料金が発生するため、他社と比較して高額になりやすい傾向があります。一方、自社内で調査できる会社は不要な中間コストを削減でき、業界水準と比較して安価に調査できる場合があります。
法的証拠となる調査報告書を発行できる
個人情報保護委員会への報告などでフォレンジック調査を行う場合は、法的利用が可能な調査報告書を発行できるフォレンジック調査会社に調査を依頼しましょう。
法的利用が可能な調査報告書は、行政機関に提出できる法的証拠としても利用できます。
セキュリティ体制が整っている
フォレンジック調査では、セキュリティ体制が整っている会社を選びましょう。「プライバシーマーク」や「ISO認証」などの世界基準で規定されているセキュリティ認証を所有している会社は信頼できます。他にも、経済産業省が規定した「情報セキュリティーサービス基準」にクリアした企業はセキュリティ面で信頼がおけます。
情報セキュリティサービス基準とは?
近年高まるセキュリティ対策の必要性に応じて、専門知識をもたない人でも一定以上のサービス品質を満たしているかどうか判断できるように経済産業省が規定した基準です。セキュリティーサービス基準を満たした調査会社についてはこちらの記事でも紹介しています。
おすすめのフォレンジック調査会社
ハッキングやデータ漏えいなどの恐れがある場合、フォレンジック調査会社との提携が重要です。ただ、調査には高度な技術と知識が必要であり、信頼できる業者も限られます。
そこで上記のポイントから厳選したおすすめの業者が、デジタルデータフォレンジックです。
デジタルデータフォレンジック
公式HPデジタルデータフォレンジック
✔警視庁への捜査協力を含む、累計32,000件の相談実績
✔企業で発生しうるサイバーインシデント・人的インシデントの両方に対応
✔国際標準規格ISO27001/Pマークを取得した万全なセキュリティ体制
✔警視庁からの表彰など豊富な実績
✔14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術を保有(※)
(※)データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
デジタルデータフォレンジックは、法人のサイバー攻撃被害調査や社内不正調査に加えて、個人のハッキング調査・パスワード解析まで、幅広い対応を可能としている汎用性の高い調査会社です。累計2.4万件以上の相談実績を持ち、大手企業や警察からの捜査依頼も多数解決しているため、実績・経験は申し分ないスマホのハッキング調査対応業者です。
調査・解析専門のエンジニアとは別に、相談窓口として調査専門アドバイザーも在籍しており、年中無休で対応しているため、初めて調査を依頼する場合でも安心して相談することができます。なお、法人/個人を問わず対応しており、見積まで無料のため費用面でも安心といえます。
「iPhoneがハッキングされました」などの警告文の真偽
SafariやGoogleChromeなどでWebページを閲覧中に、「ご使用のiPhoneがハッキングされました」「 貴方のデバイスにハッカーがアクセスしています」「ハッカーに追跡されています」といった警告文が表示されるトラブルが多発しています。
このような警告文は「ハッキング」や「カウントダウン」の文言を表示することでユーザーの不安を煽り、不正なセキュリティアプリのインストールを誘導するためのものです。
また警告文には以下のような種類があります。
- 「iPhoneがハッカーに追跡されています」
- 「このiPhoneはハッキングされました」
- 「ハッカーに追跡されています」
- 「アカウントをハッキングする試みが〇回見つかりました」
- 「お使いのiPhoneがハッキングされている可能性があります」
- 「セキュリティ強化のため、今すぐアップデートしてください」
- 「誰かがあなたのApple iPhoneを監視している可能性があります」
- 「〇分以内に解決されない場合、ハッカーに身元が明かされます」
上記のような警告文が出た際は、画面上の「インストール」や「キャンセル」のボタンはタップせずにWebページ・ブラウザを閉じましょう。
紹介されるアプリは一見、Appstore上の評価が高いため信頼性があるように見えるかもしれませんが、レビューの日本語が不自然である場合など、少しでも怪しい点があれば、安易にインストールを行ってはいけません。
また、このような警告をクリックすることで、ウイルスなど「マルウェア」(悪意のある目的で操作するために使用されるプログラム)に感染してしまう場合もあるため、十分に注意してください。すでにクリックしてしまった場合は、次に紹介する症状に当てはまっていないかを確認し、不安な場合はハッキング調査に対応している専門業者への相談を検討しましょう。
上記の警告文が表示された際、Webページ削除やアプリのインストールをしなければ安全ですが、ハッキングされていないと決めつけるのは適切ではありません。これは、iPhoneのハッキングはユーザーが気づかない内に被害を受ける場合があるためです。
このような警告文の他にも、以下のような症状が発生している時は、iPhoneがハッキングされている可能性があります。
- パフォーマンスの低下・アプリの起動が遅い
- 通信量が増加する
- バッテリーの急速な消耗
- 不審な通話・異常なSMS通知・
- オレンジや緑のランプが点灯する
- 見に覚えのないログイン通知
- パスワードを入力しなくてもログインできる
