一般財団法人・日本舶用品検定協会は2020年8月6日、同協会が利用する業務用サーバーシステムがランサムウェアに感染し、複数の業務用システムに障害が発生したと明らかにしました。
同協会によると、ランサムウェアの感染が発覚したのは2020年8月4日のこと。感染によりメール等の全システムが使用できなくなる事象が発生したため、記事発表時点でも業務に影響が出ています。
外部流出は確認されず
ランサムウェアは感染後に暗号化したデータと引き換えに、金銭を要求する脅迫型のマルウェアです。被害者が金銭の要求に応じない場合、データを抹消してしまったり、外部に流出させるなどのリスクが生じます。
ただし同協会によると、少なくとも記事発表時点で、流出被害は確認されていないとのことです。協会は現在も外部の専門家と共同で、感染後の調査および対応を進めている状況で、今後何らかの決断を下すものと見られます。
参照当協会サーバーにおけるウイルス感染について/一般財団法人日本舶用品検定協会