USBメモリが折れた・曲がった?自力でデータ復旧・修理する方法を解説|サイバーセキュリティ.com

USBメモリが折れた・曲がった?自力でデータ復旧・修理する方法を解説

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USBメモリが折れたり曲がったりすることは、日常のデータ管理において避けられないリスクの一つです。しかし、このような物理的な損傷が発生した場合、適切な対応を取ることで、データの損失を最小限に抑えられる可能性があります。この記事では、USBメモリが物理的に破損した場合の自力でできる対処法や、最適な対応方法について詳しく解説します。

折れた・曲がったUSBメモリは修理できない? 自力での修理・復旧の危険性について

まず大前提として、壊れたUSBメモリを修理して再利用することはできません。USBメモリの物理的な損傷は、構造上、一度破損するとそのまま修理して使い続けることができなくなります。そのため、選択肢としては、新しいUSBメモリに買い替えるか、中のデータを取り出すことの二択となります。

自力で修理を試みることは非常にリスクが高い

USBメモリが折れたり曲がったりした場合、自力で修理を試みることは非常にリスクが高い行為です。内部の基板やチップが壊れている可能性が高く、素人が手を加えることで、さらに損傷が広がる危険があります。また、このような状態のUSBメモリをPCに接続することもリスクが伴います。破損したUSBメモリを接続すると、PCに悪影響を与えたり、データの復旧をさらに難しくする可能性があるため、注意が必要です。

最も安全な選択肢はデータの取り出しを専門業者に依頼すること

このような状況では、最も安全な選択肢はデータの取り出しを専門業者に依頼することです。専門の技術と設備を持つ業者であれば、破損したUSBメモリからデータを復旧できる可能性が高くなります。物理的に損傷した場合、自力での復旧は難しいため、速やかにプロフェッショナルに相談することをおすすめします。

折れた・曲がったUSBメモリの注意点

物理的に損傷したUSBメモリは、取り扱いを誤るとデータの損失がさらに進行する危険があります。特に注意すべきポイントは以下の通りです。

  • 折れた・曲がった部分を無理に戻そうとしない
  • 通電や電源の切り替えを控える
  • USBメモリを分解しない
  • 市販のデータ復元ソフトを使用しない

折れた・曲がった部分を無理に戻そうとしない

USBメモリが折れたり曲がった場合、無理に元の形状に戻そうとすると、内部の配線や基板が損傷し、データ復旧が困難になるリスクがあります。特に、力のかけ方を誤ると、USBメモリ内の接続部が完全に切れ、データ復旧がほぼ不可能になることが多いです。軽度な損傷に見えても、修理には専門的な技術が必要です。

通電や電源の切り替えを控える

破損したUSBメモリをPCに接続して通電させることは、状況を悪化させる大きな原因になります。ショートや過電流が発生すると、USBメモリ自体のさらなる損傷に加え、接続したPCにも重大なダメージを与える可能性があります。特に、USBポートやマザーボードが破損することもあるため、破損したメモリを接続する前に専門家に相談することが重要です。

USBメモリを分解しない

USBメモリの内部には、非常に繊細なチップや基板が含まれており、自己流で分解するとこれらが損傷するリスクが高いです。特に、破損部分の微細な接続は簡単に断線しやすく、一度損傷すると専門業者でも修復が困難になります。分解が不完全である場合、データ復旧が不可能になることもあるため、分解を試みるのは避けましょう。

市販のデータ復元ソフトを使用しない

折れたり曲がったUSBメモリに対して、市販のデータ復元ソフトやPCの修復機能では物理的な問題には対応できません。これらのソフトは論理的な障害には有効ですが、物理的な破損に関しては全く効果がないばかりか、誤った処理を加えることで状況を悪化させることがあります。物理障害に関しては、専門のデータ復旧業者に依頼することが最も安全で確実な方法です。

物理的に破損したUSBメモリは、非常にデリケートな状態にあるため、無理な修理や復旧を試みず、専門の技術と設備を持つデータ復旧業者に依頼することが重要です。

USBメモリが故障した際に自分で出来る限定的な対処方法

USBメモリが折れた・壊れた際のデータ復旧方法は以下の通りです。

USBメモリが故障した際に自力でデータ復旧・修理する方法
  1. PCの再起動
  2. USBコネクタの清掃
  3. 別のUSBポートでの試行
  4. デバイスマネージャー上で認識されるか確認する
  5. データ復元ソフトを使用して自力で復旧する

①PCの再起動

単なる接続不良であれば、PCを再起動することでUSBメモリが再認識されることがあります。この場合、データの損失が最小限に抑えられる可能性があります。

②USBコネクタの清掃

コネクタ部分にホコリや汚れが溜まっていると、接続不良が発生することがあります。エアダスターや柔らかい布を使ってコネクタを清掃することで、問題が解消される場合があります。

③別のUSBポートでの試行

別のPCやUSBポートで試してみると、接触不良が原因で認識されなかったUSBメモリが再び認識されることがあります。ただし、これらの対処法でも解決しない場合は、無理に操作せず、専門業者に相談することが推奨されます。