「ご使用のiPhoneがハッキングされました」など表示されたときの対処法
「iPhoneがハッキングされました」といった偽警告が表示された場合、冷静に対処することが重要です。偽警告が表示されたときの対処法は次のとおりです。
- ブラウザやアプリを閉じる
- Safariの履歴とクッキーをクリア
- 不審なプロファイルを削除
ブラウザやアプリを閉じる
警告がウェブページやアプリから表示されている場合、そのページやアプリを閉じましょう。基本的に偽警告は何もせずにブラウザバックすれば対処することができます。
Safariの履歴とクッキーをクリア
ウェブブラウザSafariで表示された場合、設定アプリから「Safari」を選び、履歴とウェブサイトデータ、クッキーとデータを削除します。
不審なプロファイルを削除
設定アプリから「一般」→「プロファイル」を確認し、不審なプロファイルがあれば削除します。正規のもの以外は削除せず、不安な場合は専門家に相談しましょう。
いずれにせよ「iPhoneがハッキングされました」など表示されたとき、早急にブラウザバックすれば特に問題はありません。ただ、少しでも指示に従ってしまった場合、遠隔操作などのリスクがあります。
不安や疑問が残る場合、サイバーセキュリティの専門家に相談し、状況を確認してもらうことが良いです。
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iPhoneがハッキングされている可能性のある症状
ハッキングにより個人情報が流出した場合、さまざまな悪影響を及ぼしかねません。たとえばiPhoneがハッキングされると、次のような症状が見受けられることがあります。
- 見に覚えのないアプリがインストールされている
- 異常な通信量が発生している
- パフォーマンスの低下・アプリの起動が遅い
- バッテリーの急速な消耗
- 不審な通話・異常なSMS通知
- 橙色(オレンジ)のランプが点灯する
- 見に覚えのないログイン通知
- パスワードを入力しなくてもログインできる
- 個人情報の漏えい
もっとも、これらの症状は、古いソフトウェアやバッテリーの不具合など、他の要因によって引き起こされることもあります。しかし、これらの問題が一度に複数発生している場合は、iPhoneがハッキングされた可能性が高いと考えられます。お使いのiPhoneがウイルス感染しているかどうか調べたい方はこちらの記事を参考にしてください。
見に覚えのないアプリがインストールされている
見に覚えのないアプリがインストールされている場合、ハッカーが仕掛けたマルウェアや、フィッシング詐欺によって、iPhoneがハッキングされる可能性があります。見に覚えのないアプリがインストールされている場合、一般的にはアンインストールが推奨されますが、データ詐取などの被害を調査する上で、逆効果になる可能性があります。
見に覚えのないアプリをアンインストールしてしまうと、ハッカーが仕掛けたマルウェアや、フィッシング詐欺によって、端末から盗み取られたデータの痕跡が消えてしまう可能性があります。そのため、データ詐取などの被害を調査する必要がある場合、見に覚えのないアプリをアンインストールする前に、サイバーセキュリティ専門家に調査を依頼することを推奨します。
異常な通信量が発生している
ハッキングされたiPhoneでは、悪意のあるソフトウェアが常に通信を行うため、通信量が増加することがあります。
これにより、通信料金の上昇や、通信速度の低下を引き起こす可能性があります。もちろん、iPhoneのデータ通信量が突然おかしくなることは、様々な理由が考えられます。
たとえば、アプリが自動的にアップデートされたり、バックグラウンドで動作し続けたりすることが原因で通信量が急激に増加してしまうことがあります。また、iPhoneがWi-Fiに接続できない場合、自動的にモバイルデータ通信に切り替わり、通信量が急増することがあります。
これらの問題を解決するためにも、設定を確認して不必要なアプリを削除したり、Wi-Fi接続を確認するなどの対策が必要です。つまり、通信量が増加しているだけでは、ハッキングされていると断定できません。不正アクセスによる被害を正確に確認したい場合は、ハッキング調査の専門業者まで対応を依頼しましょう。
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パフォーマンスの低下・アプリの起動が遅い
一般的な兆候として、パフォーマンスの低下・アプリの起動を挙げることができます。たとえば時刻が止まるなどタイムラグやフリーズが発生したり、デバイスの使用時に全体的に動作が重くなったりする場合がこれに当てはまります。この場合、悪意のあるソフトウェアがバックグラウンドで動作していることが多く、本来のパフォーマンスが出せず、アプリの起動が遅くなっている可能性があります。
この場合、iPhoneが「マルウェア」に感染している可能性が高いです。マルウェアにより不正通信が行われると、個人情報が盗まれている恐れがあります。まずはiPhone端末を調査し、マルウェアが端末に含まれているかを確認しましょう。ただし、iPhoneの動作が重い場合は、様々な原因が考えられます。例えば、以下のようなものが考えられます。
- 不要なアプリやデータがたまっている
- メモリが不足している
- バックグラウンドで動作しているアプリが多い
- システムが更新されていない
- ハードウェアが古くなっている
