突然内蔵HDDが認識しなくなった!原因と対処法を解説|サイバーセキュリティ.com

突然内蔵HDDが認識しなくなった!原因と対処法を解説

本コンテンツには広告を含み、本コンテンツを経由して商品・サービスの申込みがあった場合、提携している各掲載企業から送客手数料を受け取ることがあります。



「突然内蔵HDDが認識しなくなったが、どうしたら良いかわからない」「保存したデータがなくなってしまったらどうしよう」

パソコンの内蔵HDDはある日急に故障することがあり、突然認識しなくなるケースがあります。

今回の記事では突然内蔵HDDが認識しなくなったときの原因・症状・注意点・対処法について解説します。

この記事を読んで、一秒でも早くデータが戻ってくるように対応しましょう。

▶認識しないHDDのデータ取り出しに対応しているおすすめ業者はこちら

まずは内蔵HDDがPCでどう認識されているか確認する

デバイスマネージャーを使用して、現在使用している内蔵HDDが認識されているかどうかを簡単に確認することができます。

  1. 画面左下に存在する「スタート」を右クリック
  2. 表示された画面の中から「デバイスマネージャー」をクリック
  3. 「ディスクドライブ」もしくは「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」をクリック

以上の方法で内蔵HDDが認識されているか調べることができます。

内蔵HDDが突然認識しなくなった時の2つの原因

突然内蔵HDDが認識しなくなったときの原因は2つあると考えられます。

  • 論理障害
  • 物理障害

論理障害と物理障害どちらの障害が発生しているかによって、症状や必要な対処などが異なります。

論理障害

内蔵HDDの中のデータ自体に破損が生じた場合や、誤操作による削除・初期化などのことを論理障害と言います。

論理障害になったとき、以下のような症状が現れると考えられます。

  • pcが起動しない
  • アイコンが画面に表示されない
  • 「フォーマットを要求する」というメッセージが表示される
  • データにアクセスすることができない

物理障害

経年劣化や衝撃などで内蔵HDDの部品が損傷することを物理障害と言います。

物理障害になったとき、以下の症状が現れると考えられます。

  • 一部のデータを読み取る事ができない
  • 内蔵HDDから異常な音が聞こえる
  • 内蔵HDDが動いていない
  • 内蔵HDDから異臭がする

内蔵HDDが突然認識しなくなったときの注意点

内蔵HDDが突然認識しなくなり、自分で修復する際は以下の点に注意しましょう。

  • 何度もWindows10を再起動しない
  • HDDをフォーマットしない
  • 安易に復旧ソフトを利用しない

何度もWindows10を再起動しない

突然内蔵HDDが認識しなくなったことに焦り、何度もWindows10を再起動することはやめましょう。

何度も再起動するという行為は、内蔵HDDに最も負担をかける行為であり、部品やデータの破損がより進行してしまうおそれがあります。まだ復旧できたはずのデータまで消失してしまう可能性もあるので、何度もWindows10を再起動することはやめましょう。

HDDをフォーマットしない

内蔵HDDをフォーマットするとHDDに保存したデータが消えてまうため、フォーマットするのはやめましょう。

フォーマットするということは、内蔵HDDのデータを全て「上書きしてOK」という状態にすることです。一度フォーマットしてしまうと、復旧ソフトか専門業者でしか復元できなくなるため、フォーマットするときは慎重に作業するようにしましょう。

安易に復旧ソフトを利用しない

突然内蔵HDDが認識しなくなったとき、自身で状態や原因を判断するのは難しいとされています。もし、自身で誤った判断をし、安易に復旧ソフトを使用したら、内蔵HDDへの障害が重くなる危険性が生まれます。

データ復旧ソフトで復元できるのは軽度の論理障害のみ(データの誤削除や誤フォーマット等)であり、重度の障害や物理障害の場合はそもそもデータ復旧ソフトの使用は適していません。

状態や原因が分かっていない場合は、安易に復旧ソフトを使用するのはやめ、重要なデータの場合はデータ復旧業者への相談を検討しましょう。

突然内蔵HDDが認識しなくなったときの対処法

突然内蔵HDDが認識しなくなったときの有効な対処法は

  • 接続周りを確認する
  • PCを再起動
  • エラーチェックを行う
  • BIOSの設定を変更する
  • 内蔵HDDをフォーマットする
  • PCを初期化する
  • データ復旧業者に相談する

の9個です。では、上記の対策法について紹介していきます。

接続周りを確認する

劣化しているACアダプタやUSBハブを使用していると、十分な量の電気が供給されず内蔵HDDが起動しないことがあります。

その場合、異なるACアダプタやUSBハブを使用してみましょう。

デスクトップPCを使用している方は、内蔵HDDとつないでいるケーブルが奥まで接続されているか確認してみましょう。

ノートPCを使用している方は、内蔵HDDとパソコンが正しく接続されているか確認してみましょう。

PCを再起動する

PCを再起動すると、内蔵HDDが認識するようになるかもしれないのでPCを再起動してみましょう。

しかし、内蔵HDDに損傷があった場合、何度も再起動すると障害が悪化する可能性があるので細心の注意を払いましょう。

  1. 今使用しているファイルやプログラムを閉じ、終了させる。
  2. パソコンの左下に存在する「スタート」をクリック
  3. 「スタート」のすぐ上に表示される「電源」をクリック
  4. 表示される3つの選択肢の中から「再起動」をクリック

