会員情報1,286名を誤表示、情報流出の可能性│日本視能訓練士協会|サイバーセキュリティ.com

会員情報1,286名を誤表示、情報流出の可能性│日本視能訓練士協会



画像:会員情報の一部流出について/公益社団法人日本視能訓練士協会より

公益社団法人日本視能訓練士協会は2020年4月25日、同協会が公式ウェブサイトで公開している情報について、所属会員の氏名情報や一部勤務先などの情報が、検索エンジンを経由した外部からのアクセスで、閲覧可能な状態にあったと明らかにしました。

同協会によれば2020年4月21日、協会会員から「インターネット上で当協会の会員名簿の一部が閲覧可能となっている」と指摘が入ったことにより発覚。協会側で調査を進めたところ、実際に特定個人の氏名などを記載したPDFファイルがウェブ検索対象により表示されている事実が確認され、事実の公表に踏み切りました。

東京都など1都4県の1,286名の情報流出か

日本視能訓練士協会はインシデントの原因について、「本来、表示すべきではないページが、表示設定になっていた」と分析しています。それも、確認されたファイルは1つでなく、東京都をはじめとした1都4県・合計1,286名にも及ぶとのこと。

ただし、流出数は利用した検索エンジンによって変動し、グーグル検索の場合は岡山県の155名に限られるが、Bing検索の場合は1,631名もの会員情報について、誤表示事案が生じました。

同社は今後の対策として、セキュリティ強化を徹底すると発表。今後は流出を起こさないよう、謝罪を表明しています。

参照会員情報の一部流出について/公益社団法人日本視能訓練士協会


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