【対処法8選】Windowsで外付けHDDが認識しない?原因とすぐにできる確認方法も解説|サイバーセキュリティ.com

【対処法8選】Windowsで外付けHDDが認識しない?原因とすぐにできる確認方法も解説

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※この記事は2024年4月に更新されています。

外付けHDDを認識しないとき、焦って電源のON/OFFや再起動を繰り返すと、最悪の場合は全データ消失につながりかねません。

HDDは精密機械であり、内部には高速で回転する磁気ディスクと、その表面を読み書きするヘッドと呼ばれる部品があります。もしHDDの状態が悪化しているとき、電源のON/OFFや再起動を繰り返すと、ヘッドがディスクに衝突し、完全にデータが消失する恐れがあります。

本記事では、原因確認、必要な確認事項、対処法、注意点を解説します。安全かつリスクを最小限に抑えるためのおすすめのデータ復旧業者も紹介します。ぜひ参考にしてください。

外付けHDDを認識しない原因(Windows10/11)

外付けHDDが認識しないときは、原因に合わせて適切な対処をする必要があります。原因が正確に特定できていない場合は、むやみに対処して状態が悪化してしまう可能性があります。

外付けHDDを認識しないときの原因は大きく3つに分かれます。

  1. ケーブルやアダプタなどの外部機器の故障
  2. 論理障害
  3. 物理障害

外付けHDDのデータ復旧方法については以下の記事で解説していますので、是非参考にしてください。

外部機器(ケーブル・アダプタ等)の故障・不具合

外付けHDDの故障ではなく、周辺機器の問題が原因でHDDが正常に認識しないケースもあります。

接続不良の原因
  • ACアダプタの経年劣化による電力不足
  • USBケーブルの接続不良
  • デバイスドライバ不良

供給電力や接続に問題があると、電力不足で外付けHDDを認識しないことがあります。また、USBケーブルの接続不良も正常に認識しない原因になります。USBケーブルをしっかり差し込まれているか確認しましょう。

外付けHDD以外の周辺機器の影響

外付けHDDではなく周囲のUSBケーブルやUSBポートが故障してしまっていることによって認識しない場合があります。

他の周辺機器をすべて外して再接続すると改善するケースもあるので試してみてください。

デバイスドライバ不良

デバイスドライバにエラーが発生していることによってHDDが正常に認識されていない場合があります。この場合はデバイスドライバをアップデートして修復すると改善する可能性があります。この場合はHDD本体に問題はないため、比較的かんたんな対処で済みます。

外付けHDDの論理障害

論理障害とは、HDD本体に問題はないものの、保存されているデータやフォルダ構成などに不具合が生じている状態です。

代表的な症状は次の通りです。

  • 画面上に「フォーマットする必要があります」等のエラーが表示される
  • パソコンに接続しても外付けHDDを認識しない・アイコンが出ない
  • ファイルやフォルダが開けない

ただし「エラーメッセージ」「パソコンで認識できない」といった症状は、論理障害と物理障害どちらの可能性も考えられます。

論理障害や物理障害の初期診断は素人判断で行うのは非常に困難であり、不適切な対応が逆に状況を悪化させる恐れがあります。例えば、エラーメッセージに従ってフォーマットを実行したり、不具合のあるデバイスに対して素人が復旧ソフトウェアを使用したりすると、データの破損が進行し、最悪の場合、データが完全に復旧不可能になるリスクがあります

こうしたリスクを避けるためにも、論理障害や物理障害の兆候が見られた場合は、専門のデータ復旧業者に相談することが最善策です。

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画面上に「フォーマットする必要があります」等のエラーが表示される

「フォーマットする必要があります」というエラーが表示される事がありますが、これはパソコンが、接続した外付けHDDを認識できないことを示しています。指示に従うと、外付けHDDがフォーマットされ、保存しているデータは初期化されます。フォーマットを行う前に、デバイスを安全に取り外し、再接続してみることをおすすめします。

パソコンに接続しても外付けHDDを認識しない・アイコンが出ない

パソコンに接続しても外付けHDDを認識しない・アイコンが出ない場合は、外付けHDDが物理的に壊れている可能性があります。この場合はパソコンのトラブルシューティング機能で原因を特定するか、専門業者で原因を診断する必要があります。ツールでは正確に原因を診断できないため無料で診断してもらえる専門業者に相談して診断してもらう事をおすすめします。

ファイルやフォルダが開けない

外付けHDDに保存しているファイルやフォルダが開けないときは、まずエラーメッセージが表示されていないか確認してください。「アクセス権がありません」と表示されている場合は、ァイルのアクセス権限に問題がある可能性が高いです。

問題が解決しない場合は、システムの復元や修復を試みる必要があります。しかし、論理障害が発生している状態でシステムの復元や修復をすると、データを上書き・削除する可能性があります。自力で解決できない場合は、専門家に相談することをおすすめします。

【結論】論理障害でも原因不明の時は安易にソフトなどを使用しないよう注意が必要

論理障害の発生する原因と症状例をまとめると以下の通りです。

論理障害が発生する原因 症状例
  • 誤操作による削除
  • 初期化・フォーマット
  • データ読み書き中の強制終了によるファイルシステムの破損
  • ウイルス感染
  • 「Operating System Not Found」(エラー表示)
  • 「フォーマットしますか?」(エラー表示)
  • 「CRCエラーです」(エラー表示)
  • ブルースクリーン
  • ファイル名が勝手に書き換わる
  • HDD内部データが確認できない

軽度の論理障害(誤操作など)であれば、データ復元ソフトなどを利用して自力で復旧できる可能性があるため、ソフトを利用するか業者に相談するかは適宜判断しましょう。

内蔵HDDのデータ復旧方法については以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

外付けHDDの物理障害

物理障害とは、落下や経年劣化などで、外付けHDDに物理的破損・異音などが発生している状態です。

以下では物理障害が発生するときの原因を3つ解説します。

  • 外付けHDDを落とした・ぶつけた
  • 外付けHDDが水没した
  • 外付けHDDの経年劣化

外付けHDDを落とした・ぶつけた

外付けHDDを落とした・ぶつけたなどの衝撃で、外付けHDDが物理的に破損する可能性があります。HDDの内部構造はとても繊細で、少しの衝撃でデータを認識しない・書き込めない状態になる可能性があります。心当たりがある場合は、すぐに使用するのをやめて、専門家に相談しましょう。