これらの原因を解消することで、iPhoneの動作が改善することがあります。まずは不要なアプリやデータを削除し、データ容量を確保することから始めましょう。またバックグラウンドで動作しているアプリ、ないしブラウザの開いたままのタブを確認し、不要なものを終了することも有効です。
その他の原因が考えられる場合、 Apple公式が公開しているトラブルシューティングを逐一チェックしましょう。仮に、セキュリティ上の問題が疑われる場合は、専門家に相談することをおすすめします。ちなみにiPhoneにはセキュリティソフトが存在せず、自力での調査は困難です。詳細な調査をおこなうには、ハッキング調査の専門業者まで対応を依頼することを検討しておきましょう。
バッテリーの急速な消耗
バッテリーの消耗が激しくなるのも危険な兆候です。ハッキングされたiPhoneでは、悪意のあるソフトウェアがバッテリーを過剰に使用するため、バッテリーの急速な消耗が起こることがあります。バッテリー消費量が異常に増加した場合、バッテリーを大量消費させる悪意のあるアプリをインストールさせられている可能性があります。まずバッテリーを消費するアプリを確認し、そのアプリを削除してください。
不審な通話・異常なSMS通知
ハッキングされたiPhoneでは、知らない番号からの不審な電話、異常なSMS通知が届くことがあります。これらの通知がみられる場合、ハッカーが個人情報を盗み、関係する第三者にスパムを送信している可能性があります。送信した覚えのないSMS履歴や、国外からの通信履歴がある場合、以下のような原因が考えられます。
- 自分以外の人がiPhoneを使用していた
- 自分が設定したアプリやサービスが、自動的に通信を行っている
- スパムやフィッシング詐欺などが行われている
これらの原因を確認して、適切な対処を行うことで、iPhoneを保護することができます。まずは、自分以外の人が iPhoneを使用していた可能性を確認しましょう。より詳細な調査は、ハッキング調査に対応した専門業者で受けることも可能です。
オレンジのランプが点灯する
iPhoneの場合、通話などでマイクを使用していないにもかかわらず画面右上にオレンジ色の点がある場合はハッキングされ盗聴されている疑いがあります。
このランプはマイクやカメラなどを使用しているときに表示されます。もしカメラやマイクを使用していないにもかかわらずオレンジのランプが点灯する場合、盗撮・盗聴され、外部にデータを送信させられている恐れがあります。
見に覚えのないログイン通知
ハッキングされたiPhoneでは、見に覚えのないログイン通知、身に覚えのないセキュリティコードが届くことがあります。たとえばiCloudやFaceTimeなどのサービスに身に覚えのないログイン通知が来ていた場合、ハッキングを受けている可能性があります。
さらに、「iCloudを追加しますか?」という通知が見知らぬメールから届いた場合には、特にハッキングである可能性が高いです。このようなログイン通知はハッカーがユーザーのアカウントにアクセスを試みたことを示します。身に覚えのない通知には絶対に従ってはいけません。
パスワードを入力しなくてもログインできる
パスワードや顔認証データを設定しているのに、ログイン要求されない場合、ハッカーが不正アクセスしやすいようにログイン設定を取り外している可能性があります。もっとも、iPhoneに保存されているフィンガープリントや顔認証データが、何らかの理由で無効になっているか、削除されている可能性があります。それらを考慮したうえで「設定」の内容を確認するなど、適切なアクションを行うことをおすすめします。
個人情報の漏えい
最も重要な影響の一つは、ハッキングされたiPhoneに保存されている個人情報の漏えいです。この際、クレジットカード情報が盗まれやすく、場合によっては不正な支払いが行われることもあります。個人情報の漏えいが疑われる場合、速やかに専門家に相談することをおすすめします。また不測の事態を避けるためにも、セキュリティ対策を強化しておきましょう。たとえば強力なパスワードを使用する、または不審なメールにはクリックしないようにすることが重要です。
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iPhoneのハッキングを確認・調査する方法
iPhoneのハッキングの有無をチェックするのに取ることができる、いくつかの方法をご紹介します。
- いつもと違う兆候がないか確認する
- データ使用量をチェックする
- 不明なアプリをチェックする
- バッテリーの状態を確認する
- デバイスがジェイルブレイク(脱獄)されていないか確認する
- Apple IDでサインインしているデバイスを確認する
- 有料コンテンツを勝手に購入されていないか確認する
- iPhoneの動作がいつもより遅くないか確認する
- Appleのサポートへ電話をする(※要検討)
- ハッキングの専門業者で調査する
いつもと違う兆候がないか確認する
iPhoneが勝手に再起動したり、ポップアップがたくさん表示されたり、いつもより動作が遅くなったりと、異常な動作をする場合は、ハッキングの可能性のある兆候である可能性があります。これまで説明してきた不審な兆候に該当しないか確認しておきましょう。
データ使用量をチェックする
ハッキングされたiPhoneでは、通常よりも多くのデータ通信が発生することがあります。そのため、データ使用量やデータ料金が大幅に増加した場合、データ使用量をチェックすることで、ハッキングの兆候を発見することができるかもしれません。
