画像:TRANSIC株式会社より引用
ファーストトレード株式会社および子会社のTRANSIC株式会社は2021年7月13日、同社が運営するオンラインショップ「TRANSIC」に対する外部からのサイバー攻撃が発生し、過去「TRANSIC」にクレジットカード情報を入力したユーザー1,074名について情報流出の懸念が生じたと明らかにしました。
発表によるとファーストトレード株式会社は2021年1月7日、「TRANSIC」に入力されたカード情報が流出している可能性について、一部のカード会社より指摘を受けました。
同社は対応のため、「TRANSIC」からカード決済機能の停止を決定。さらに事実関係を明らかにするため第三者調査機関に調査を依頼したところ、何者かが「TRANSIC」のシステムの脆弱性を利用してサイトの決済機能を改ざんし、ユーザーが入力したカード情報を盗み取っていた可能性が明らかになったとしています。
対応準備整え公表遅れる
ファーストトレード株式会社は懸念発生から公表までに約半年(2021年1月7日~2021年7月13日)が経過した点について、対応準備を整えていたと説明しています。
本来は速やかな情報を公開すべきであるものの、不確定な情報を公開し混乱を生じさせるよりも、調査報告の把握およびカード会社との連携など、対応準備を整えてからの公表が適当と判断したとのこと。
なお、同社は記事発表時点で「TRANSIC」におけるシステムのセキュリティ対策および監視体制の強化を実施済と説明。今後は再発防止に取り組むとしています。
対象となるユーザー | 対象期間 | 対象件数 | 対象の情報内訳 |
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期間中に被害サイトでカード情報を入力したユーザー | 2019年12月18日~2021年1月6日 | 1,074名 | カード名義人名・カード番号・カード有効期限・セキュリティコード |
参照当店への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