エラーチェックを行う

内蔵HDDのエラーチェックを行うと、原因が判明し内蔵HDDが認識するようになる可能性があります。

  1. 「ファイル」をクリック
  2. 「PC」をクリック
  3. 認識することができていないHDDをクリック
  4. 表示された画面の中から「プロパティ」をクリック
  5. 「ツール」→「チェック」という順番にクリック

BIOSの設定を変更する

BIOSとは別名システムセットアップとも言われています。また、ほとんどの人は、パソコンのBIOSが初めに使用する際から適切に使用できるようになっているため、BIOSの設定画面を見たことがないかもしれません。しかし、何らかの原因で起動の優先順位が変わっていることがあります。ですので、BIOSの設定が変更されているか確認してみましょう。

  1. PCの上部に位置していることが多い「F2」を長押し
  2. 「Boot Setting」タブ→「Boot Device Priority」(BIOSの優先起動順位)という順番でクリック
  3. 「1st Boot Device」をクリック
  4. 「Options」に表示されたデバイスの中からOSが格納されたドライブを矢印キーでクリック

内蔵HDDをフォーマットする

内蔵HDDをフォーマットすることは初期化することでもあるので、重要なデータが保存されている場合はフォーマットするのを避けましょう。

  1. 「PC」を右クリック
  2. 「管理」を選択
  3. 左に表示される「ディスク管理」をクリック
  4. フォーマットしたい内蔵HDDを右クリック
  5. 画面の中から「フォーマット」をクリック
  6. 通常の場合ファイルシステムは「NTFS」をクリック
  7. 「クイックフォーマットする」をクリック
  8. 「OK]をクリック

PCを初期化する

PCの初期化は内蔵HDDに負荷かかかる作業であり、事前にバックアップを取っておかないとデータが戻らなくなるので注意しましょう。

そして、現在使用しているWindows 10を初期状態にする方法を紹介します。

  1. 画面の左に存在する「スタート」を右クリック
  2. 表示された画面の中から「設定」をクリック
  3. 「更新とセキュリティ」をクリック
  4. 「回復」をクリック
  5. 「このPCを初期状態に戻す」という画面に表示されている「開始する」をクリック
  6. 「個人用ファイルを保持する」もしくは「すべてを削除する」をクリック
  7. 完了するまで待機

データ復旧業者に相談する

上記の対処法を使用しても内蔵HDDが認識しない場合や自分で修復することに不安を感じる場合は、データ復旧業者に相談するのがもっとも確実な方法です。

データ復旧業者では、物理障害が発生したHDDからもデータ復旧できるように専用設備を整えているところがあります。また、HDDの状態を正確に診断して、できるだけ安全にデータ復旧できる方法を選択して作業するので、自己対処にくらべて復旧率が高いです。

HDDは消耗品なので、経年劣化などである日突然認識しなくなることも珍しくありません。データ復旧業者でもよく対応する症状だと思われるので、素人が無闇に対処するよりよほど確実なデータ復旧が可能でしょう。ただし、データ復旧業者の中には、市販の復元ツールにかけるだけなどの簡易的な作業しか対応できないようなところも存在します。依頼する際は、必ず過去の実績が豊富で技術力が高い業者に相談するようにしましょう。

費用面が不安という方は、診断から見積もりまで無料で対応している業者に相談してみるとよいと思います。業者選びの詳しいポイントはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。

おすすめのデータ復旧専門業者

データ復旧専門業者に依頼するのであれば、確実にデータが復旧できないと意味がありません。そこで、復旧率・実績・ラボなど上記の指標をオープンにしている、復旧率の高いHDD復旧業者を紹介します。

デジタルデータリカバリー


公式HPデジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績があります。

この業者は、相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際は、自力で復旧作業に取り掛かる前に、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

復旧費用 相談から見積もりまで無料
500GB未満:5,000円〜
500GB以上:10,000円〜
1TB以上:20,000円〜
2TB以上:30,000円〜
対応製品 RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合)
約80%が48時間以内に復旧完了
特長 14年連続データ復旧国内売上No.1
復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力
官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績
相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

今後の予防策

突然内蔵HDDが認識しなくなるといようなトラブルが今後起こる可能性があります。その際に困らないように、随時バックアップを取るようにしましょう。バックアップを取っておくだけでデータを失うリスクが格段に減るのでおすすめです。

まとめ

突然内蔵HDDが認識しなくなったときの原因や注意点そして、対処法について解説していきました。

内装HDDはとても精密な機械であり、今の状態や原因を突き止めることが重要になります。また、何度もWindows10を再起動したり
HDDをフォーマットしたり、安易に復旧ソフトを利用すると、より症状が悪化することがあるのでやめましょう。

上記の対処法を使用しても復旧されないときや大切なデータを確実に生き返らせたいときは気軽にデータ復旧会社に相談するようにしましょう。

SNSでもご購読できます。