不明なアプリをチェックする
iPhoneにインストールされていない未知のアプリや不審なアプリがないか探してみてください。ハッカーは、あなたの個人データにアクセスするために、あなたのiPhoneに悪意のあるアプリケーションをインストールする可能性があります。
バッテリーの状態を確認する
iPhoneのバッテリーの減りが通常より早い場合、バックグラウンドで未知のアプリが実行されているか、デバイスがリモートアクセスされていることを示している可能性があります。iPhoneでバッテリーの状態を確認するには、以下の手順に従います。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「バッテリー」をタップします。
- 「バッテリーの状態」をタップします。
ここで、現在のバッテリーの状態が表示されます。バッテリーの最大容量が100%の場合は、バッテリーが新しい状態であることを示しています。この状態で充電の減りが著しい場合は、ハッキングの可能性を疑いましょう。
一方、バッテリーの最大容量が低下している場合、バッテリーの性能が低下していることを示しています。
デバイスがジェイルブレイク(脱獄)されているかどうかを確認する
iPhoneがジェイルブレイク(以下、脱獄)されている場合、ハッキングされやすい可能性があります。
特に中古iPhoneの場合、脱獄済みの可能性があるため、見慣れないアプリやカスタマイズなど、デバイスにジェイルブレイクの兆候がないか探してみてください。
Apple IDでサインインしているデバイスを確認する
Apple IDでサインインしているデバイスを確認しましょう。
iPhoneの「設定」からユーザー名をクリックし、一番下までスクロールすると、Apple IDでサインインしているデバイスが表示されます。
見覚えのないデバイスが表示されている場合は、ハッキングされている可能性が高いです。
有料コンテンツを勝手に購入されていないか確認する
有料コンテンツを勝手に購入されていないか確認しましょう。Apple IDやアカウントが乗っ取られると、有料コンテンツを購入されてしまう可能性があります。
有料コンテンツは携帯料金と合わせたキャリア決済ができるものもあるため、毎月のスマホ代やクレジットカードの請求額が高くなっていないか確認しましょう。
iPhoneの動作がいつもより遅くないか確認する
iPhoneの動作がいつもより遅い場合、iPhoneがハッキングされ、不正アプリがダウンロードされている可能性があります。不正アプリがダウンロードされると、操作が不自然に重くなったりストレージが圧迫されたりします。
ただし、iPhoneを使用して2年以上が経っている場合は、単に経年劣化によって動作が遅くなっているだけの可能性もあります。購入したばかりなのに動作が不自然に遅い場合は、ハッキングを疑ってもよいでしょう。
Appleのサポートへ電話をする(※要検討)
iPhoneのハッキングが疑われる場合は、Appleのサポートへ電話をしましょう。
電話口で質問に回答すると、Apple IDのパスワードをリセットするリンクが送信されます。
【Apple サポート窓口(日本)】
- 国内からかける場合:0120-277-535
- 国外からかける場合:(81) 3-6365-4705
ハッキング調査の専門業者まで対応を依頼する
iPhoneでハッキングが疑われる場合、あるいは何をして良いか分からない場合、対処法を個人で行うのが不安な方は、ハッキング被害の調査に対応している専門業者へ相談することをおすすめします。
なぜならハッキング被害の調査は、高度な専門知識と技術が必要であり、個人で調査を行う場合、ハッカーの侵入経路や盗み取られたデータの種類などを正確に特定することは難しいためです。
一方で、専門業者は、ハッキング被害の調査に豊富な経験と実績があり、最新の技術を駆使して調査を行うことができます。たとえば「いつからハッキングされているのか」「情報漏えい有無」など、ハッキング被害の状況を正確に把握し、適切な対処を行うことができます。なお、業者によっては無料で相談をすることができ、最短当日の対処/調査が可能です。
専門業者に依頼したほうがいい例
ハッキング被害にあっている可能性がある方は、自力で調査したりせずにハッキングの調査業者に直接相談するのが一番安全です。専門業者には機器のログ深くまで調査可能な専門の調査設備や、設備を活かせるノウハウを持ったプロのエンジニアが所属しています。
自力で調査するよりも調査範囲が広い・調査結果が正確・セキュリティが整っているため、安心かつ確実に調査することが可能です。以下のような方には特におすすめできます。
- 自力でハッキングの有無を調査するのが不安な方
- 被害や兆候に複数心当たりがある方
- 被害が拡大する前にトラブルを解決したい方
ハッキング調査に対応した専門業者を選ぶときのポイント
ハッキング調査に対応した専門業者を選ぶときのポイントは次の6つです。
- ハッキング調査の実績が豊富
- スピード調査に対応している
- 情報セキュリティの体制が整っている
- 裁判などで法的証拠となる調査報告書を発行できる
- 機器のデータ復旧作業に対応している
- 依頼前から費用形態が明確である
調査業者は業者によって実績や対応可能な範囲が異なるので、選ぶ際はこれらのポイントに着目して選ぶといいでしょう。
おすすめのiPhoneハッキング調査対応の専門業者
