委託先がランサム感染で情報漏えいの可能性│日新火災海上保険|サイバーセキュリティ.com

委託先がランサム感染で情報漏えいの可能性│日新火災海上保険



画像:日新火災海上保険株式会社より引用

日新火災海上保険株式会社は2024年12月17日、同社が過去損害査定業務等の一部業務を委託していた東京損保鑑定株式会社(以下:委託先企業)がランサムウェアに感染し、同社が業務上の理由から委託先企業に提供していた個人や法人情報合計699件(契約者や被保険者、保険事故の相手先等)について漏えい懸念を発表しました。

日新火災海上保険社や委託先企業が公開した情報によると、委託先企業は2024年8月29日に自社サーバー内のファイルの暗号化やランサムウェア感染を把握し、2024年10月7日に事実を公表しました。さらに2024年10月下旬には、委託先企業が日新火災海上保険社に情報漏えいの可能性を報告。その後、委託先企業による調査結果が2024年12月10日に判明しました。なお、公表時点で不正アクセスに至った直接的な原因はわかっていません。

日新火災海上保険社によると、漏えいが懸念されるのは契約者や被保険者、保険事故の相手先などの損害査定業務の委託時に提供する個人情報406件と法人情報293件、合計699件です。日新火災海上保険社は2007年~2019年に委託先企業に損害査定業務を委託していましたが、2019年以降は委託した実績がないとのこと。日新火災海上保険社は連絡先の特定を進めており、判明次第、速やかに連絡する方針です。

参照当社業務委託先におけるランサムウェア被害に伴う情報漏えい等の可能性について


SNSでもご購読できます。