SONY製HDDレコーダーの電源が入らない・データを削除してしまった・録画データを再生できない…
このような状況の時は、起きている症状から原因を特定し、的確な対処をしなくては、データが消失する恐れがあります。
今回は、SONY製HDDレコーダーのよくある故障事例や故障原因、データ復元方法を解説します。
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目次
SONY製HDDレコーダーの主な機種
SONY製HDDレコーダーには、主に以下の3つの機種があります。
- ZT/ZWシリーズ:エントリーモデル。4K未対応。
- FBWシリーズ:ハイクラスモデル。4K放送に対応。
- FBTシリーズ:ハイエンドモデル。3番組の同時録画に対応。HDDは3TBと大容量。
SONY製HDDレコーダーのよくある故障事例
SONY製HDDレコーダーのよくある故障事例には、以下のようなものがあります。
電源が入らない
レコーダーの電源部分が劣化している、緩んでいるなどの場合には、電源が入らないことがあります。
この場合には、レコーダー本体にトラブルが発生しているわけではないため、断線していないか、電源がしっかり奥まで差し込まれているかを、落ち着いて確認しましょう。
データを誤削除・フォーマットした
レコーダーに保存していたデータを誤って削除してしまった、フォーマットしてしまったということはよくあります。
この場合には、そのまま使用し続けたり、時間が経ってしまうと、データが上書きされて取り出したいデータを復元できなくなってしまう恐れがあります。
誤削除・フォーマットしてしまったデータを復元したい場合には、余計な操作を加えずに、早急に対処する必要があります。
録画データを読み込めない・再生できない
レコーダーが故障していると、保存している録画データを読み込めない・再生できないといった状態になることがあります。
この場合、データを管理するファイルシステムの異常が発生しているか、HDDに物理的な障害が発生していると考えられます。
いずれの原因でも、残念ながら個人での対処は難しいです。データを復元したい場合には、余計な操作を加えずにデータ復旧の専門業者に相談するようにしましょう。
エラーメッセージが表示される
レコーダーが故障すると、エラーメッセージが表示されることがあります。
この場合、表示されているエラーメッセージの意味を説明書などで確認できます。
エラーメッセージは、以下のようなものが表示されます。
- SYSTEM ERROR
- E6100
- E6101
異音がする
レコーダーから「カチカチ」「カタカタ」といったようないつもとは異なる音が鳴ることがあります。
この場合、経年劣化や衝撃によってHDDに物理的な障害が発生している可能性が高いと考えられます。
異音がする状態で通電し続けたり電源のON/OFFを繰り返すと、さらに状態を悪化させる恐れがあるため、通電しないようにしてください。
SONY製HDDレコーダーの故障原因
SONY製HDDレコーダーの故障原因には、大きく分けて物理障害と論理障害があります。
物理障害
物理障害とは、レコーダーのHDD自体が物理的に破損している状態のことです。
物理障害の原因には、劣化や衝撃などがあります。
HDDの寿命は3-4年と言われているため、長く使用している場合には寿命が訪れている可能性も考えれらます。
物理障害が発生している場合、HDDを分解して作業する必要があるため、個人での対処が難しいです。HDDは精密機器であるため、分解しての作業には専用の設備や知識が無くては行えません。重要なデータを取り出したい場合には、データ復旧の専門業者に相談しましょう。
論理障害
論理障害とは、レコーダー自体には問題がないものの、データを管理するファイルシステムが破損し、データに正常にアクセスできない状態の事です。
レコーダーの論理障害は、外付けHDDやPCの内臓HDDなどとは異なり、復旧の難易度が高いとされています。レコーダーに録画されたデータは、著作権の関係で暗号化されており、従来の復旧作業が通用しないためです。
レコーダーに論理障害が発生している時は、レコーダーに対応しているデータ復旧業者に相談しましょう。
SONY製HDDレコーダーが故障した時の注意点
SONY製HDDレコーダーが故障した時の注意点は以下の2つです。
通電や電源のON/OFFを繰り返さない
故障したレコーダーを通電し続けたり、電源のON/OFFを繰り返す行為は、状態をさらに悪化させます。
通電することで、レコーダーが動作してデータやシステム情報が上書きされたり、物理障害が発生していた場合にはHDD内部のデータ記録面に傷が入り、データを取り戻すことが困難になってしまいます。
必要以上に操作を加えない
レコーダーに不具合が発生している場合、必要以上に操作を加えないようにしましょう。
不具合の原因を個人で特定することは難しく、余計な対処を行ってしまう可能性は非常に高いです。
自力で対処しようとして失敗すると、その後でデータ復旧の専門業者に依頼してもデータを取り戻せなくなってしまうことがあります。
データを誤削除したというような軽度の論理障害の場合、データ復元ソフトを使用することで、自力でもデータを取り戻せる可能性はあります。
ですが、データ復元ソフトの使用には知識が必要となる上、万能ではないため、復元に失敗してしまうとデータ復元の難易度が上がります。
自力での対処に自身が無い場合には、何も手を加えずに、データ復旧の専門業者に依頼することが一番安全です。
SONY製HDDレコーダーのデータ復元方法
SONY製HDDレコーダーのデータ復元方法を紹介します。
データ復元ソフトを使用する
データを誤削除してしまったなどの軽度の論理障害の場合、データ復元ソフトを使用することでデータ復元できる可能性があります。
データ復元ソフトを使用することで、比較的安価で手軽に対処できるというメリットがあります。
ですが、それ以外の場合には、データ復元ソフトを使用することで状態をさらに悪化させてしまうというデメリットがあります。
また、データ復元ソフトは万能ではないため、復元に失敗してしまうとデータを取り戻せなくなってしまいます。
安全にデータを復元したい場合には、データ復旧の専門業者に相談することが一番です。
レコーダーに対応しているデータ復旧専門業者に依頼する
個人で対処できる範囲を超えている、データを安全に復元したい場合には、データ復旧の専門業者に依頼しましょう。
無料で相談・診断・見積が可能な業者もあるため、原因の特定が難しい場合にも、一度相談してみると良いでしょう。
業者に依頼する際には、レコーダーに対応している業者を選ぶようにしましょう。
レコーダーからのデータ復元は難易度が高く、対応している業者は希少です。そのため、業者のサービスサイトなどを確認して、対応可否に加えてデータ復旧実績の多い業者に依頼すると良いでしょう。
おすすめのデータ復旧業者
不具合が生じているレコーダーのデータを確実に復元するには、復旧率が高く技術力のある業者に依頼する必要があります。
しかし、国内にデータ復旧の専門業者は100社以上存在するため、業者の選定をするのは難しいと思います。そこで今回は削除してしまったデータの復旧に対応しているおすすめのデータ復旧専門業者を紹介します。
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デジタルデータリカバリー
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デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
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対応製品 | RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
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まとめ
今回は、SONY製HDDレコーダーのよくある故障事例や故障原因、データ復元方法を解説しました。
レコーダーに不具合が発生している時は、落ち着いて原因を特定し、対処することが重要です。
ですが、レコーダーの不具合の原因特定は難しいことが多いです。重要なデータを安全に復元したい場合には、データ復旧専門業者に相談することをおすすめします。
レコーダーのデータ復元は、復旧業者でさえも難易度が高く、対応できる業者は希少とされているため、対応可能な業者に依頼しましょう。