外付けHDDが水没した

外付けHDDに飲み物をこぼしたなどで、内部に水が入り込んでしまうと、外付けHDDが深刻に壊れる可能性があります。外付けHDDが水没した時に乾かそうとしてドライヤーなどを利用すると、熱で状態が悪化する可能性がありますのでやめましょう。タオルなどで拭き取れるだけふき取り、なるべく早く専門家に相談することが重要です。

外付けHDDの経年劣化

外付けHDDの寿命は平均で3~4年と言われており、経年劣化による摩耗で物理障害が起こる場合もあります。異音やエラーメッセージが頻発した末に全てのデータが消えることがありますので、異常を察知した時点でバックアップを取っておきましょう。すでに外付けHDDが認識しない状態の場合は、すぐに専門家に相談して、データを復旧してもらいましょう。

【結論】物理障害はデータ復旧ソフトやパソコンのエラー修復ツールでも復旧できない

外付けHDDの物理障害が発生する原因と症状をまとめると以下の通りです。

物理障害が発生する原因 症状例
  • 落下・水没などの物理的衝撃
  • 落雷によるショート
  • 熱暴走
  • 経年劣化
  • カチカチなどの異音
  • 「DISK BOOT FAILURE」(エラー表示)
  • 「CRCエラー」(エラー表示)
  • 外付けHDDを認識しない
  • 頻繁な動作の遅延、フリーズ

物理障害は外付けHDDを開封して専門的な技術の元データを復旧する必要があります。自力で復旧することが不可能ですので、専門家に相談してデータを復旧してもらうようにしましょう。専門家の中でも、物理障害を復旧できる技術を持つのは一握りの業者ですので、物理障害に対応可能な業者に相談しましょう。

外付けHDDが認識しない場合はデータ復旧が必要

電源周りを一通り確認してもそもそも外付けHDDの電源が入らない・起動しないという場合は、外付けHDD本体が故障している可能性が高いです。HDDが故障したら修理して使い続けることはできないため、まずはデータを取り出す作業が必要になります。

しかし、起動すらしないHDDの場合は、自分でデータ復旧する方法は基本的にありません。データが必要な場合は、データ復旧業者に相談しましょう。

優れたデータ復旧業者であれば、起動しない外付けHDDからでも専用の設備・技術を用いてデータを救出できる可能性が高いです。データ復旧業者の中でも技術力や設備のレベル、対応できる症状の幅は異なるため、技術力が高くて信頼できる業者を見極めて相談しましょう。

「物理障害」は個人だとデータ復旧が難しい

HDD

物理的に傷ついた外付けHDDは手術室に相当する空間と、障害に応じた正確な作業が必要になります。

したがって自力で直そうとすると、外付けHDDに衝撃や異物が加わり、二度と復旧できなくなる恐れがあります。外付けHDDで物理障害が発生すると、内部の部品同士が接触して傷をつけてしまいます。この時、データを記録する部品に傷がつくと、ほんの数分通電するだけでも障害が悪化する可能性があります。

また外付けHDDの場合、重度の物理障害が発生すると異音や異臭がする場合がありますが、論理障害と同様にエラーメッセージや認識不良のみが発生しているパターンもあります。一般的なツールで症状から外付けHDDの障害を正確に見分けることは困難なため、原因を安易に自己判断することは控え、データ復旧業者に対応を依頼するようにしましょう。

高復旧率&安心して任せられる業者を選ぶポイント

せっかくお金も時間もかけてデータ復旧業者に依頼したのに、復旧成功確率の低い業者に依頼して作業に失敗される、なんてことも起きる可能性があります。最悪の場合、大切なデータを永遠に失うことになります。そのような事態を避けるためにも、ここなら間違いないという「技術力の高い業者」を見極めることが重要です。今回は下記に当てはまっていて、技術力が高いと評価を受けている業者を厳選しました。

技術力が高いデータ復旧業者の選定ポイント
  • 復旧率が90%以上あり技術がたしかなこと
  • 夜間や休日も窓口が営業しており復旧スピードが速いこと
  • 後から診断料や部品代などの追加費用が請求されず明朗会計であること
  • 復旧成功の口コミや利用者の実例が多数あること
  • 自社内に復旧設備を整え、熟練の技術者が多数いること

上記のポイントから厳選したおすすめランキング1位の業者は、デジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー


公式HPデジタルデータリカバリー

14年連続データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧サービス最大手
復旧率最高値は95.2%と高い技術力
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
✔国際標準規格ISO27001/ISMS認証を取得した万全なセキュリティ体制
✔警視庁からの表彰、東京都からの技術革新による表彰など豊富な実績

こちらのデジタルデータリカバリーは、国内で最も規模が大きいデータ復旧業者の1つです。20年以上データ復旧に携わり、累計の相談件数41万件以上、他社では復旧できなかった機器の相談件数だけでも7,000件以上ある実績面で信頼のおける業者です。依頼前に無料で相談・診断・見積まで行ってくれるので、データ復旧業者を探している場合はこちらのデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

外付けHDDを認識しない危険な症状とは?

Windows10/11で外付けHDDを認識しないとき、具体的には以下のような症状がよく見られます。

BIOSで外付けHDDを認識しない

パソコンの起動時に表示されるBIOS画面で、外付けHDDが一覧に表示されていない場合、想定される原因は次の通りです。

  • 外付けHDDが正しく接続されていない
  • 外付けHDDの電源が入っていない
  • BIOSの設定が誤っている
  • 外付けHDDが故障している

BIOSで外付けHDDを認識しない場合、BIOS設定を再設定しましょう。

>BIOSで外付けHDDを認識しない場合の対処法はこちら

ディスクの管理で外付けHDDを認識しない

「ディスクの管理」でも外付けHDDを認識しないこともあります。この機能はデスクトップ画面下の検索欄に「ディスクの管理」と入力すれば利用できます。

ただし、古いドライバーを使用していたり、保存データが破損している場合は外付けHDDがパソコンで認識できません。

外付けHDDを「ディスクの管理」でも認識しない場合、ドライブの設定を変更しましょう。

>外付けHDDを「ディスクの管理」でも認識しない場合の対処法はこちら

Windows10/11で外付けHDDを認識しない

Windows 10/11のエクスプローラーで、外付けHDDが表示されていない場合、上記のいずれかの原因に加え、以下の原因が考えられます。

  • ドライブ文字が割り当てられていない
  • ファイルシステムが認識できない
  • パーティションテーブルが破損している

この場合、ドライブ文字の割り当て、ファイルシステムの確認、パーティションテーブルの修復などを行うと対応できる可能性もあります。修復する場合は、CHKDSKでの修復を試すか、Windowsの自動修復機能を実行してみるのも一考です。

