京都府立医科大学附属病院は2020年12月11日、同院駐輪場にて所属医師が所有していたカバンが盗難される事件が発生し、中に含まれていた患者情報を記録した媒体について外部流出の可能性が生じたと明らかにしました。
発表によると、盗難被害は2020年12月6日に同院駐輪場で発生したもの。被害を受けた医師は同日13時頃に問題のカバンを自転車に乗せて通勤しましたが、17時頃になりカバンの紛失が発覚。
これを病院が調査したところ、院内に設置されている監視カメラの映像から、駐輪場での盗難が確認されたとしています。
病歴など95名の患者データ流出か
京都府立医科大学附属病院によると、盗難被害を受けた医師のカバンには、患者情報を含むノートパソコンおよびUSBメモリ2個が含まれていました。
同院によると、患者の氏名や生年月日および連絡先などは記録されていないものの、患者IDや病歴など95名分のデータが含まれていたことが判明したため、警察当局に盗難届を提出の上、対象患者らに謝罪と説明を実施したとのこと。
なお、同院は今後、個人情報の取扱や保管などについて、各種会議や研修を通じて周知し、再発防止に繋げるとしています。