上記のポイントから厳選したおすすめの業者が、デジタルデータフォレンジックです。
デジタルデータフォレンジック
公式サイトデジタルデータフォレンジック
デジタルデータフォレンジックは、累計3万2千件以上の豊富な相談実績を持ち、全国各地の警察・捜査機関からの相談実績も360件以上ある国内有数のフォレンジック調査サービスです。
一般的なフォレンジック調査会社と比較して対応範囲が幅広く、法人のサイバー攻撃被害調査や社内不正調査に加えて、個人のハッキング調査・パスワード解析まで受け付けています。24時間365日の相談窓口があり、最短30分で無料のWeb打合せ可能とスピーディーに対応してくれるので、緊急時でも安心です。
運営元であるデジタルデータソリューション株式会社では14年連続国内売上No.1のデータ復旧サービスも展開しており、万が一必要なデータが暗号化・削除されている場合でも、高い技術力で復元できるという強みを持っています。調査・解析・復旧技術の高さから、何度もテレビや新聞などのメディアに取り上げられている優良企業です。
相談から見積りまで無料で対応してくれるので、フォレンジック調査の依頼が初めてという方もまずは気軽に相談してみることをおすすめします。
費用 | ★相談・見積り無料 まずはご相談をおすすめします |
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調査対象 | デジタル機器全般:PC/スマートフォン/サーバ/外付けHDD/USBメモリ/SDカード/タブレット 等 |
サービス | ●サイバーインシデント調査: マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃調査、情報漏洩調査、ハッキング調査、不正アクセス(Webサイト改ざん)調査、サポート詐欺被害調査、Emotet感染調査 ●社内不正調査: 退職者の不正調査、情報持ち出し調査、横領・着服調査、労働問題調査、文書・データ改ざん調査、証拠データ復元 ●その他のサービス: パスワード解除、デジタル遺品調査、セキュリティ診断、ペネトレーションテスト(侵入テスト)、OSINT調査(ダークウェブ調査) 等 ※法人・個人問わず対応可能 |
特長 | ✔官公庁・法人・捜査機関への協力を含む、累計32,000件以上の相談実績 ✔企業で発生しうるサイバーインシデント・人的インシデントの両方に対応 ✔国際標準規格ISO27001/Pマークを取得した万全なセキュリティ体制 ✔警視庁からの表彰など豊富な実績 ✔14年連続国内売上No.1のデータ復旧サービス(※)を保有する企業が調査 ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2020年) |
基本情報 | 運営会社:デジタルデータソリューション株式会社 所在地:東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー15階 |
受付時間 | 24時間365日 年中無休で営業(土日・祝日も対応可) ★最短30分でWeb打合せ(無料) |
iPhoneがハッキングされる経路
最近、iPhoneのハッキングがますます増加しています。これは、ハッカーがiOSの脆弱性などを利用し、iPhoneを乗っ取るために使用することができるからです。ここでは、ハッキングされるときの経路について紹介します。これらの感染経路に心当たりがある時には、iPhoneがハッキングされている可能性があるので、詳細を調査しておく必要があるでしょう。
iPhoneがハッキングされる主な経路は以下のようなものがあります。
- iCloudのハッキング
- 「iPhoneを探す」機能を悪用されている
- トロイの木馬に感染(通常とは異なる経路でインストール)
- iCloudカレンダー機能を悪用
- 偽のフリーWi-Fiにアクセスした
- メールやSMSで不正なリンクを踏んだ
- 不正なアプリによる被害
iCloudのハッキング
iCloudのログイン情報を特定されると、クラウドに保存したiPhone上の機密データが盗まれ、重大なプライバシーの侵害に発展する恐れがあります。
有名な実例として、2014年9月に起きたファプニング騒動があります。この事件では、著名なセレブ女優たちのプライベート写真が、匿名掲示板「4chan」に大量流出し、多くの非難と論争を引き起こしました。ハッキング原因としては、システムの脆弱性でなく、パスワードを不正入手する、総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)ないし辞書攻撃(パスワードリスト攻撃)が行われたものと考えられています。この事件を教訓としてパスワードは特定されないよう、英数字を交えたランダムかつ複雑なものにしておきましょう。
単純なパスワードを使用・流用するのはNG
単純なパスワードには、以下のようなものがあります。
- 単純な文字列 (例: 123456、abcdef)
- 自分の身分証明書や生年月日を使ったもの (例: 身分証明書番号、生年月日)
- 他の人が知っているものを使ったもの (例: 友人や家族の名前、ペットの名前)
- 元のパスワードを微調整したもの (例: password1、passw0rd)
このように、他人が簡単に推測できるパスワードを使っていると、他の人によって簡単にハッキングされる可能性があります。この場合、脈絡のない英数字や特殊文字を使用し、文字列を複雑にすることでセキュリティを強化できます。