ただし障害の判別がつかない、原因が特定できない場合、ON/OFFや再起動を繰り返してしまうと、最悪の場合、全データ消失につながりかねません。むやみに自力で試すのではなく、確実にデータ復旧したい場合は、そのままの状態で専門家に相談する事がおすすめです。

データ復旧業者の選び方は以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 外付けHDDが認識せず異音がする

外付けHDDから異音がする場合は、それを軽視せず、直ちに専門家へ相談するべきです。適切な対応を早急に行うことで、大切なデータを守り、より大きな損害を防ぐことが可能になります。

前提として外付けHDDからの異音は、単なる機械的な問題ではなく、データの安全性に対する深刻な警告信号です。

例えば「カチカチ」「カタカタ」「カチャカチャ」「カリカリ」「キュルキュル」、あるいはビープ音(プップッ、ブーなどの電子音)など、通常とは異なる音が発生している場合、それは外付けHDD内部の部品が既に故障しているか、故障の一歩手前である可能性が高いという重要なサインです。

このような異音が聞こえたら、すぐにHDDの電源を切ることが最優先事項です。なぜなら、通電を続けることでHDD内のプラッタ(データを記録するディスク)がさらに損傷を受け、結果として修復が困難あるいは不可能になるほどデータが失われる危険性が高まるからです。一度傷ついたプラッタからデータを回収することは、非常に高度な技術を要します。

貴重なデータを失う前に、即座にプロのデータ復旧業者に相談することが賢明です。

データ復旧業者は、特殊な技術と高度な設備を駆使して、HDDの状態を正確に診断し、最も適切な復旧プロセスを提案してくれます。また、多くの業者が無料で初期診断を行っており、事前に大まかな見積もりと復旧可能性を知ることができます。

ただし、データ復旧作業はデリケートで複雑であるため、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です

業者選びに際しては、実績、サービスの範囲、料金体系をしっかりと確認しましょう。専門家の手による迅速かつ確実な対応が、最も安心できる選択と言えるでしょう。

>PCから異音がするときの原因や対処法はこちら

外付けHDDを認識しないときにまず確認するべきこと

外付けHDDを認識しないときは、まずHDDに電源が入っているか・電力供給に問題がないかから確認しましょう。

HDD自体には問題なく、外部機器に問題があるケースは比較的かんたんに症状が改善します。

ただし、HDD本体に物理障害・論理障害が発生しているときに以下の方法を試すと、症状が悪化する危険性があります。PCに繋ぎなおすたびにHDDの電源のON/OFFを繰り返すことになり、HDDに負荷がかかってしまうので注意が必要です。

落とした・水没した・直前にいつもと違った操作をしてしまったなど、原因に心当たりがある場合はここで紹介する確認事項は飛ばすことをおすすめします。もし大切なデータをなくしてしまったら困るという場合は、自分であれこれ確認する前に一度データ復旧の専門業者に相談してください。

外付けHDDを認識できているかデバイスマネージャーで確認する

外付けHDDではなく、読み込むPCの方に問題がある可能性も考えられます。単純に設定の問題などで認識できていない場合もあるので、以下のような方法で外付けHDDを認識できているか確認したのち、PCの修復を行ってください。デバイスマネージャーから確認する方法は以下の通りです。

  • デバイスマネージャーから確認する方法
  • BIOSから確認する方法
  • Macbookのディスクユーティリティで動作を確認する方法

デバイスマネージャーから確認する方法

Windows10では、デバイスマネージャーから外付けHDDが認識できているか確認することができます。

  1. 外付けHDDを接続する
  2. Windowsマークからデバイスマネージャーを開く
  3. ディスクドライブやユニバーサルシリアルバスコントローラを開く
  4. 外付けHDDが表示されるか確認する

もし機器名が表示されなかったり、機器名に「!」がついている場合は、ドライバの再インストール、更新プログラムのアンインストール、システムの復元などの対処が必要です。ただし、これらの対処法はPC本体に保存しているデータを失うリスクがあります。もしPCの修復を行う場合は事前にバックアップをとってあるかなどしっかり確認しましょう。

BIOSから確認する方法

  1. PCの起動画面でファンクションキーを押し、BIOSを起動させる
    BIOS
  2. 設定画面からHDD関連の項目を表示する
  3. 外付けHDDが表示されるか確認する

※手順1でBIOSを起動させるためのキーはPCによって異なります。「F2」「F10」「Delete」などがあるため、PCのマニュアルから確認してください

Macbookのディスクユーティリティで動作を確認する方法

  1. 画面下の「Finder」をクリックする
  2. アプリケーション内の「ユーティリティ」をクリックする
  3. ユーティリティ内から「ディスクユーティリティ」をクリックする
  4. 外付けHDDがマウントできていれば、ディスクユーソリティ画面左側に、外付けHDDの名前が表示されます

詳しい操作方法は【Mac版】外付けHDDを認識しないときの対処法16選とおすすめ復旧業者」で詳しく解説しています。

接続不良が起こっていないか確認

まずは、接続不良の可能性があるので以下を確認しましょう。

  • USBケーブルがしっかり刺さっているかを確認
  • 別のUSBの差し込み口に変更
  • ケーブルの交換
  • コンセント口を変えてみる
  • USBハブを使わず直接PCと接続する

上記の方法で外付けHDDが認識する可能性があります。

USBケーブルの供給電力を確認

何らかの原因でHDDへの供給電力が不足していると、HDDの動作が不安定になり認識しないケースがあります。

  • ノートパソコンをバッテリー駆動モード→ACアダプタに切り替える
  • USBハブを変える
  • USBハブを使わず直接PCと接続する
  • USBハブをバスパワーモード→セルフパワーモードにする

上記の方法で外付けHDDが認識する可能性があります。

他の周辺機器の確認

外付けHDD以外の周辺機器をパソコンに接続している場合は、他の機器の影響で外付けHDDが認識できないことがあります。以下の方法を試してみましょう。

  • 他の周辺機器を全て取り外してからHDDを接続してみる
  • 他の周辺機器のドライバを最新状態にする
  • 他の周辺機器のドライバを再インストールする

これらを一通り確認して電源がつく場合は問題ありません。電源がつくが正常に認識できない・そもそも電源が入らないという場合は以下に進んでください。

異音がするか確認する

外付けHDDは認識しないが、HDDから「カチカチ」「ジー」といった異音が聞こえる場合、外付けHDDが物理的に故障している可能性があります。

HDDを認識しない場合、音だけで異常を判別するのは困難なため、データの必要性に合わせてメーカーかデータ復旧業者に相談する必要があります。

【症状別】外付けHDDを認識しないとき対処法8選(Windows10/11)