④デバイスマネージャー上で認識されるか確認する

PC上のデバイスマネージャーに不具合が発生している場合には、USBメモリが正常に認識できていないことがあります。

デバイスマネージャー上で正常に認識されているかを確認しましょう。

デバイスマネージャーで認識されているか確認する方法
  1. デバイスマネージャーを起動する
  2. ディスクドライブにUSBメモリが表示されているか確認する
  3. 認識されない場合には、再度接続するか、別のPCで認識されるかを確認する

注意点として、デバイスマネージャー上で認識されなかったからといって、再接続や他のPCへの接続を繰り返すと、USBメモリが故障していた時に症状を悪化させる危険があります。

確認する時は一度きりにし、認識されない場合には他の対処法を試すか、データ復旧業者に相談するようにしましょう。

⑤データ復元ソフトを使用して自力で復旧する

データ復元ソフトを使ってUSBメモリから自力でデータの復元をする方法があります。データ復元ソフトには、無料のものから有料のものまでさまざまで、ソフトによって対応できる症状も違います。

軽度な論理障害であれば、データ復元ソフトを利用することで復元できる可能性があります。

データ復元ソフトを利用する場合は、基本的に以下の手順で復元することができます。

データ復元ソフトを利用する手順
  1. データ復元ソフトをインストールする
  2. USBメモリをソフトでスキャンする
  3. 復元したいファイルを選択する
  4. 別の場所に保存する

しかし、重度の論理障害や、物理障害の場合、復旧できません。USBメモリが折れた・壊れた場合には、PCに通電しながら復旧作業することはとても危険な行為です。

USBメモリや保存しているデータの症状が悪化することによって、データ復旧業者であってもデータが取り出せなくなってしまう可能性があります。

「一部でもデータを取り出せればいい方」や、「データが重要ではないが復元を試してみたい方」は復元ソフトを試してみましょう。

確実にデータ復旧を行う場合は専門業者に依頼する

USBメモリが物理的に破損した場合、最も安全で確実な方法は専門業者に依頼することです。内部のチップや基板が損傷している場合、素人が手を出すとデータがさらに損傷するリスクがあるため、速やかにプロに相談することが重要です。

専門業者は専用機材でUSBメモリを分解・修復し、データを抽出します。多くの業者は初回の無料相談も提供しているので、活用すると良いです。

データ復旧のコストはUSBメモリの損傷具合や復旧の難易度によって異なる

データ復旧のコストはUSBメモリの損傷具合や復旧の難易度によって異なり、物理的な破損の場合は論理障害よりも高額になることが一般的です。相場は数万円程度ですが、データの重要性と復旧費用を比較し、費用対効果を考えて依頼することが重要です。

ただし、すべての業者がUSBメモリの復旧に対応しているわけではなく、技術力や設備が不足している業者もあります。また、一部の業者は外部委託に頼っている場合や、物理障害には対応できないこともあるため、依頼前に業者の実績や対応範囲をしっかり確認することが大切です。

機器修理専門業者」と「データ復旧専門業者」では、目的が違うので注意しましょう。USBメモリが折れたり曲がったりした場合、そのまま機器を使い続けることはできません。

修理業者のデータ復旧より、データ復旧の専門業者に依頼したほうがより確実にデータを救出することができます。

業者によっては、依頼前であるのにも関わらず見積のための機器配送料や機器の分解料金、初期診断費用が発生することがあります。また、診断の結果、復旧が不可能だったり依頼をキャンセルしたとしても、その費用は初期診断代として返金されません。データ復旧専門業者を選定する場合は、必ず上記の初期費用の発生しない専門業者へ相談をしましょう。データ復旧業者の料金形態は以下の記事で紹介しています。

USBメモリの復旧実績が豊富なおすすめデータ復旧サービス

データ復旧業者は全国100社以上あると言われており、復旧率や対応範囲は業者によって大きく違います。確実にデータ復旧するには、実績が豊富で復旧率の高い業者に依頼するのが一番です。

そこで、全国の業者から復旧率・実績・復旧スピード・価格や特長を比較して厳選したおすすめサービスをご紹介します。編集部おすすめのデータ復旧業者は、こちらのデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー


公式HPデジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、14年連続データ復旧国内売り上げNo.1(※1)のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%(※2)と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。

この業者は、相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際は、自力で復旧作業に取り掛かる前に、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

対応製品 ■記憶媒体全般
ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合)
約80%が48時間以内に復旧完了
設備 復旧ラボの見学OK
クリーンルームクラス100あり
交換用HDD7,000台以上
特長 ✔データ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※1)
✔復旧率最高値95.2%(※2)の非常に高い技術力
✔官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績
✔相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)
✔365日年中無休で復旧対応
所在地 本社:東京都六本木
持込み拠点:横浜、名古屋、大阪、福岡

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

※1:第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)

まとめ

今回は破損したUSBメモリの修理・データ復旧方法について紹介しました。

USBメモリが壊れた・折れた・曲がった際には、個人での復旧が難しい場合がほとんどですので、早急にデータ復旧業者に依頼することが求められます。

「機器の動作」と「保存しているデータ」のどちらが重要かを判断し、少しでも保存しているデータが必要な場合は、無料で相談できる技術力の高い復旧業者に相談してみてください。

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