東京都東村山市は2024年4月5日、市立学校が管理していた児童や保護者、教職員624名の氏名や金融機関情報が記録されたUSBメモリを紛失したと明らかにしました。
市によると、USBメモリは同校が給食費会計事務のために使用していた媒体です。普段は所定の場所に保管されていましたが2024年3月22日、担当職員が紛失に気付き、学校に報告したことにより判明。その後、学内捜索や防犯カメラの確認などを実施したものの、公表時点で発見には至っていません。
東村山市によると、紛失の原因は学校の管理体制の不備によるものです。同校ではUSBメモリを使用後、管理職が返却確認を行うことで情報管理していましたが、紛失したUSBメモリは対象外との取扱いになっていました。
東村山市は現在、警察に遺失を届出、児童の保護者に事情を説明しています。今後は対象業務において外部デバイスの使用を禁じるなど、情報セキュリティ体制を見直し、再発防止に努めるとしています。
参照個人情報が記録されたUSBメモリの紛失に関するお知らせとお詫びについて/東村山市