外付けHDDを認識しないとき以下の対処法を試してみてください。

ただし、HDDに障害が発生しているとき、自分で対処することで、かえって障害が悪化するリスクがあります。

大事なデータが保存されている外付けHDDが認識しなくなったときは、過剰な自力作業は控えてデータ復旧業者に相談することを推奨しています。

対処法① まったく認識しない場合:外付けHDDの接続を確認する

まったく認識しない場合、まずは外付けHDDの接続が適切にされているか、アクセス権限が適切に付与されているかなどを確認しましょう。

  • 外付けHDDを再接続する
  • 「アクセスが拒否されました」と表示される場合はアクセス権限を変更する

外付けHDDを再接続する

外付けHDDがUSBケーブルで正しく接続されていることを確認します。USBポートの破損も考えられるので、別のUSBポートに接続して試みたり、他のパソコンでも認識できるか確認します。

この時、外付けHDDのケーブルも確認しましょう。ケーブルに劣化や断線が起きていることがあるので、ケーブルを新しいものか別のものに取り換えましょう。

「アクセスが拒否されました」と表示される場合はアクセス権限を変更する

PC上で外付けHDDは表示されているものの、クリックすると「アクセスが拒否されました」と出てきてファイルが開けない場合は、アクセス権限が制限されている可能性があります。アクセス権変更の手順は以下の通りです。

  1. Windowsエクスプローラーで、アクセスが拒否されたHDDを右クリックし、「プロパティ」をクリックする
  2. ツールバーで「セキュリティ」を選択して「詳細設定」をクリックする
  3. 「アクセス許可の変更」をクリックする
  4. 「詳細設定」をクリックし、ポップアップウィンドウから「検索」をクリックする
  5. HDDのアクセス権を付与したいアカウントを選択し追加する
  6. 「OK」をクリックして完了

企業から貸与されているPCの場合は、システム管理者に確認して、権限を付与してもらうことで問題なく開けるようになります。

対処法② BIOSで外付けHDDを認識しない場合:BIOS設定を再設定する

BIOSで外付けHDDを認識しない場合、BIOS設定に問題がある可能性があります。

外付けHDDを認識できるように設定する手順は次の通りです。

  1. パソコンを再起動する:

    • パソコンを再起動し、BIOS画面が表示されるまで待ちます。
    • BIOS画面の表示方法は、パソコンの機種によって異なります。
    • 一般的には、起動時に F2F10Del キーなどを押すことで表示されます。
  2. 「SATA Configuration」または「USB Configuration」を探す:

    • BIOS画面が表示されたら、「SATA Configuration」 または 「USB Configuration」 などの設定項目を探します。
    • 設定項目の場所は、BIOS画面のバージョンによって異なります。
    • わからない場合は、パソコンの取扱説明書を参照してください。
  3. 外付けHDDが認識できるように設定する:

    • 「SATA Configuration」 または 「USB Configuration」 設定項目で、「AHCI」 または 「XHCI」 などのモードが選択されていることを確認します。
    • これらのモードは、外付けHDDを認識するために必要な機能を提供します。
    • 選択肢がない場合は、「Enabled」 または 「On」 などの設定になっていることを確認します。
  4. 設定を保存して再起動する:

    • 設定を変更したら、「Save & Exit」 などのコマンドを実行して設定を保存します。
    • パソコンが再起動されます。

再起動後、外付けHDDが認識されるかどうかを確認します。ただし、上記の手順で解決しない場合は、外付けHDDが故障しているか、パソコンのハードウェアに問題がある可能性があります。これらの原因については、データの要不要に応じ、専門業者に問い合わせることを推奨します。

対処法③ 外付けHDDを「ディスクの管理」でも認識しない場合:ドライブの設定を変更する

外付けHDDのドライブの設定が適切でないことから、外付けHDDを認識しない原因になっている可能性があります。ドライブの設定を変更する方法は以下の通りです。

BIOSからドライブを有効化させる

BIOSでドライブがオフに設定されていると、HDDのデータが認識されません。自動的にドライブがオフになっていた場合、BIOSからドライブを有効化させましょう。

BIOSでドライブを有効化させる方法は以下の通りです。

  1. パソコンの電源を入れ、 F2またはDelキーを押してBIOSセットアップ画面に入る
  2. 矢印キーで「Integrated Peripherals」 を選択し、Enterキーを押す
  3. 矢印キーで「USB Controller」を選択し、オプションを「Enable」に変更する

もし解決しない場合は、ドライブ文字に異常がある可能性があります。

ドライブ文字を変更する

ドライブ文字とは各記憶装置(ドライブ)を識別するために割り当てられるアルファベットです。「C:」などがドライブ文字に該当します。

ドライブ文字を変更する方法は以下の通りです。

  1. スタートから「ディスクの管理」を開き、新しいボリュームとしてマークされたHDDをクリックする
  2. 「ドライブ文字とパスの変更」を選択したら「変更」をクリックする
  3. 外付けHDDに新しいドライブ文字を割り当て、[OK]をクリックする

同一のシステム内に同じ文字の別のドライブがある場合、HDDは検出されません。したがって、Windows 10 ではドライブ文字を変更することによりデータが互いに別のものとして認識されるようになります。

ドライバを更新する

PCのデバイスドライバの不具合で外付けHDDを認識できていない可能性があります。

デバイスドライバを最新の状態に更新してみましょう。

デバイスドライバを更新する方法

  1. windowsマークを右クリック>デバイスマネージャーを開く
  2. ディスクドライブ>ユニバーサルシリアルバスコントローラを開く
  3. 表示されたドライブを右クリックする
  4. 「ドライバ ソフトウェアの更新」をクリックする

対処法④ コマンドプロンプトで修復する場合:CHKDSKでの修復を試す

この方法は、PCに接続した時に、何らかのデバイスとして認識はされるが、HDDとしての認識はされておらず開くことができない場合の対処法です。

Windowsの場合の手順

  1. デスクトップの検索でコマンドプロンプトを検索し、起動する
    コマンドプロント
  2. コマンド入力で「chkdsk d(HDDに該当すると思われるドライブに対応): /f」と入力してEnterを押す