「iPhoneを探す」機能を悪用されている
「iPhoneを探す」という機能は、紛失した自分のiPhoneがどこにあるか確認するのに役立ちます。しかし、この機能はiCloudに紐づけられており、ハッカーはこれを悪用することがあります。
たとえばiCloudに不正アクセスした第三者が「iPhoneを探す」機能を使って、ユーザーの位置情報を特定されると、集団ストーキングや個人情報の晒し(ドクシング)といった「オンライン・ハラスメント」に遭遇する可能性があります。
あらかじめ「パスワードを定期的に変更する」「質問の答えを変更する」などし、他の人があなたのアカウントにアクセスできないようにすることが大切です。またリスクを回避するためにも、常に最新のiOSバージョンを使用するようにしましょう。
>最短当日調査!iPhoneのハッキング調査に対応している業者はこちら
トロイの木馬に感染(通常とは異なる経路でインストール)
通常とは異なる経路(脱獄など)でインストールされたアプリには、有益なアプリを装いつつ、データの詐取などの働きを行うものがあります。
このようなアプリは「トロイの木馬」と呼ばれ、インストールすると個人情報の流出やクレジットカードへの不正アクセスなどを引き起こすマルウェアの一種です。
トロイの木馬は、メールやWebサイト・アプリのダウンロードなど、当たり前に使用する機能が感染経路になることもあり、インターネットを使ってる限り感染する危険性があります。
トロイの木馬に感染した時には、ネットワークから切断し、セキュリティソフトやウイルス感染調査業者に相談するようにしましょう。
iCloudカレンダー機能を悪用
iCloudカレンダー機能を悪用されると、下記の文言とともに、不審なURLとセットで次のような文言がカレンダーに表示されます。
- ウイルスに感染している可能性があります
- あなたのiPhoneは保護されていません!
- 今すぐクリックしてiPhoneを保護
不審な通知をタップすると、不正プログラムを組み込まれ、スパムサイトへ誘導されたり、個人情報を盗まれたりする恐れがあります。また、すでにiCloudメールが外部に漏れている恐れもあります。
タップして上記のような画面に進んでしまった際は、編集ボタンからカレンダーの項目を削除し、先に進まないようにしましょう。
情報漏えいが心配な場合は、専門業者でiPhoneのハッキング調査を行うなど、より詳しい調査をおすすめします。
偽のフリーWi-Fiにアクセスした
偽のフリーWi-Fiにアクセスすることも、iPhoneをハッキングする方法です。
フリーWi-Fiのスポットは年々増加しており、日常的に利用する方も多くいらっしゃいますが、ハッカーが、偽のWi-Fiネットワークを作成し、そのWi-Fiに接続をしてしまうと、ハッカーに不正アクセスされる恐れがあります。この際、操作している画面やiPhoneに保存されている情報が投影する可能性があります。
メールやSMSで不正なリンクを踏んだ
メールやSMSを通じて不正なリンクを踏んだ場合、不正サイトに遷移され、何らかのアクションを要求される場合があります。たとえば個人情報を入力させられたり、あるいは、マルウェアやウイルスのダウンロードを要求させられることがあります。
このようなマルウェアやウイルスは、デバイスを乗っ取ったり、個人情報を収集したりすることができるものも多く、セキュリティ上の問題を引き起こす可能性があるため、できるだけ避けるよう心がけることが重要です。
不正な構成プロファイルのインストール
近年は構成プロファイルを利用したハッキングも増加しています。
構成プロファイルとは、iOSの各種設定を自動的に行う仕組みで、大量のデバイスに同じ設定を適用できます。しかし、不正な構成プロファイルがインストールされると、ハッカーによってデバイスが乗っ取られたり、不正なアクセスを受けたりする可能性があります。
最近では、宅配業者を偽装した不正SMSによって、スマートフォンのユーザーが不正な構成プロファイルをインストールさせられるケースが増えています。不正なプロファイルがスマートフォンにインストールされると、プライバシーや個人情報がさらされる恐れがあります。
スマートフォンを使用する際には、不明なSMSやアプリのダウンロードなど、不審な動きには十分に注意しましょう。
ウイルス感染の恐れがあるアプリのダウンロード
iPhoneで不正なアプリケーションをダウンロードする際に機器がハッキングされる可能性があります。一般的なのサイトからダウンロードするアプリは不審なものが多く、ハッキングを目的としたウイルスを含んでいることが考えられます。Appleストアのアプリであればセキュリティが厳重なため感染する可能性は抑えられますが、それでも0%ではありません。
中には不正なアプリから盗聴やカメラの起動、画面の盗み見などができるハッキング手法がありとても危険です。もし身に覚えのないアプリを見つけた際はすぐに削除し、アプリをダウンロードした経路を調査業者で調査することをおすすめします。
iPhoneのハッキングを予防する方法7選
iPhoneをハッキングから守る方法はいくつかあります。しここでは、iPhoneのハッキングを予防するために、以下7つの方法を紹介します。
- iPhoneはジェイルブレイク(脱獄)しない
- サードパーティアプリをインストールしない
- フィッシング詐欺に警戒する
- 見知らぬ人や不審な人から送られてくるリンクを開かない
- 多要素認証を有効化する
