画像:SHARPホームページより
シャープ株式会社が提供する複数の住民基本台帳用 IC カードリーダライタのドライバソフトインストーラおよび動作確認ツールにおいて、DLL 読み込みに関する脆弱性が含まれていることが判明した。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによると、影響を受けるシステムは以下のとおり
【影響を受けるシステム】
- RW-4040 ドライバソフトインストーラ Windows 7 用 バージョン 2.27 (RW4040V2.27_win7V.exe) – CVE-2017-2189
- RW-5100 ドライバソフトインストーラ Windows 7 用 バージョン 1.0.0.9 (RW5100V1.0.0.9_win.exe) – CVE-2017-2191
- RW-5100 ドライバソフトインストーラ Windows 8.1 用 バージョン 1.0.1.0 (RW5100V1.0.1.0_win8.exe) – CVE-2017-2191
- RW-4040 動作確認ツール Windows 7 用 バージョン 1.2.0.0 (RW4040Test_win7V.exe) – CVE-2017-2190
- RW-5100 動作確認ツール Windows 7 用 バージョン 1.1.0.0 (RW5100Test_win7.exe) – CVE-2017-2192
- RW-5100 動作確認ツール Windows 8.1 用 バージョン 1.2.0.0 (RW5100Test_win8.exe) – CVE-2017-2192
引用:シャープ製住民基本台帳用 IC カードリーダライタ関連の複数のソフトウェアにおける DLL 読み込みに関する脆弱性
上記システムではインストーラや動作確認ツールを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があるとのことで、JVNは、開発者が提供する情報をもと最新のインストーラおよび最新の動作確認ツールを使用するよう注意を呼びかけている。
【最新のインストーラ】
- RW-4040 ドライバソフトインストーラ Windows 7 用 バージョン 2.27A (RW4040V2.27_A_win7V.exe)
- RW-5100 ドライバソフトインストーラ Windows 7 用 バージョン 1.0.0.9A (RW5100V1.0.0.9_A_win.exe)
- RW-5100 ドライバソフトインストーラ Windows 8.1 用 バージョン 1.0.1.0A (RW5100V1.0.1.0_A_win8.exe)
※ドライバソフトが本脆弱性の影響を受けるのはインストーラの起動時のみのため、既存のユーザはドライバソフトをアップデートする必要はない
【最新の動作確認ツール】
- RW-4040 動作確認ツール Windows 7 用 バージョン 1.2.0.0A (RW4040Test_A_win7V.exe)
- RW-5100 動作確認ツール Windows 7 用 バージョン 1.1.0.0A (RW5100Test_A_win7.exe)
- RW-5100 動作確認ツール Windows 8.1 用 バージョン 1.2.0.0A (RW5100Test_A_win8.exe)
<参考>
シャープ製の住民基本台帳用ICカードリーダーの関連ソフトに脆弱性 – 修正版の利用を/Security NEXT
シャープ製住民基本台帳用 IC カードリーダライタ関連の複数のソフトウェアにおける DLL 読み込みに関する脆弱性/JVN