Macの場合の手順

  1. Finderで、アプリケーションフォルダを開く
  2. ユーティリティフォルダを開く
  3. ターミナルを開く
    ターミナル
  4. $/sbin/fsck -fy /dev/disk2s2(HDDに該当すると思われるディスクに対応)」と入力してEnterを押す

この方法では軽度の論理障害かつ、ファイルシステムのエラーの場合にしか対応できません。他の論理障害や、物理障害の場合に実行してしまうと症状が悪化する可能性があるので注意してください。

Macの対処法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

対処法⑤:Windowsの自動修復機能を実行する場合:再起動・自動修復・トラブルシューティングを行う

Windows10の自動修復機能を実行

軽度の論理障害の場合、Windows10に搭載されている修復機能を実行することで不具合を解決できる場合があります。

ただし、別の障害が発生していた場合はかえって悪化させてしまう危険性があるので注意しましょう。大事なデータの場合は、バックアップデータを取ってあるかなどよく確認してから実行するようにしてください。

    1. エクスプローラーで外付けHDDのアイコンを右クリックして「プロパティ」をクリック
    2. ツール>エラーチェックの「チェック」ボタンをクリック
  1. 「ドライブのスキャンと修復」をクリック

トラブルシューティングツールを使用する

トラブルシューティングツールを使うことで、パソコンの使用中に発生したシステムエラーを解消できる場合があります。

トラブルシューティングツールの使い方は以下の通りです。

  1. 「スタート」の検索欄に「コマンドプロンプト」と入力する
  2. 「管理者として実行」をクリックする
  3. コマンドプロンプトが開いたら「 msdt.exe-id DeviceDiagnostic」と入力する
  4. 「詳細オプション」をクリックし、次に「自動的に修復」をクリックする
  5. エラー修復完了後に「詳細情報を表示」をクリックすると、スキャンの結果を知ることができる

チェックディスクやトラブルシューティングツールでも外付けHDDを認識しない際は、データが必要であればデータ復旧業者まで相談しましょう。エンジニアの専門技術によって物理障害の発生した外付けHDDからデータを抽出することが可能です。

PCの再起動を行う(※一度きり)

PCのソフトウェアに何らかの不具合が発生していることが原因で、HDDの動作に異常が出ることがあります。

その場合はPCを再起動してみましょう。ただし、明らかに異音がするなどの故障が疑われる場合は避けてください。もし論理障害であっても、再起動によって悪化するリスクがありますので、再起動を試すのは一度きりに留めておいたほうがよいでしょう。

また、必ず外付けHDDを安全にPCから取り外してから再起動してください。異常が発生しているHDDへの通電は症状を悪化させる場合があります。

更新プログラムをアンインストールする

Windows Updateが実施された直後から外付けHDDが認識しなくなったという場合は、更新プログラムを一度アンインストールすることで再度使えるようになることがあります。

ただし、場合によっては現在問題なく使えている機能にかえって不具合が出る可能性もあるため、注意が必要です。

アンインストールの手順

  1. 「スタート」をクリックし、「設定」をクリックする
  2. 「更新とセキュリティ」をクリックする
  3. 「更新とセキュリティ」から「Windows Update」をクリックし、「更新の履歴を表示する」をクリックする
  4. 「更新の履歴を表示する」が表示されるので「更新プログラムをアンインストールする」をクリックする
  5. 「インストールされた更新プログラムをクリックし、「アンインストール」をクリックする

システムの復元を実行する

システムの復元とは、PCの環境設定やシステムなどを以前の状態に丸ごと復元する機能です。PC側で何らかの設定を変更した後に外付けHDDが認識しなくなった場合などは有効な可能性があります。システム復元の手順は以下の通りです。

  1. 検索欄に 「 システムの復元 」 と入力し、「復元ポイントの作成 ( コントロールパネル ) 」をクリックする
  2. 「システムのプロパティ システムの保護」から「システムの復元」をクリックする
  3. 「 システムの復元 」から「次へ」をクリックする
  4. 保存された復元ポイントが一覧表示される
  5. 「復元したいポイント」を選択し、「次へ」をクリックする
  6. 復元ポイントの詳細を確認し、「完了 」をクリックします。
  7. 復元処理開始の注意の内容を確認し、「はい」をクリックする
  8. 「 システムの復元 」 処理が開始され、自動的に画面が遷移する
  9. 復元完了後に PC が再起動する
  10. 改めてログインし、「システムの復元 」 が正常に完了したことを確認する

ただし、以前に復元したいポイントを作成していないとできないうえに、あらゆる設定が全て過去の状態に戻ってしまいます。システムの復元を行う際は、念のため事前にバックアップをとるようにしましょう。外付けHDD本体に障害が発生しているときはシステムの復元で解決することはできないので、実行する際は慎重に判断し、データが確実に復旧したい場合は専門業者に相談しましょう。

対処法⑥ それでも外付けHDDが認識しない場合:初期化・NTFSにフォーマットをする(※データは削除される)

外付けHDDを認識しない際、初期化(フォーマット)をすることで、問題が解決する場合があります。

ただし、HDD内部のデータが削除されてしまうため、内部のデータが損失しても構わないHDDにのみ実施して下さい。

初期化とフォーマットの違い

HDD内部では、どの領域に何のデータを保存するかについて「ファイルシステム」が管理しています。

フォーマットとは、データを管理しているファイルシステムを初期化し、OSやファイル形式を使用機器に合わせて再構築することです。

一度ファイルシステムを初期化することで、領域の割り振りが無くなり、データを読み込むことができなくなってしまいますが、データ自体が削除されるわけではないため、復旧作業を行えばデータを取り戻せる可能性があります。

一方初期化は、HDDに保存してあるデータ、ファイルシステムをすべて削除します。これは工場出荷状態に戻すため、データを復旧することが限りなく難しくなってしまいます。

HDDを初期化する方法

データが不要、または必要なバックアップを取っている場合HDDを初期化しましょう。初期化する手順は以下の通りです。

  1. 「このPC」をクリックして「管理」をクリックする
  2. 「ディスクの管理」にある新しいHDDをクリックする
  3. 「ディスクの初期化」を選択する
  4. ディスクを選択し、パーティションスタイル(通常はGPT)を選択し、OKをクリックする

ここまでの手順で、HDD内のすべてのデータを消去し、新しいファイルシステムを設定することです。しかし、重要なデータがHDDにある場合は、初期化を行う前に必ずバックアップを取る必要があります。バックアップが取れていない場合は、HDDを初期化せずに専門家に相談しましょう。