- VPN(Virtual Private Network)を使う
- スマホを最新の状態に保つ
iPhoneはジェイルブレイク(脱獄)しない
ハッキングされる可能性が高まるため、ジェイルブレイク(脱獄)は推奨されません。通常、iOSデバイスは、アプリケーションのインストールに厳格な制限があるため、ジェイルブレイクは必要ありません。
しかしジェイルブレイクを行うと、iOSのセキュリティ設定が解除され、悪意のあるアプリケーション(マルウェア)がインストールされてしまう可能性があります。また、ジェイルブレイクを行ったデバイスは製品保証が無効になる場合があるため、注意しましょう。
サードパーティアプリをインストールしない
サードパーティのアプリをインストールしないことが重要です。たとえそれが役立つように見えたとしても、信頼できないウェブサイトから入手したアプリは、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
基本的には、Appleが提供する公式App Storeからのみアプリをダウンロードすることで、マルウェアに感染する可能性を低くすることができます。したがって、アプリをインストールする際は、必ずApp Storeからダウンロードするようにしてください。
フィッシング詐欺に警戒する
フィッシング詐欺に警戒することも重要です。最近では、フィッシング詐欺がますます巧妙化しており、不審なメールやリンクだけでなく、偽のウェブサイトに誘導されることもあります。そのため、「メールの差出人が信頼できるかどうかを確認する」、「URLを確認する」、「受信箱の設定を見直す」など、さまざまな方法でフィッシング詐欺から自分自身を守る必要があります。
見知らぬ人や不審な人から送られてくるリンクを開かない
見知らぬ人や不審な人から送られてくるリンクを開くと、個人情報が盗まれたり、悪意あるソフトウェアがコンピューターにダウンロードされる可能性があります。信頼できる相手からのみ送られてきたリンクを開くようにしましょう。
また、不審なリンクが送られてきた場合には、あらかじめウイルス対策ソフトウェアで防御できる環境を構築しておきましょう。
多要素認証を有効化する
多要素認証を有効化することで、ハッキングからの防御に役立ちます。たとえばログイン時にパスワードだけでなく、SMSや指紋認証などを施すことでセキュリティが強化されます。
VPN(Virtual Private Network)の機器を使う
VPN(Virtual Private Netw住所の特定使うこともおすすめです。VPNを使用することで、インターネット接続が暗号化され、プライバシーが保護されます。
スマホを最新の状態に保つ
スマホを常に最新の状態に保つことも重要です。Appleがリリースするセキュリティアップデートを都度インストールしましょう。これによりセキュリティの脆弱性を修正することができます。
iPhoneハッキングの被害拡大を防ぐための対処法
iPhoneにハッキングの疑いがある際の対処法としては次の物があります。
- iPhoneをオフラインにする
- iCloudに紐づけられているパスワードを変更する
- Apple IDを取り戻す
- ポップアップは操作しない
- Safariの設定を確認する
- 最新のiOSをインストール
- 怪しいアプリをアンインストールする
- iPhoneを初期化する(※ただし被害は分からなくなる)
- ハッキング調査に対応している専門業者へ相談する
①iPhoneをオフラインにする
iPhoneのハッキングが疑われる場合、iPhoneをオフラインにしましょう。オフラインにすることで、不正通信を防止することができます。また、iPhoneのパスワードを変更するなどのセキュリティ対策もあわせて行うのが重要です。
②iCloudに紐づけられているパスワードを変更する
iPhoneにハッキングの疑いがある場合、iCloudに紐づけられているパスワードをセキュリティ設定から変更することをおすすめします。iCloudのパスワードを変更すると、デバイスにアクセスできるユーザーを制限することができます。
iCloudに紐づけられているパスワードを変更する手順は次のとおりです。
- iPhoneの画面から、「設定」アプリを開きます。
- 「アカウント」をタップし、「iCloud」をタップします。
- 「パスワードとセキュリティ」をタップします。
- 「パスワードを変更」をタップします。
- 現在のパスワードを入力します。
- 新しいパスワードを入力し、確認のために再度入力します。
- 「変更」をタップします。
なお、新しいパスワードは複雑で、他の人が簡単に推測できないようにすることも重要です。
③Apple IDを取り戻す
Apple ID が不正利用されている可能性がある場合、以下の手順で Apple ID を取り戻し、アカウント情報を確認してください。
- Apple ID のメールアドレスまたは電話番号を入力します。
- パスワード再設定用のメールを受け取ります。
- Apple ID のセキュリティチェックを行います。
- 新しい認証情報を使用して Apple ID にアクセスします。
- Apple ID の設定を開きます。
- Apple ID の名前、メールアドレス、パスワードなどアカウント情報を確認します。
- 不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策を行います。
- 2要素認証を設定するなど、必要なセキュリティ対策もあわせて行います。
