厚生労働省は2020年7月7日、NTTコミュニケーションズのサーバーが狙われた不正アクセス事案について、同省における通信ネットワーク工事や導入機器に関する情報などが流出した可能性があると明らかにしました。
同時案は2020年6月26日に公表された、NTTコミュニケーションズの海外拠点サーバーが何者かにより不正アクセスを受けた問題で、これを踏み台にし国内ネットワークへの侵入を許したため、情報流出懸念が生じています。
主な流出対象はNTTにネットワーク工事を依頼していた事業者や政府系組織とされており、厚労省も同社に工事を委託していたと明かしました。
厚労省「個人情報への影響なし」NTTはコメント避ける
厚生労働省は一連の事案に対して、個人情報への影響はなく、業務において支障が出る類の問題ではないとの認識を示しています。
一方、NTTコミュニケーションズ側は機密保持の必要から、「回答できない」とコメント。同事案を巡っては、公表から続々と新たな続報が頻出しており、今後さらに詳しい内容が発表されるものと見られます。
参照厚労省の通信情報も流出か NTTコム、サイバー攻撃/Yahoo!ニュース