HDDをNTFSにフォーマットする

システムエラーを解消するためにHDDをフォーマットする場合、ファイル形式をNTFSにすると障害に強く、大きなファイルを取り扱えるようになります。

  1. Windows10でWindowsキーと Xキーを押す
  2. 「ディスクの管理」をクリックしてフォーマットしたいハードドライブを見つけてクリックする
  3. 「フォーマット」を選択し、ファイルシステムを「NTFS」に設定して「OK」をクリックする

ただし、フォーマットを行うと保存データへのアクセスが困難になります。HDDの操作中に「フォーマットしますか?」とメッセージが出た場合はフォーマットしないようにしましょう。

対処法⑦ 軽度論理障害が原因の場合:復旧ソフトを利用する(※リスクあり)

軽度な論理障害が原因の場合は、市販の復旧ソフトを利用することで改善できる場合があります。

ただし、復旧ソフトの使用にはそれなりに知識が必要になります。もし物理障害や重度の論理障害が原因だった場合は復旧ソフトのインストール・使用によって悪化させてしまう危険性があるので、原因がしっかりわかっていて操作にも自信があり、中身のデータを最悪失っても構わないという場合にのみ使用するようにしてください。

ここでは、データ復元ソフトを利用するときの注意点と、データ復元ソフトが使える症状、データ復元ソフトの使用手順について解説します。データ復元ソフトに関しては以下の記事でも詳細に解説していますので、是非参考にしてください。

データ復元ソフトを利用するときの注意点

以下はデータ復元ソフトを使用する際の注意点は以下です。

  • データを復元できない可能性がある
  • 症状を悪化させてしまう場合がある
  • 業者に比べて復旧率が低い
  • データが取り出せなくても費用は取り戻せない

データ復元ソフトは万能ではないため、業者に比べて復旧率が低いです。誤った対処でデータを上書き・削除してしまう可能性があります。大切なデータを確実に復旧したい場合は、データ復元ソフトを試す前に、専門業者に相談して復旧するようにしましょう。

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データ復元ソフトが使える症状

データ復元ソフトは軽度の論理障害が発生した際に使用できます。以下の状況でデータ復元ソフトを使用できます。

  • HDD内のデータにアクセスできない
  • データファイルはあるがエラーが発生して読み込めない
  • 間違ってゴミ箱ファイルから削除した

もしもHDDから異音がする、エラーメッセージが頻繁に表示されるなど、明らかに故障している場合はデータ復元ソフトをかけると状態が悪化する恐れがあるため、使用しないようにしましょう。

データ復元ソフトの使用手順

以下はデータ復元ソフトの使用手順です。

  1. データ復元ソフトを実行する
  2. スキャンしたデータから、復旧したいデータを選定する
  3. リカバリや復元を選択してデータ復元を行う
  4. 復元したデータの保存場所を選択する

データ復元ソフトをかけても外付けHDDを認識しない場合、データ復元ソフトでは直すことができない物理障害が発生している可能性があります。

自力で対処すると認識できたデータまで消失する恐れがあるため、データ復旧業者に相談しましょう。

対処法⑧ 確実にデータを復旧したい場合:データ復旧業者に依頼する

大事なデータが読み込めなくなってしまった場合は、データ復旧の専門業者に依頼するという手もあります。

データ復旧業者への相談は、データを失うリスクを最小限に抑え、貴重な情報を安全に取り戻すための最良のステップです。不確かな自己判断ではなく、経験豊富な専門家による正確な診断と対応が、データ復旧の成功率を大幅に高めます。

一見、軽微な問題に思える障害も、専門家が診断すると予想以上に深刻なダメージが発見されることが珍しくありません。不安や疑問がある場合は、迅速にプロの意見を求めることが推奨されます。専門業者は、最先端の技術と知識、専用の設備を駆使してデータを復旧するため、成功率が高いという大きな利点があります。

なお、一部のデータ復旧業者では、依頼前に障害の原因や復旧にかかる費用の見積りを無料で提供しています。無料診断サービスを利用することで、実際の復旧作業に入る前に費用や可能性を把握することができ、冷静な判断を下すことが可能になります。

特に経験豊富なデータ復旧専門業者は、過去の実績と専門知識を活用して、迅速かつ正確に障害を診断することができ、復旧率を最大限に高めることが可能です。

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パソコンが黒い画面で起動しない時の対処法8選

メーカー修理とデータ復旧業者の違い

データ復旧業者
パソコン修理業者
  • 保存されたデータの救出や復旧が目的
  • 破損したデータの復旧対応可
  • ハードディスクの物理障害による破損対応可
  • 復旧後の動作回復の確認は対応不可
  • パソコンの動作回復が目的
  • ハードウェア・ソフトウェアによる不具合の対応可
  • ハードディスクの論理障害による破損対応可
  • データや設定のバックアップ対応可

パソコンの修理業者では基本的にデータ復旧は行いません。パソコンの不具合を修理し、稼働させることが目的です。一方「データ復旧業者」はデータの復旧を目的として、パソコンの修理などは専門で張りません。

データ復旧とパソコンの修理どちらも行いたい場合は、データ復旧業者にまず相談するようにしましょう。

おすすめデータ復旧サービス

外付けHDDが故障して突然認識しなくなったとき、その原因は多岐にわたります。

認識しないHDDのデータ復旧はより正確な診断力と高い技術力が求められるため、全国100社以上あるデータ復旧サービスの中から特におすすめの業者を選定しました。

  • 重度の障害が発生していても対応できる優れた技術力
  • 大事なデータを預けられる高い信頼性
  • 突然の依頼でも安心して利用できるサービス・価格

上記のポイントを全て満たしたデータ復旧業者は、こちらのデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー


公式HP:デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績があります。

相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

復旧費用 相談から見積もりまで無料
500GB未満:5,000円〜
500GB以上:10,000円〜
1TB以上:20,000円〜
2TB以上:30,000円〜
対応製品 RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合)
約80%が48時間以内に復旧完了
特長 14年連続データ復旧国内売上No.1
復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力
官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績
相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

上記がおすすめ業者になります。もし依頼先に迷ってしまった場合は、ぜひデジタルデータリカバリーに相談してみてください。デジタルデータリカバリーの評判は以下の記事でも解説しています。