④ポップアップは操作しない
iPhoneのハッキングが疑われる場合、ポップアップは操作しないでください。ポップアップには不正なマルウェアが含まれている可能性があり、ハッキングやデータ詐取などの被害にあう可能性があります。
⑤Safariの設定を確認する
Safariには有害なポップアップやウェブサイトを全自動でブロックする機能が搭載されています。これら機能がオフになっていないかを確認しましょう。
「ポップアップブロック」をオンにする
iPhoneのポップアップブロック機能とは、ウェブサイトから表示されるポップアップ広告などをブロックする機能です。iPhoneではSafariブラウザが搭載されており、Safariから表示されるポップアップ広告などを自動的にブロックする機能が備わっています。また、iOS 11以降では、Safariで表示されるポップアップ広告などを個別にブロックすることも可能となっています。ただし、これがオフになっていると、iPhoneでポップアップが表示される場合があります。
「ポップアップブロック」をオンにする手順は次のとおりです。
- iPhoneのホーム画面で「設定」をタップします。
- 「Safari」をタップします。
- 「ポップアップをブロック」をオンにします。
「詐欺 Web サイトの警告」をオンにする
「詐欺 Web サイトの警告」は、悪意のある詐欺サイトを検出してユーザーに警告を表示するフィルタリング機能です。警告機能をオンにする方法は次のとおりです。
- 「設定」から「Safari」を開きます。
- 「詐欺サイトの警告」をオンにします。
- 「詐欺サイトの警告を有効にする」をオンにします。
⑥最新のiOSをインストール
iPhoneのハッキングを防ぐためにも、最新のiOSをインストールすることが大切です。なぜなら、iOSアップデートでは、新しいセキュリティ機能が追加されるからです。新しいマルウェアは日々数十万と生成されるため、それらを防御するためにもアップデートは欠かせません。最新のiOSを確認し、インストールする手順は次のとおりです。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→インストール
iPhoneのハッキングを防ぐためにも、iOSのセキュリティ設定を厳重に管理し、不正なアプリをインストールしないようにしましょう。
⑦怪しいアプリをアンインストールする
怪しいアプリをダウンロードしてしまった場合や、身に覚えのないアプリがダウンロードされている場合、該当するアプリをアンインストールすることで対処できる可能性があります。この方法は、アプリ自体に遠隔操作や情報窃取をする機能があるものであれば対応できる可能性がありますが、「ウイルスなどのマルウェアをインストールさせるため」にアプリのインストールさせるような手法の場合、アプリを消しても解決はできません。
⑧iPhoneを初期化する(※ただし被害は分からなくなる)
ウイルスやトロイの木馬のようなマルウェアに感染してしまった場合、iPhone自体の初期化を行うことで、マルウェア自体への対処も可能です。初期化を行うことで、iPhone内のデータが消えてしまうため、この方法はバックアップがある場合に行いましょう。ここで注意していただきたいのが、「初期化をするために、今からバックアップデータを作成する」という作業は行わないでください。仮にiPhoneが何らかのウイルスに感染していた場合、パソコンやUSB等のバックアップデータを保存したデバイスもウイルスに感染してしまう可能性があります。
また、初期化を行いiPhoneが感染しているマルウェアへの対処が完了した場合でも、窃取された情報によっては、被害が継続する場合があるので、情報漏洩有無の調査などを行うことを検討しましょう。
⑨ハッキング調査に対応している専門業者へ相談する
iPhoneにハッキングの疑いがある場合、ハッキング調査の専門業者に連絡し、悪意のあるソフトウェアやデータ漏えいの有無を調査してもらうとよいでしょう。
なお、ハッキング調査をする場合、調査の範囲や期間、料金について事前に確認することが重要です。また調査後には、報告書 の提出を依頼すると良いでしょう。これにより、今後同様の問題を回避するための対策を講じることができます。
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まとめ
今回は、iPhoneでハッキングされる原因や対処法をご紹介しました。もし警告文が出た際は「インストール」「キャンセル」などのボタンを押さずにwebページごと削除しましょう。また、iPhoneがハッキングされている可能性を感じたら上記の対処をとりましょう。
ご自身での操作に不安を感じる方や解決しない方は、専門の調査会社への相談をおすすめします。専門業者では、ハッキングされたiPhoneの詳細な情報を収集し、データの漏えい先を追跡することもできます。また、iPhoneを安全に利用するためには、定期的なセキュリティのアップデートを行うことも必要です。ハッキング被害を未然に防ぐためにも常日頃から気をつけてデバイスをお使いください。
フォレンジックとは、スマホやPCなどの電子機器や、ネットワークに記録されているログ情報などを解析・調査する専門的な手法で、ハッキング・サイバー攻撃・不正アクセス被害の調査などに活用されています。別名で「デジタル鑑識」とも呼ばれ、最高裁や警視庁でも正式な捜査手法としても取り入れられています。