外付けHDDのデータ復旧業者の選び方

データ復旧業者であれば、個人では対応できない重度の論理障害や物理障害でもデータを取り出せる可能性があります。

しかし、技術力の低い業者に依頼してしまうと結局データを取り出せないということも起こりえます。そういった事態を防ぐためにも、技術力の高い業者に依頼することが重要です。データ復旧業者に依頼する際は、以下のようなポイントで業者を選びましょう。

  • 【ポイント1】データ復旧業者の技術力を見極める
  • 【ポイント2】信頼できる復旧業者かどうかを見極める
  • 【ポイント3】サービスの利用しやすさを見極める

なお、データ復旧業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【ポイント1】データ復旧業者の技術力を見極める

何より重要なのは、高い技術力をもつデータ復旧業者を見極めることです。技術力の高いデータ復旧業者を見つけるポイントは以下の通りです。

  • データ復旧の技術力が高く、復旧実績が多数ある(数値や指標で明示している
  • 他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が多数ある
  • クリーンルーム等、データ復旧に必要な設備や部品を保有している
  • 復旧ラボを自社内に保有し、公開している
  • 初期診断・復旧スピードが速い
  • 優秀な復旧エンジニアが多数在籍し、機器ごとの専門に分かれている
  • 研究開発などの取組みが第三者(公的機関)に認められた実績がある

ひとくちにデータ復旧業者といってもその質や内容はさまざまで、ほとんど1人で対応している細々とした町の小店舗から、大規模ラボを自社に構えて優秀なデータ復旧専門エンジニアが多数在籍するトップクラスの業者まで、幅広いタイプがあります。

データ復旧はやり直しがきかないものです。最初の対応がその後の復旧率を握るため、はじめて相談するなら技術力の高いところに相談するようにしましょう。

【ポイント2】信頼できる復旧業者かどうかを見極める

個人情報が詰まった外付けHDDを預けることになるため、対応の品質やセキュリティ対策など信頼がおける業者でないと心配です。

信頼できるデータ復旧業者を見極めるポイント

  • 大手法人や官公庁の取引実績が多数あり、運営会社が信頼できる
  • サービス対応が丁寧で信頼できる
  • ISO27001・Pマークの取得等、セキュリティ対策が徹底されている
  • 復旧ラボへの持込み・見学が可能(作業風景を外部に発信・公開している)

大手法人との取引実績や、セキュリティ認証を取得している業者であれば、信頼できます。

【ポイント3】サービスの利用しやすさを見極める

HDDは突然故障するものです。急ぎの依頼になることが多く、何が何でも復旧しないといけないデータのため背に腹は代えられない状況になる可能性も高いため、サポートが充実していて利用しやすいかどうかも重要になります。データ復旧サービスの利用しやすさを計るポイントは以下の通りです。

  • 土日祝日の復旧対応や夜間窓口があり、相談しやすい
  • 出張での復旧に対応している
  • 依頼前の初期費用がかからない
  • 特急料金がかからない
  • データ納品時の追加費用がかからない

せっかく利用するのであれば、利用しやすいサービスで復旧できるように、より良心的な業者に相談しましょう。

外付けHDDを認識しない場合の注意点(Windows10/11)

HDDに異常が認められた場合には、何点か注意点があります。

電源のON/OFFを繰り返さない

外付けHDDに問題が発生している場合には、電源のON/OFF繰り返さないようにしましょう。

電源のON/OFFはHDDの負担が大きい作業の一つです。PCの再起動などを試す場合には、PCから安全にHDDを取り除いた状態で行いましょう。

通電を避ける

外付けHDDに問題が発生している場合には、通電を避けましょう

通常であれば、通電中はHDD内部のプラッタ(HDDの記録面)と磁気ヘッドが接触することなくデータの読み書きを行っています。

しかし、物理障害が発生している場合は、磁気ヘッドが不規則な動作をする可能性があり、通電するだけで本来は接触してはいけないプラッタ部分と接触してしまう可能性があります。プラッタに傷がつくと、記録されたデータも破壊されてしまうため、HDDの故障時には、通電を極力控えることが大切です。

個人で分解はしない

外付けHDDの分解を伴う対処方法は個人ではできません

分解には専門の知識が必要な上、必ず、専用のクリーンルーム内で行います。HDDは精密部品で構成されており、小さな塵やホコリ、指紋さえも故障の原因になるためです。

また、HDDを開封した段階でメーカーからの保証も外れてしまうので、個人でHDDを開封・分解することは避けてください。

強い衝撃を与えない

外付けHDDを認識しない場合、叩いたり、分解しようとして衝撃を与えると、中の部品が傷ついてしまい、認識できたデータまで消える恐れがあります。

HDDは構造上、少しの衝撃で故障やデータ障害を引き起こす可能性があります。物理的に破損したHDDを個人で直すことは困難なため、データの必要性に合わせてメーカーかデータ復旧業者に相談しましょう。

データ復元ソフトを使うと症状悪化するリスクもある

市販のデータ復旧ソフトの使用にも注意が必要です。

失敗すると情報の上書きなどが発生し、本来復元できたはずのデータも復元できなくなってしまいますまた通電を伴う作業になるため、物理障害がある場合には症状が悪化してしまいます。そのため、症状が詳しく判明していないうちに復元ソフトを使用することはおすすめしません。

データ復旧作業は一発勝負“と言われているほど技術力が必要とされる繊細な作業です。ユーザー自身による復元作業で一度失敗している場合、データ復旧専門の業者でもデータを取り戻すのが困難になります。

仮に「物理障害」の起きた外付けHDDで、復元ソフトを使用すると、機器に負荷を加え、状態を悪化させることになります。そもそも復旧ソフトでは、物理障害が発生した機器からデータ復旧することは出来ません。

また「物理障害」でなく「論理障害」の場合でも、誤った使用を行うと、データが上書きされ、データを取り出せなくなるリスクもあるため、安全・正確にデータを取り出したい場合は、まず専門のデータ復旧業者へ相談しましょう。

フォーマットしない

もし「フォーマットする必要があります」等のメッセージが表示されても、すぐにフォーマットしないよう気を付けましょう。

フォーマットするとHDDのデータが全て消えてしまう可能性があります。また、HDDに何らかの障害があって認識しないケースでは、フォーマット処理を行うことで障害が進行し、データ取り出しの難易度が上がってしまうかもしれません。

  • 新品HDDのため保存済のデータがない
  • 重要なデータはバックアップ済のため消えても問題ない

といった場合以外で、消えては困るデータがあるときは安易にフォーマットしないでください。

フォーマットしないと機器が使用できないなど、フォーマットする必要がある場合はHDDのデータを移行してから行うようにしてください。

「フォーマットする必要があります」と表示されたときの対処法は以下の記事で詳しく解説しています。

OSを再インストール(リカバリ)しない

OSの再インストールをすることで、様々な不具合を解消することができますが、その分リスクが多いです。

OSの再インストールをすることによって起動ドライブ内のデータがすべて削除されてしまいます。また、ユーザーが望めばディスク内のすべてのデータを削除することもできます。

この方法を試す際にはしっかりとバックアップを取ってから試すようにしましょう。

もしもWindows10で認識しない外付けHDDのデータが必要であったり、誤ってデータをフォーマットしてしまった場合はデータ復旧業者までご相談ください。データ障害を症状から見分けることは困難かつ、物理障害が発生した外付けHDDは復旧ツ―ルなどで根本的に異常を修復することはできません。

技術力の高いデータ復旧業者であれば、物理障害のHDDからデータを復旧できる特殊技術を持ったエンジニアが在籍しています。加えてクリーンルームと呼ばれる手術室相当の清潔な設備で作業を行うため、物理障害の悪化を食い止めることが可能です。

電源が入らない・起動しない場合は外付けHDDのデータ取出しが必要

電源周りを一通り確認してもそもそも外付けHDDの電源が入らない・起動しないという場合は、外付けHDD本体が故障している可能性が高いです。HDDが故障したら修理して使い続けることはできないため、まずはデータを取り出す作業が必要になります。

しかし、起動すらしないHDDの場合は、自分でデータ復旧する方法は基本的にありません。データが必要な場合は、データ復旧業者に相談しましょう。

優れたデータ復旧業者であれば、起動しない外付けHDDからでも専用の設備・技術を用いてデータを救出できる可能性が高いです。データ復旧業者の中でも技術力や設備のレベル、対応できる症状の幅は異なるため、技術力が高くて信頼できる業者を見極めて相談するとよいでしょう。

▶【復旧率95.2%】技術力の高いおすすめのデータ復旧業者はこちら

内蔵HDD・HDDレコーダーが認識しないときの対処法

PCの内蔵HDDや録画データを保存したHDDレコーダーが認識しないときの原因と対処法は、以下の記事でそれぞれ詳しく解説しています。なおPCの内蔵HDDの場合は、外付けHDDを認識しない場合の対処法と同じ方法で復旧できることがあります。

内蔵HDDを認識しないときの原因と対処法を知りたい方はコチラ↓


HDDレコーダーが認識しないときの原因と対処法を知りたい方はコチラ↓

Macで外付けHDDを認識しない場合の対処法

Windowsだけでなく、Macでも外付けHDDを認識しないケースがあります。Macで外付けHDDを認識しない場合の対処法は以下のようなものがあります。

  • ケーブルを抜いて再接続する
  • HDD・Macを再起動する
  • 他の接続方法を試す
  • 他のパソコンに接続する
  • USBポートを変更する
  • ケーブルを交換する
  • Macのソフトウェアをアップデートする
  • セーフモードで起動する
  • Finder環境設定を確認する
  • ディスクユーティリティで外付けHDDを再マウントする
  • First Aidで外付けHDDを簡易修復する
  • fsckコマンドで修復を試みる
  • NTFS ToolやNTFS for Macを利用する
  • データ復旧ソフトを使う
  • フォーマットする(データ消失に注意)
  • データ復旧業者に相談する など

Macで外付けHDDを認識しない場合については以下の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてください。

外付けHDDを認識しないときによくある質問

外付けHDDを認識しないときによくある質問は以下がありました。

  • 外付けHDDを認識しないのはなぜ?
  • 外付けHDDの修復コマンドは?
  • 認識しないHDDをフォーマットする方法は?

外付けHDDを認識しないのはなぜ?

HDDが認識しなくなるとき、接続不良以外の原因は「物理障害」と「論理障害」のどちらかが発生しています。経年劣化や強い衝撃などの物理的な故障を物理障害と呼び、ファイルシステムの破損、OSの問題などは論理障害と呼ばれています。

外付けHDDを認識させる方法は、原因によって異なります。

外付けHDDの修復コマンドは?

以下は外付けHDDの修復コマンドの手順です。

  1. 検索欄に 「 システムの復元 」 と入力し、「復元ポイントの作成 ( コントロールパネル ) 」をクリックする
  2. 「システムのプロパティ システムの保護」から「システムの復元」をクリックする
  3. 「 システムの復元 」から「次へ」をクリックする
  4. 保存された復元ポイントが一覧表示される
  5. 「復元したいポイント」を選択し、「次へ」をクリックする
  6. 復元ポイントの詳細を確認し、「完了 」をクリックします。
  7. 復元処理開始の注意の内容を確認し、「はい」をクリックする
  8. 「 システムの復元 」 処理が開始され、自動的に画面が遷移する
  9. 復元完了後に PC が再起動する
  10. 改めてログインし、「システムの復元 」 が正常に完了したことを確認する

認識しないHDDをフォーマットする方法は?

以下が認識しないHDDをフォーマットする方法です。

  1. 「スタート」ボタンをクリックする
  2. 「コンピューターの」から「管理」をクリックする
  3. 「コンピューターの管理」画面の記憶域から「ディスクの管理」をクリックする
  4. フォーマットしたいHDDに割り当てられたディスクを右クリックする
  5. 「ボリュームの削除」をクリックする

ただしフォーマットを行うと最初に保存していたデータに通常の操作方法ではアクセスできなくなります。誤ってHDDをフォーマットしてしまった場合はデータ復旧業者に相談してみましょう。

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まとめ

外付けHDDを認識しない原因と対処方法について紹介しました。

HDDを認識しない場合は、まずは落ち着いて一つずつ確認することが大切です。PCや外付けHDD本体の故障だけでなく、付属品のケーブルなど周辺機器もあわせて検証することや、電源の入れ忘れやケーブルの抜けなど基本的なことも改めて確認しましょう。

外付けHDDは精密な機器かつ消耗品であるため、いつ故障してしまうか分かりません。外付けHDDに大切なデータを保存する際は、こまめにデータのバックアップを取ることが大切です。

また、対処中の通電によりHDDには相当な負荷がかかり、内部のデータを損傷してしまうリスクがあります。外付けHDD内に重要なデータが保存されているときは、まずは、データ復旧専門業者に無料診断・相談することを検討してみてください。

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